院長挨拶

はじめまして。院長の高垣です。平成11年の開業当初は、自律神経失調症状の認知度も低く全国でも自律神経失調症の専門院はほとんどありませんでした。ここ数年テレビでも取りざたされるようになり、自律神経の異常から様々な症状が出現すると認知されるようになりました。最近では、激しい気候の変動(気圧の変化、寒暖差)により体調を崩され、病院に行くも原因がわからず、症状に応じた対症療法を行うも改善されないで不安を感じている患者さまが増えています。まずはじめに、私が自律神経失調症に興味を持った経緯をお話します。私が高校生の時、母がひどい交通事故(全身打撲及び捻挫)に遭いました。約1年半の入院とさらに1年半の通院にもかかわらず、痛みやしびれは増し、原因不明の体調不良も出現、結局最終的にはうつ病になりました。その時お世話になったお医者様は、「これ以上投薬治療を続けてもこれ以上の回復は期待できないし、これ以上薬をきつくすると体への負担が増えて良くないから東洋医学を頼りなさい」という一言から、母を自分で治すと決心し鍼灸大学に進学しました。また、私が大学生の時、私自身も交通事故(玉突き事故)に遭いました。私の場合は、耳鳴り、頭痛、めまい、吐き気に悩まされました。私も母も病院では発見できなかった不快な症状は首を治す事で完治し、いまでは元気な心と体を取り戻すことができました。交通事故(ムチウチ)を経験し、首と自律神経の深い関係性に興味を持ち、積極的に施術治療に取り組むことで原因不明の体調不良(自律神経失調症状)は、首の損傷による2つのブレーキの故障が原因だと解明できました。さて、余談はここまでにして本題に戻ります。25年以上この仕事をしていますが、近年不定愁訴を訴える患者様が非常に多くなりました。不定愁訴という言葉を初めて耳にする患者様もおられると思います。不定愁訴とは、病院で検査をしても異常がみつからない原因不明の体調不良のことをいいます。不定愁訴には、動悸、胸の違和感、息切れ、手・足・喉・舌の痛みしびれ違和感、頭痛及び頭重感、めまい、ふらつき、ふわふわ感、不安感、恐怖感、イライラ感、倦怠感、睡眠障害、微熱、長期化した風邪の症状(鼻水・鼻詰り・咳)、ぜんそく症状、吐き気・ゲップ等の胃腸障害、筋肉の緊張こわばり、ドライアイ、ドライマウス、血圧不安定症、冷えのぼせ、異常な汗、疼痛しびれなどがあります。不定愁訴の多くは、自律神経失調症状によるものです。自律神経失調症とは、副交感神経が正常に機能しなくなり交感神経の暴走を許してしまう状態のことをいいます。自律神経失調症は、首の異常を持った状態で様々なストレスを受けた時に発症します。また、パソコン・スマートフォンの普及とともにうつむき姿勢をとる機会が増え、悪い姿勢で首の筋肉を酷使させる事が近年増加した原因だと思われます。首には副交感神経の中心的役割をはたす場所があります。首の異常によって副交感神経は正常に機能しなくなります。さらに長期化することで2つめのブレーキにも問題が生じます。当院のホームページをご覧になっている患者様は誰にもわかってもらえない心身の痛みに大変悩まされた事と思います。経験者だからできる事があります。自律神経失調症は、人生を左右する怖い病気ですが、生活習慣を見直しきちんと施術治療をすれば治る病気です。大事な事なのでもう一度言います。治る病気です。自律神経失調症の施術治療で大事なことは、自律神経失調症になった原因を知ることです。原因がわかれば今何をするべきか理解できます。現在の施術治療に不安を感じておられる患者様、どこへ行ったらよいかわからない患者様は、当院へご相談ください。思いは言葉にしないと伝わりません。言葉は行動にして真の意味を持つと私は思います。「思いは言葉に、言葉は行動に」を理念に一人でも多くの患者様の手助けができるように日々頑張ります。最後までご拝読を有難うございました。


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