痔は二本足で立つようになった、人間特有の病気といわれます。
肛門のまわりには、静脈層(じょうみゃくそう)といわれる細い静脈がありそこの血流が悪くなり、「鬱血(うっけつ)」することで起こります。
心臓より下で、血管的には心臓から距離があり、更に細いので、うっ血しやすく、更に、運動不足、筋力不足による、血液の循環のアシストが無くなると悪化しやすくなります。
軽傷なものは、市販のお薬や通院で治りますが、繰り返したり重傷化すると、手術が必要です。
以前とは違い、技術も上がり、日帰り手術も可能ですが、日常の生活を送ったり、お仕事や学校などは短くて(4日から)1週間~10日くらいはお休み(自宅で安静)が必要な場合が多いと思われます。
特に腰回りや仙骨周辺、臀筋及び足の筋肉にアプローチして、血液循環を改善します。
特に鍼は深い筋肉にアプローチできるので、お勧めです。(おおよそ、腰痛症の座骨神経痛の鍼灸施術と同じ部位を刺鍼いたします)
施術は全身の循環改善を行うために、基本の施術と同様に、全身に打ちます。
仰向け→うつ伏せで、施術していきますが、姿勢によって痛みがひどい場合は、横向きで施術いたします。
肛門の患部を直接診ることはございません。
市販薬や通院での、お薬の塗布(及び服薬)と同時、また術後のケアの時期に鍼灸施術行うと、より早く治癒していきます。
痔核(いぼ痔)→鍼灸適応です。
裂肛(切れ痔)→切れた部分を循環改善により、早期に治癒します。鍼灸適応です。
痔瘻(じろう)→手術の適応となります。術後の血液の循環改善による早期回復にはおすすめです。
・施術のペース
急性期にとても痛い場合は、2、3日連続で行います。
そのあと週1くらい、2週に1回くらい。
そのあとは、治癒具合と「生活習慣」にもよりますが、元々は血液循環の悪い体質が原因で「痔」なっているので、未病治・お身体のケアの為に、定期的なメンテナンスとしての施術されることをお勧めいたします。
・痔の原因
便秘・下痢
排便時間が長い
刺激物:アルコールや香辛料の取り過ぎ
食物繊維不足
ストレス
冷え
同じ姿勢:立ち仕事・座りっぱなし、での生活
妊娠・出産・生理
など…ですので、生活習慣の中での対策としては、これらを避けることをお願いいたします。
また、お医者様に掛かっている場合はお医者様の指示はお守りください。
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【施術者】
木村 隆宣 (男性)