通常ブレイン・ストーミングは 7名前後で行うのが良いとされています。とはいってもメンバが必ずそろうとは限らないもの。また、メンバが必ずしもブレイン・ストーミングに賛同してもらえるものではないかもしれません。そんな時は一人でやってみましょう。自分の限界を知るという意味でも面白いですよ。
用意するものは簡単です。紙と鉛筆それだけです。もちろん紙と鉛筆の代わりにパソコンでもかまいません。
まずテーマを決めます。
××××を○○○○するには?
といった問題が適しています。
AとBのどちらが良いか?
といった問題には、向きません。これ判断もしくは決断問題ですよね。
次にアイデア出しですが、ここは一人なので7~8個以上(ここまでがんばりましょう)アイデアが出たところで、インターネットの検索を利用します。今まで出たアイデアからキーワードを選び、それで検索するのです。検索結果を読み、それをヒントにしてまたアイデアを出します。後はその繰り返しです。他のメンバの代わりにインターネット検索を利用するのです。想いの連なりとまではいきませんが、一人で行うときは結構有効です。
また、オズボーンのチェックリストを使うのも手です。オズボーンは人の名前でブレイン・ストーミングの提案者です。これもWebに色々と解説がありますから、そちらをご覧ください。
他には、例えば「カメラ」の開発を例にとると
その特徴を書き出す。
レンズ、シャッタ、フィルム等
写す、光る(フラッシュ)、音がする(シャッター音)等
その長所を書き出す。
風景を写す、人物を写す、証拠になる、等
高級感がある、重量感がある、操作しやすい、等
その欠点を書き出す。
暗いと写らない、分解能が足りない、歪む等
重い、操作が難しい、安っぽい等
をキーワードにしてアイデアを出すという方法もあります。
余談3
ブレイン・ストーミングは 7名前後で書きましたが、あまり明確な根拠が無いようです。ただ経験上は確かに 7名前後のほうが、アイデアは出やすいのです。また、KJ法に類似した整理法でも 7つ程度に分類することが薦められています。人が簡単に覚えることができる数字の最大桁数が 7前後とも言うのも聞いたことがあります。7という数字はマジック・ナンバーですね。