著書・和文記事など

著書

*) 髙須賀圭三 (2025) 寄生バチが寄主を操る.In: 日本動物行動学会 編,動物の行動と心の事典. in press(分担執筆).朝倉書店.

4) 松本吏樹郎,髙須賀圭三 (2020) クモヒメバチ:獰猛な捕食者を手なずけて操る.In: 前藤薫 編,寄生バチと狩りバチの不思議な世界. pp. 99-120(分担執筆:第五章). 一色出版.6月 (ISBN978-4-909383-12-9).詳細目次

プロローグ - ある寄生バチのひとり語り

第1章 寄生バチ・狩りバチの誕生と進化:産卵管の巧みな使い手

第2章 マイクロハイメノプテラ:小さなハチの華麗な世界

第3章 虫こぶをつくる“寄生バチ”: 植物食への回帰

第4章 アリに寄生する - 最大規模の多様性をほこる寄生バチがたどり着いた究極の寄主

第5章 クモヒメバチ:獰猛な捕食者を手なずけて操る

第6章 内部寄生の謎 - 危険な体内環境を支配する

第7章 細胞内共生細菌 - 寄生バチの性と生殖を操作する

第8章 兵隊カースト - 寄生バチにおける真社会性の進化と分子擬態

第9章 キノコとキバチと寄生バチ - 枯れ木をめぐる奇妙な三者系

第10章 シイタケを守る - ハエヒメバチの多様性と生態

第11章 剣を持った寄生バチ - 狩りバチへの進化

第12章 ダニと狩りバチの共進化 - 竹筒のなかを覗いてみると

第13章 クモを狩る - 原始社会性の進化的起源

第14章 寄生バチと狩りバチの採集と同定 - 多様性を正しく理解するためのメソッド

エピローグ - 数千万年後の不思議な世界


3) 髙須賀圭三 (2015) クモを利用する策士、クモヒメバチ ― 身近で起こる本当のエイリアンとプレデターの闘い.フィールドの生物学シリーズ 第17巻,289pp. 東海大学出版部.10月 (ISBN 978-4-486-01998-5).詳細目次 Amazon 正誤表と講評

第1章 寄生蜂、他の生物に宿って命を奪うハチ

第2章 非昆虫少年とクモに寄生するハチ

第3章 クモと糸と網、その進化

第4章 クモとハチの知恵比べ ─クモを手玉に取った多彩な産卵行動

第5章 母の強さを知る ─アイディアが可能にした子殺し実験

第6章 胚のうちから闘いは始まっている

第7章 薬漬けでクモを労働ゾンビに

第8章 進学か就職か ─ インドネシアが呼んでいる

終 章 クモとハチの虜

引用文献

索引


2) 髙須賀圭三 (2015) クモと天敵.In: 宮下直 編,環境Eco選書11 クモの科学最前線:進化から環境まで.pp. 61-81(分担執筆:第四章).北隆館.3月 (ISBN 978-4-8326-0761-3).Amazon

I 進化と多様性

第1章 クモの系統と多様性

第2章 クモの網の特徴とその機能

第3章 クモと餌

第4章 クモと天敵

II 生態系との関わり

第5章 森林とクモ

第6章 里山とクモ

第7章 磯や浜辺のクモ

第8章 水田のクモ

第9章 放射能とクモ

第10章 ザトウムシの生息環境

III 糸の活用

第11章 クモ糸の活用

IV 索引


1) 高須賀圭三 (2013) 操作網.上田恵介ら 編,行動生物学辞典(分担執筆),東京化学同人,11月 (ISBN 978-4-8079-0837-0).

※私の担当した項目の文章に,編集段階で生じた誤植があります.

★訂正前

「防御構造が誘発される種も知られており,棚網の場合はまゆのあるトンネル部分が封じられ,アリなどの捕食者の侵入が妨げられる.ヒメグモ類では越冬時のみみられる.」

☆訂正後

「ヒメグモ類では越冬時のみみられる防御構造が誘発される種も知られており,クサグモの棚網の場合はまゆのあるトンネル部分が封じられ,アリなどの捕食者の侵入が妨げられる.」

和文誌・科学普及誌

11) 髙須賀圭三 (2024) クモを操り、網の形を改変する異端の寄生蜂クモヒメバチ.milsil 17巻1号(通巻97号)26-29『生き物たちの不思議な関係 第7回』.

10) 髙須賀圭三 (2021) クモ卵塊を利用する寄生バチ,クモフシヒメバチ.昆虫と自然 56巻No.11(10月号) 9-13『特集:寄生バチと狩りバチをめぐる多彩な面々』. PDF

9) 髙須賀圭三 (2019) 多様なクモ網を打破したクモヒメバチの多彩な産卵行動戦術.昆蟲ニューシリーズ.22 11-23.日本昆虫学会,3月.PDF

8) 小西和彦,三田敏治,髙須賀圭三 (2016) 国際膜翅目学会第8回国際会議"International Society of Hymenopterists (ISH) 8th International Congress, 2014"参加報告.昆蟲ニューシリーズ.19 17-21.日本昆虫学会,1月.PDF

7) 髙須賀圭三 (2015) クモヒメバチによる寄主操作 ―ハチがクモの造網様式を操る―.生物科学66 89-100 『特集:クモ研究の現在―新たな技術と視点から―』.農文協,3月 (ISSN 0045-2033).PDF

6) 鶴崎展巨,石川春子,高須賀圭三 (2012) 松山市産真正クモ類目録(第2版).松山市野生動植物目録2012.253-264.松山市環境部発行,3月.PDF

5) 高須賀圭三 (2012) マダラコブクモヒメバチの産卵にまつわる諸戦略 (2)子殺し.昆虫と自然47巻No.2 (2月号) 27-30.ニューサイエンス社,2月.PDF

4) 高須賀圭三 (2012) クモに寄生するハチ -マダラコブクモヒメバチの巧みな産卵行動様式-.どうぶつと動物園685(平成24年冬号20-25.東京動物園協会,1月.PDF

3) 高須賀圭三 (2011) マダラコブクモヒメバチの産卵にまつわる諸戦略 (1)産卵行動.昆虫と自然 46巻No.13 (12月号) 29-33. ニューサイエンス社,12月.PDF

2) 高須賀圭三 (2011) スラウェシにクモヒメバチを追って (In pursuit of polysphinctines in Sulawesi).昆虫と自然 46巻No.10 (9月号) 25-28 『特集 インドネシア‐スラウェシ島』. ニューサイエンス社,9月.PDF

1) 高須賀圭三 (2008) アラスカにおける緯度の違いに伴う地表と空中の昆虫相の遷移.愛媛大学農学部附属演習林報告 45-47合併号 1-6.愛媛大学農学部附属演習林,3月.PDF

書評

2) 髙須賀圭三 (2014) 生物の科学 遺伝,11月号 539-540,NTS.『藤崎憲治 ・大串隆之 ・宮竹貴久 ・松浦健二 ・松村正哉 (2014) 昆虫生態学.224pp,朝倉書店』

1) 髙須賀圭三 (2013) 昆蟲(ニューシリーズ),4月,16(2) 126.『丸山宗利 (2012) アリの巣をめぐる冒険~未踏の調査地は足下に~.224 pp+x,フィールドの生物学⑧,東海大学出版会.』PDF


雑文

2) 髙須賀圭三 (2015) クモを巧みに利用する寄生蜂,クモヒメバチの生態にせまる.花鳥風月 160 14-18.

1) 高須賀圭三 (2013) 日本蜘蛛学会第45回大会参加雑録.遊絲 33 1-4