2017/10/12
Post date: Nov 5, 2017 3:42:48 AM
論文が出ました。
Hirose M. and Kawamura T. (2017)
Distribution and seasonality of sessile organisms on settlement panels submerged in Otsuchi Bay.
Coastal Marine Science, 40 (2): 66–81.
大槌湾の水中垂下物上でみられる付着生物の種組成と季節変動に関する論文です。
震災後の大槌湾で、湾内6地点に付着板を設置して調査した結果をまとめたものです。
荒天で流されるなどして全ての地点で全期間のデータを得ることはできませんでしたが、
各地点における付着生物の種組成や現存量と、環境特性との関連を考察しています。
ちなみに、大槌湾では湾奥南側でコケムシの多様性と現存量が特に高い傾向があります。
コケムシを集めたいなら、湾奥南側がオススメです。