回数が多くなるほど、切開・縫合の必要が少なくなる傾向がある。
年齢カテゴリー別
経産婦は年齢が高く会陰部が伸びやすいにもかかわらず、年齢が高くなるにつれて切開・裂傷(縫合の必要性)が増加する。
出産時の医療介入
点滴による陣痛促進の有無別
自然な陣痛が弱く、人工的に子宮収縮剤で陣痛を促進するお産では、会陰切開の割合も多かった。
お腹を強く押されたかどうか(クリステレル圧出術の有無別)
自然な陣痛が弱かったり、お産を急ぐ必要性があり、最後に産婦のお腹を強く押したお産では、会陰切開も併用する割合が多かった。
長く息を止めていきんだかどうか(バルサルバ法の有無別)
最後に児をいきんで出す時に、息を止めて長く息まなかった出産では、切開も少なく裂傷も起きにくい傾向(縫合なし)。
無痛分娩の有無別
無痛分娩(硬膜外麻酔)ではほとんど会陰切開あり。
産後の症状
産後2週間時点の会陰部痛
産後1か月時点の会陰部痛
会陰切開よりも、自然な裂傷の方が、産後の会陰部痛がやや軽い傾向。
産後2週間時点「気分が沈む」
産後1か月時点「気分が沈む」
会陰切開あり、自然な裂傷、裂傷(縫合)なしの順に、産後に気分が沈む割合がやや多い傾向。
産後の性欲の変化