人工内耳リハビリ日記:音入れから一ヶ月

  • 人工内耳の音入れをしてから一ヶ月経った。人工内耳をつける生活にももうすっかり慣れた。

  • 人の声が機械で合成した音声っぽく聞こえる程度は随分低下した。

  • 仕事で複数の人から色々聞かれてしっかり答えないといけない場面があったが、人工内耳用ミニマイクロホン2プラス、UDトーク、Google音声文字変換、という重装備(?)で臨んだ。

  • 今日はある先生の研究室でお話をうかがったのだけど、部屋にアクリル板の衝立があった(8〜9000円くらいだそう)。マスク&衝立。衝立に音声が阻まれるのか、いがいと聞き取りにくかった。まるで取調室のようである。駅の窓口みたいに中央に丸くぽつぽつ穴が空いていたらいくらかましだったかもしれない。

  • 来週は神奈川にいたときにずっと耳を見てもらっていたX先生に人工内耳を見せにいく。金沢で手術を受けるために7月に紹介状をいただいて以来なので、見せるのがものすごい楽しみである。先生の声はどんなふうに聞こえるだろうか。

  • その後、手術を受けた病院にて、人工内耳をした左耳の聴力検査。音入れから1ヶ月経過時点の聴力。どのくらいの大きさの音が聞こえているか(閾値)については反応が定まらず、だいたい35-40dBくらいかも、としかわからなかった。この値は軽度難聴くらい。頭の中ではじめからいろいろな音が聞こえている(幻聴ではない)ので難しいのだ。

  • 一方、言葉の聞き取りの検査(語音明瞭度検査)は手術前の15%から45%へ改善。通常は100%だから依然として悪いことには変わりないが、それでも手術前に比べると子音が聞こえると感じるときが増えた。

  • まだ伸びしろがあるのか、ここ止まりなのかわからないが、まだまだリハビリは続く。現場からは以上です。