私はうつ病の治療に鍼灸が有効だと考えております。
しかしながら、風邪や骨折のように表面上の病状が無くなり(咳がでなくなった、骨がくっついた)すっきり、治った!!という病態ではないと考えております。
ただし、良くなります。
基本的には、通常の施術と同様に、
お身体の根本に対応する本治法(お腹、手、足、頭)を丁寧に行っていきます。
それから、背部の頸、肩、背中、腰、足に施術していきます。
「なんか最近、調子が悪いな~」くらいの時期に来ていただけると、良いと思います。
施術のペースは、週1~2週に1回くらいです。
(1)【重要:(投薬がある場合には)「投薬を勝手に止めない」「勝手に減薬しない」】
鍼灸は有効だと考えますが、「投薬」も大切な治療だと考えております。
(診断名がついている場合はお教えください。治療の初期段階でスムーズに進みます)
鍼灸をはじめると、薬の効果が増します。
良く効くように感じられると思います。
その時は、必ず主治医の先生に相談してから、薬を減らすなり、やめるなりをしてください。
御自身の判断で勝手に、やめたり減らしたりすることのないようにお約束ください。
勝手にやめてしまうと、再発や長引いてしまう可能性が高くなります。
大切なのでもう一度、記しておきますね
(2)【年単位】
少なくとも「年単位」の施術が必要になります。
これを読まれると、がっかりするかもしれません。。。
しかしながら、急がば回れのことわざがあるように、
あせらずゆっくり治療するため、「年単位」で治療を受けられることに理解いただきたいと、思います。
症状が良くなれば、治療や施術を続けながら、学生生活やお仕事などの日常生活を送れるようになります。
それでも良いと考えられるようになることが大切だと考えております。
(3)【治療時間の時間延長はいたしません】
うつ病治療には、一回の施術時間・治療時間を決めることが、重要と考えております。
よって時間延長はいたしません。
そのため、腰痛など他の疾患の治療をメインで受けたいと希望されるときは、治療前におっしゃってください。
治療中、終了間際、終了後に、
「他も痛いんです」は受け付けられませんのでご注意ください。
(後日、別日にご予約いただき、施術いたします。)
(4)【人と比較しない】
何の疾患の施術(肩こりや腰痛)でもそうなのですが、
顔が十人十色、それぞれなように、体質や鍼灸への感受性も違います。
鍼の刺激に強い人、弱い人。
鍼に対して速効性はあるけど、またすぐに戻ってしまう人。
一回治療して、やっと、他の人の治療前レベルの人。
それぞれ体質も違うので、治療法(鍼の本数やお灸の数、使うツボなど)も千差万別、ケースバイケースです。
症状だけではなく、その人の全体を診て、治療をするのが鍼灸です。
ご了承いただき、ご自身の、身体と心を受け入れてください。
(5)【直前の出来事が原因ではない場合も】
児童支援の仕事(児童支援員・児童発達支援管理責任者)もしており、
発達障害の児童・成人にも多く接しています。
児童期・青年(思春)期のつまづきが原因で(二次障害)、
20代の就職活動の時期や初期の就労の時期、産前産後の時期、更年期(要は、劇的にストレスがかかる時期やホルモンバランスが変化する時期)に調子が悪くなる場合もございます。
ゆっくりと治していきましょう。
20代30代で、治療しながら、お仕事も出来る働く楽しみとより多くの遊ぶ楽しみも得られるはずです。
小さなコト・小さな日常にも感動できると思います。
どうしても…の時やイザというと時、国の力を借りれば良いと思います。
今の日本の現状では、20代・30代にお仕事をしておかないと、その後に続けることが難しいので、付き合いながら生活していきましょう。
数年かかっても、そのあとの人生の方が長いので、絶対に嬉しいこと、楽しいことに巡り会えます。
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【施術者】
木村 隆宣 (男性)