毛玉取りで作る6脚歩行ロボット
投稿日: 2020/04/19 2:15:02
6脚歩行ロボットを作りました.100均で手に入る毛玉取りは,モーター,スイッチ,電池ボックスがひとまとまりになっていて動く工作にもってこいです.今回紹介する歩行ロボットは,その気になれば1日で作れて,必要なら本来の毛玉取りにすぐ戻せるので,手元に材料のある方は是非チャレンジしてください.
手前のは長男が作りました.
【材料】
毛玉取り 1個,竹箸 10膳程度,ストロー 2-3本,厚紙 適量,タイルマット 6x6cm程度,輪ゴム 1個
【道具】
グルーガン,ラジオペンチ,コンパスカッター,物差し,爪楊枝,鉛筆,消しゴム(,工作マット,プラモデル用のニッパー)
【作り方】
以下の長さ,本数ができるように竹箸をラジオペンチで切ります.竹箸を回転させながらラジオペンチで挟んだり開いたりを繰り返すと多少きれいに切れます.各部の名称は私が勝手につけたので少し変です.
櫓(やぐら):6cm 2本,5cm 3本,4cm 4本,5.5cm 2本
土台:18cm 2本
中軸:10cm 1本,4.5cm 2本
前後軸:17.5cm 2本
脚:20cm 6本,12cm 6本,3cm 6本
6cm 2本と5cm 3本を使って毛玉取りを載せる櫓の上部を作ります.グルーガンで5cmの棒を6cm 2本の両端と左端から3.5cm離れた位置に接着します.基本的にグルーガンによる接着は見た目よりも強度重視です.
大きい穴に毛玉取りの電池ボックス部分が入ります.
櫓の側面を作ります.4cm 2本の下端を,5.5cmの棒の左端から0.5cmと右端に接着します.反対側も同様に作ります.これらの上端を櫓上部に接着すると櫓の完成です.
土台となる18cm 2本を櫓が中央にくるように接着します.
コンパスカッターで直径6cmの円形厚紙2枚,直径5cmの円形タイルマット1枚を作ります.
厚紙でタイルマットを挟むように接着しでプーリーを作ります.竹箸が通るように鉛筆や竹箸で中央の穴を広げます.厚紙とタイルマットの隙間に輪ゴムがはまらないようにグルーガンで隙間を埋めます.
プーリーのできあがり!
1.5cmのストローを土台に接着して中軸の軸受けにします.
接着の時に竹箸を通しておくとずれにくいです.
中軸をプーリーに通し,さらに軸受けに通します.
プーリーの穴が大きすぎて空回りするようなら中軸と接着して下さい.
中軸の両端に位相が180度になるように4.5cmの棒を接着(貼りしろは5mm程度)します.あらかじめプーリーのない側の中軸には5mmのストローを通しておきます.
17.5cmの前後軸を,プーリーのある側が端から6.5cm,ない側が5.5cm余るように,土台の両端に接着します.
胴体の完成です!
ここで忘れずプーリーに輪ゴムを掛けておきましょう.
上から見たところ
脚を作っていきます.切ってない竹箸(20cm)の右端と右端から8cmの位置に1.5cmのストローを接着したものを6本作ります.
12cmの棒に3cmの棒と1cmのストローを接着したものを3セット(6本)作ります.
正式な呼び名がわからず勝手に懸架棒と呼んでいます.
脚のずれ防止のために前後軸に5mmのストローをはめます.
以下の写真を参考に脚を組み立て,5mmのストローで留めます.最後に先ほど前後軸にはめた5mmのストローで,前後脚が内側へずれないように留めます.
右前方から
右後方から
上方から
右前脚
右中脚
右後脚
毛玉取りから毛玉ケース,ブラシ,蓋,外刃,内刃,羽根を外します.
上段左から本体,羽根,蓋および外刃,下段左から毛玉ケース,内刃,ブラシ
円形に切った厚紙をモーターのシャフトにはめてグルーガンで接着します.輪ゴムをシャフトに掛けて,電池をセットしたら毛玉取りを櫓にはめます.
輪ゴムは箸や爪楊枝などの棒を使うと掛けやすいです.
外刃と蓋を付けます.
毛玉取り6脚歩行ロボットの完成です!!