【集団愛の適応価を明らかにする】
皆さんは、自分の所属する集団のことが好きですか?自分が応援するチームのことをどれくらい愛していますか?自分の大学には?会社には?そもそも、人はなぜ集団というものに対して愛着を持つのでしょうか?社会心理学における集団間関係の研究では、この集団への感情および自身の所属性の認知のことを社会的アイデンティティと呼び、差別・偏見をはじめとした集団行動を引き起こす重要な要因として研究されています。ただし、人はなぜ社会的アイデンティティを持つのか、との問いは、未だに謎のままです。社会的アイデンティティの適応価を知ることにより、さらに集団行動が引き起こされる原因の解明が進むはずです。現在、実験研究を通じて、人はんぜ社会的アイデンティティを持つのか、との問いの解明に挑んでいます。
【関連する論文・学会発表】
横田晋大 (2013) 集団間葛藤回避としての集団愛 日本行動進化学会第6回大会(於:広島修道大学 12月7-8日)