人工内耳リハビリ日記:実地訓練あれこれ

  • 人工内耳のリハビリは仕事を休んで長期にわたりリハビリメニューをこなし・・・というわけではなく、普段の生活のなかで行われていく。

  • 移動中、電車内のアナウンスで「次の駅名なんて言ったかクイズ」を脳内で繰り広げる。そして駅員さんや店員さんにお尋ねや問い合わせをしてちゃんとやりとりできるかを試す。

  • 落語の稽古@ZOOM。声をはっても自分の声は響かなくなった。他の生徒の稽古も楽しめた。師匠からの稽古講評は前回はチャット画面にタイプしてもらっていたが今回は何もなしで聞き取れた。もとから師匠の声と話し方は非常に聞きやすいのだ。

  • 学生として所属している大学のスクーリング@ZOOM。がやがやした環境でグループディスカッションしていたかつてのスクーリングの研修室にくらべて非常に受けやすかった。ZOOMでは同時にしゃべると聞きにくいから自然と1人ずつしゃべるようになるし。UDトークの入ったスマホをノートPCに立て掛けておけるし。

  • パソコンでラジオを流し、ミニマイクロホン2プラスを用いて人工内耳に直にストリーミングさせる。前は「むにゃむにゃ〜」としか聞こえなかったけど、「気象情報はゆみきはるなさん」といったのが聞きとれた。

  • 人工内耳になってからはじめての難聴者交流会。この日はプロの文字通訳者にお願いして字幕用の画面を設置したが、ほとんど見ずに聞き取ることができていた。音声が悪い参加者の発話のときに字幕を見て確認したくらい。気がついたら字幕見てなかった。前回の交流会は人工内耳手術の前の月で、言葉の聞き取りどころか話し始めや話し終わりすら把握があやしくなってしまっていた。ほとんど音声認識アプリだよりだった。脳の可塑性を身を持って感じるこの頃である。