喫煙者型判定について
投稿日: 2018/12/10 10:42:27
オンラインアンケートで得られた5000例あまりの回答を基に,喫煙者をタイプ分けする方法(喫煙者型判定法)を考えました(学会発表の様子はこちら).
喫煙者型を参考に禁煙治療を行うと禁煙成功率がアップ!!するかもしれません(検証予定).
各喫煙者型の特徴は以下の通りです.ただし,開発中のため内容が変更される場合もあります.
低依存型:タバコ依存度が低いタイプです.禁煙成功率が高いかもしれません.
高活動型:身体活動性が高いタイプです.若く,公務員や学生が多いです.
重喫煙型:喫煙指数が高いタイプです.年齢が高く,男性が8割くらいを占めています.消化器疾患,心・血管疾患,COPDを合併しやすいです.自営業,無職が多く,公務員や学生が少ないです.
多症状型:呼吸器症状が重い,もしくは多いタイプです.気管支喘息の合併が多いです.また,専業主婦・主夫が多いです.
頻禁煙型:禁煙回数が多いタイプです.精神疾患の合併が多いです.口コミよりも書籍を健康・医療の情報源とする傾向があります.禁煙成功率が低いかもしれません.
乏症状型:呼吸器症状が軽い,もしくは少ないタイプです.男女がほぼ同数になっています.専業主婦・主夫が多いです.
<喫煙者型判定の方法>
1.この記事の下の方にある「喫煙者型.xlsx」というエクセルファイルをダウンロードしてエクセルで開きます.
2.左列の質問の回答をすぐ右の白い空欄に入力します(回答はドロップダウンリストによる選択式です).
3.白い空欄がすべて埋まれば中央深緑色のセルに喫煙者型が表示されます.