Wikiツールを使って、新規ページを作ると、ページ名をファイル名に使ったテキストファイルが作られます。ただしこのファイル名、日本語だとURLエンコードされます。たとえば、ページ名を “技術”(Wiki記法だと [[技術]] )とすると、PukiWiki(UTF-8版)の場合、pukiwikフォルダの wiki 内に
E68A80E8A193.txt
というファイルが作られます。EUC版なら、
B5BBBDD1.txt
です。これが、DukuWiki (オリジナルはここ) だと、dukuwikiフォルダの data\pages 内に
%E6%8A%80%E8%A1%93.txt
というファイルが作られます。
Wikiツールを使って編集しているうちは、そんなことを意識する必要はないのですが、まとめて編集するときは、使い慣れたエディタで編集したいもの。そこで、URLエンコードされたファイル名を日本語で表示するプログラムを作りました。( wikipageviewer.zip のダウンロードはこちらから)
使い方は簡単です。ドライブBOXでドライブを選び、ファイルリストBOX内のフォルダ名を、ダブルクリックし、目的のフォルダまで、入っていきます。上のフォルダに上がりたい時は、“..”をダブルクリックです。文字コードが合っていれば、お目当てのテキストファイル名が日本語で表示されます。それをダブルクリックまたはファイルを選択後Editボタンを押します。それで、テキストファイルに関連付けされたプログラムが起動します。お目当てのテキストファイルは、Wikiツールで予めページを作成しておいて下さい。
文字コードは、EUC-JPとUTF-8を用意してあります。必要に応じて選択して下さい。また、デコードしないで表示する NON DECODE もありますので、実ファイル名の確認等にお使い下さい。
フィルタはテキストファイルにしてありますが、変更可能です。ただし、変更した場合、変更後の拡張子に関連付けられたプログラムが起動しますのでご注意下さい。
プログラム作製に使ったツールは、Visual C++ 2005 Express Edition 日本語版です。レジストリ等は使用していませんので、適当なフォルダに実行ファイル(WikiPageViewer.exe)を解凍すれば使えます。なおプログラムの実行に際しては、以下のモジュールが必要です。必要に応じてインストールして下さい。
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86)
なお、掲載したソースおよび実行ファイルは、ご自由にお使い下さい。ただし、ご使用により、いかなる弊害や不具合が生じたとしても当方ではいかなる責任も持ちません。予め、ご了承下さい。
注記1:テキストファイルのプレビューは最初の1Kバイトしか表示していません。全部表示するのは簡単なのですが、遅くなるのを嫌ったためです。必要な方は、ソースファイルの470行付近のコメント外して、ご自分でコンパイルして下さい。
注記2:Wikiのテキストファイルは中身の文字コードも、EUC-JPやUTF-8です。お手持ちのエディタがそれぞれの文字コードに対応していないと文字化けします。また、改行コードも、LF(0x0A)のみの場合(PukiWikiやDokuWiki)があります。ご注意ください。
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