八十嶋龍三メモリアルに集う人々による「愛の香りのコンサート」
日時: 2018年5月20日(日)14時開演 (13:40開場)
場所:ヤマハホール
料金:無料
出演者
「クララの室内楽」ゲスト:西原稔(音楽学者)、小川哲生(Bar)、漆原啓子(Vi)
藝大友人有志(pf. vl. vla. vc. hp.)
スタジオフリーデル有志(pf. vl. vc. vo. fl. ob.)
東京、佐賀、佐野「ゴーシュの会」有志(vc.)
「大人も子供も、プロもアマチュアも、ベテランも初心者もみんな一緒に音楽を楽しめる様に」という
恩師、R.Weinsheimerの思いを大切にしていた龍三が旅立ち、この日で六年になります。
そのコンサートでは、今も元気に音楽を楽しみ、又絶えず音楽の道を追求し続ける生徒さんや仲間達、
そしてこの六年を通して新たに出会えた方々が様々な組み合わせで彼に演奏を届けてくださいます。
天国のRyu's Barで、大好きなマティーニを片手にお一人お一人の演奏を聴いている嬉しそうな姿が目に浮かびます。
「...夢見るように美しい五月
すべての蕾が芽吹いた時
僕の心の中にも
愛の花が咲いてきた.....」
(シューマン作曲"詩人の恋"より 美しき五月に ハイネ詩)
龍三がよく口ずさんでいた曲です。私はチェリストの妻として過ごした日々の幸せを改めてかみしめ、
美しい春、愛の香りに満ちたこの日のコンサートで皆様と共に時間を過ごさせて頂ける事を心から感謝致します。
八十嶋洋子
『Ryu's Bar』絵:三村晴子
「龍三、今から40年も前、僕の弟子になった君への思い出は尽きる事がありません。 僕は君の熱意、野心、率直性、信頼性、そして何よりも人間性にいつも感服していたものです。 君はいつも沢山の僕の孫弟子達の事を楽しそうに伝えてくれました。 そして僕は彼らみんなと知り合いになり一緒に合奏しました。 君のチェロへの愛情、レッスンへの喜び、優しい心遣いは孫弟子達の心を一生捉えていくことでしょう。 私の心はいつも孫弟子たちと洋子と龍三のそばに居るのです。」 Rudolf Weinsheimer
「温かく友好的な心、そしてチェロと音楽への愛情を持っていた龍三は我々の心の中で永遠に生き続ける事でしょう。
皆さん、この素晴らしいチェロという楽器への憧れと喜びの気持ちを持ち続けてください。
それこそが間違いなく龍三の一番の念願だったでしょうから。」
Ludwig Quandt(ベルリンフィル12人のチェリスト代表)
過去に開催した「Ryuzo Memorial Concert」の模様をお伝えいたします。