人工内耳リハビリ日記:

  • 人工内耳になると聞こえ方が大きく変わる。変わったところと変わっていないところ。

変わったところ

  • よく聞かれるのが声が機械っぽい、合成音声のように聞こえること。これは自分も経験した。「宇宙人の声」ともたとえられる。正確に言えば宇宙人の声真似(ワレワレハウチュウジンダ・・・)をしている人の声っぽく聞こえる。ただし1ヶ月もすれば次第に気にならなくなってくる。

  • 両耳補聴器のときは換気扇の音、水の音、紙をめくる音、人の声、みんな同じウェイトで耳にまとめて飛び込んで来る感じだったが、人の声以外の環境音はちょっとバックに下がってくれている感じになりつつある。

  • 診察室では、後ろでワゴンを動かすなどちょっと物音がすると先生の声とまじってわからなくなってしまっていた。ドアがあるときは後ろを締めてもらわないといけなかった。音入れから2ヶ月近くたった頃、後ろで物音がしても先生の声と混じらず背景の音となっていた。

変わっていないところ

  • ある音が継続して鳴っていると、その音がやんでもまだ音がしているような気がする、という妙な聞こえ方の特徴がある。これはどうも人工内耳になってからも変わらないようである。

  • 某所で司会の仕事をしないといけなかったのだが、シナリオが決まっていて音楽の演奏があってそれがやんでから司会の決まったセリフをいうよう命じられている。音楽ががなかなか終わらないなーと思っていたらとっくに終わっていて、上の人から「早く次読めよ」とばかりに脇からこづかれた。

  • うーむ、これはAuditory Neuropathyの特徴なのかしら?この特徴のせいで聴力検査でもいつも難儀している。こんど主治医のX先生に聞いてみたい。