2013年9月~2014年7月までの活動記録
2014年7月14日(月)
午前9:30から11:30
① 前回はÜbertrittについて、ニュルンベルクの学校を例にとってご紹介しました。今回はその後の学校について、ひとつの例としてギムナジウムを取り上げます。まずバイエルンのギムナジウムがどのような制度になっているのかを簡単に紹介しました。(最終目標としてのアビトゥアに至るまでのモデル、テスト、成績について)ギムナジウム以外を経由してもアビトゥアが取れるというお話もお聞きしました。
また実際ギムナジウムとはどういうところなのか、お子さんが通われている方にそれぞれ、お子さんの様子、学習状況、親として感じていること、学習のサポートはどのようにしているかなどをお話いただきました。
② 青少年期の子供へのサポートについて、母親としての先輩ゲストをお招きし、さまざまな質問に答えていただきした。ドイツの青少年保護法律を飲酒、喫煙、外出時間、免許取得に関して確認しました。
少し先のこととは思いながら、日本で育った母親には知りえないようなドイツの若者の行動形態について知ることができ、大変参考になりました。お忙しい中お時間を作ってくださったゲストの方、ありがとうございました。
2014年6月7日(土)
漢検(日本漢字能力検定) 実施日
【試験会場】
ニュルンベルク工科大学ゲオルク・ジモン・オーム
2014年5月12日(月)
午前9:30から11:30
①母語・継承語の違いについて、継承日本語の特徴について
親ができる工夫: 子供にとってインプットとなり、アウトプットを引き出せるインターアクティブな会話、年齢に合った認知度の話題や共同作業、親自身が日本語を一生懸命使う(意味のあるシチュエーションで)、教えようとしないこと
課題: 学校言語(ドイツ語)の影響が強い中、日本語の「年齢にあった語彙」をどう積み上げていくか。とくに教科学習言語。
事実: 深い学びは転移する。弱い方の言語を強めると強い言語へ転移する。その逆はない。
②Übertrittについて情報交換
ドイツの現地校での小4から5年生へのステップはとても大きなものです。
町によって違いはありますが、まずニュルンベルクでの制度を紹介。(小4前半のスケジュール、テスト数など)
今年4年生のお子さんを通してÜbertrittを経験された方にそれぞれ経験談をお話いただきました。
2014年1月13日(月)
午前9:30から11:30
①イベント評価、フィードバック (反省点、改善点、提案)
②漢字の効果的学習方法:圧倒的にインプットが少ない環境の中、漢字を効果的に学習する方法について考えました。ご家庭で工夫されていること、教師として工夫されていることをお話いただき、情報交換をしました。
また、小野桂子さんからアドバイスを頂き、私たち日本人の大人の頭の中で漢字がどのように記憶されているかを体感するため、課題に取り組みました。継承語の子供にとって、「語彙の習得が漢字学習のキーになること」「家庭を出る日本語には漢語力が必須なこと」を確認しました。子供たちが語彙を増やしていくには、その言葉を使う、生きた体験が必要です。そういった環境・機会を周りの大人が整えることが私たちの課題だということを意識できました。
2014年1月5日(日)
午前10時半から午後3時ごろまで
子供のための新年会 2014
午前: 書初め (2部制)
お昼: 持ち寄り昼食ビュッフェ
午後: お正月の歌、今年の干支説明
「おもち」についてさまざまな切り口で子供たちが事前に調べてきたことを発表したり、クイズを作ってきて質問したりした。(年長以上対象)
①おもちの焼ける様子の観察(年長)
②おもちの種類について(小3)
③おもち写真クイズ(小5)
④おもちつきのやりかた(小1)
⑤俳句でお餅紹介(小3)
⑥おもちクイズ(おもちはどうして膨らむか、もちに関することわざなど)(小6)
⑦沖縄のお餅の紹介(小1)
⑧お雑煮について(小3)
⑨鏡餅について(小6)
お正月遊び(お正月クイズ、かるた、百人一首 坊主めくり、こままわし、福笑い、羽根つきなど)、
つきたてお餅を自分たちで丸めて食べる。
10家族34人で楽しくお祝いしました。ビュッフェもつきたてお餅もおいしかったです。
2013年12月9日(月)
午前9:30から11:30①『マルチリンガル教育への招待 言語資源としての外国人・日本人年少者』
中島和子編著 ひつじ書房 2010年
第5章 日本の外国人児童生徒教育(日本でのさまざまな取り組みについて知るとともに、ドイツでの対応策(町単位)と照らし合わせて考えることが出来ました。)
②文科省の最近の施策について
③「子供のための新年会2014」 企画相談
2013年11月11日(月)
午前9:30から11:30
①『マルチリンガル教育への招待 言語資源としての外国人・日本人年少者』
中島和子編著 ひつじ書房 2010年
第4章 バイリンガル教育の実態 日本
②体験入学(日本の小学校への短期通学)についての体験談
③「子供のための新年会2014」 企画相談
ほか
2013年10月14日(月)
午前9:30から11:30
① 今回は2013/14年度第一回目のため、テキストはいったんおいておき、お子さんの言葉の面での状況・課題と思われること、他の方の意見・体験を聞いてみたいことをそれぞれお話いただきました。
今後取り上げていくテーマ: 漢字学習の効果的な方法(インプットが圧倒的に足らない環境の中で、漢字を定着させるにはどうしたらよいか)、日本の小学校への体験入学についての体験談をお話いただく、文科省の最近の施策について、継承語教育を行っている学校の実際の授業内容について、など
② 今年日本へ帰国された方の体験談(言語面・文化適応面について)をご紹介しました。
③ イベント(文化行事・プロジェクト学習)相談