Neuron

MikuMikuMovingでは、v1.2.8.0以降、Perception Neuronによるモーションキャプチャが可能になりました。

ただし、モーションを正しくキャプチャするには、モデルのボーン位置を調整する必要があります。

1. 下半身ボーンに見るボーン位置の重要さ

下半身ボーンは、一般的なPMD/PMXモデルでは、左右足ボーンよりも少し上にあります。

ですが、Neuronのボーン構造では、Hips(左右足ボーンの親)ボーンは、ほぼ左右足ボーンと同じ高さにあります。

するとどうなるかというと、下半身ボーンがX軸もしくはZ軸の回転をしたときに、足ボーンの位置が両者で大きく異なることになります。

分かりやすいのがX軸回転です。PMD/PMXモデルのほうは下半身ボーンがX軸回転すると、足ボーンが上に上がり、Z位置も変わります。

ですが、Neuronモデルは足ボーンの位置はほぼ変わりません。

下の画像は、下半身ボーンをX軸回転させたときの、横から見た下半身ー足ボーンです。

Neuronモデルの足ボーン位置はほぼ動いていませんが、PMD/PMXモデルは大きく動いているのが見てとれます。

結果、足が浮いてしまい、せっかくの接地感が失われてしまうことになります。

従って、モデルのボーン位置は、可能な限りNeuronモデルと一致させたほうがよいことが分かります。

2. リファレンスモデル

1を踏まえて、MikuMikuMovingでNeuronモーションキャプチャを行うときのリファレンスモデルがこちらになります。

このボーン構造に沿ったモデルだと、キャプチャした足や手の位置が正しくモデルに反映されます。

Neuron Reference Model

3. Axis Neuronの設定

MikuMIkuMovingでNeuronモーションキャプチャを行うときは、Axis Neuronの設定を以下のように設定してください。

FileメニューのSettingsから行います。

Output Format

Rotation

Displacement

Reference

YXZ

ON

OFF

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