オタクとは
たまーに語りたくなるんでメモっときます。
ではまず私がオタクがどうか答えましょう。即答です。NOです。違います。
なぜ違うのか、簡単に羅列したいと思います。
- 特定の分野を極め切れていない
- 私がオタクだと自称すると真のオタク(天誅風に言うとハイエンドオタク)に対して失礼
- そもそも自分で言うようなものではない
- 自覚症状がない
まあこんなもんでしょうかね。一応天誅を知らない方のためにyoutubeの動画貼っておきます。
いやあ懐かしいです。小学生の頃よく聞いてましたw
ではオタクはどのような人間を指すのか
大辞林にはこのように記されています。
お‐たく【▽御宅】[名]
1 相手または第三者を敬って、その家・住居をいう語。「先生の―にうかがう」
2 相手または第三者の家庭を敬っていう語。「―は人数が多いからにぎやかでしょうね」
3 相手の夫を敬っていう語。「―はどちらへお勤めですの」
4 相手の属している会社・団体などの敬称。「―の景気はどうですか」
5 ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人。「アニメ―」
◆5は「オタク」と書くことが多い。1980年代半ばから使われ始めた言葉か。初めは仲間内で相手に対して「おたく」と呼びかけていたところからという。特定の分野だけに詳しく、そのほかの知識や社会性に欠ける人物をいうことが多い。
一般的に5の意味で使われています。またここでは5の意味をオタクとします。
ここからわかることとして、あることに過度に熱中している人=オタクと捉えることができます。
しかし疑問が残ります。
どこからが過度なのか
ここです。そもそもなにを基準に過度と捉えるのか、それがわかりません。
一般人とオタクの境目、そこはどこなのか。全くわかりません。
また注訳としてアスペルガー障害の持つ人のことをオタクと書かれています。これはどうなのか。
編集者に一晩問いかけたいです。おそらく宮崎勤の事件からこう書かれているのでしょう。
かつてはおたくという言葉は褒め言葉でした。特定の分野に精通している人の事を指す言葉でした。
それを一気に覆したのが宮崎勤の幼女誘拐殺人事件です。彼はアニメファンでした。そこからイメージが悪化します。
そして2000年代、オタク、いやアキバ系ブームが訪れます。発端は2chの独身貴族板のコテハン、電車男です。
ドラマ、映画共に大ヒットしました。そして電気街として名高い秋葉原は観光地と化し、電気街からオタクの街として現在に至ります。
一方でブームの衰退により便乗してオープンしたメイド喫茶が閉店したりしています。
また当時は地下ドルであり、会いにいけるアイドルであった秋葉原に拠点を置くAKB48は当初はアイドルオタクの象徴として報道されていましたが、現在ではキャンディーズなどのように国民的アイドルとして受け入れられています。
マスコミによる偏見的報道
さきほど示しましたように2000年代のアキバ系ブームの際、マスコミによる偏見的な報道がされました。
- オタ芸打ち師の紹介→番組の出演者からはキモいの声
- メイド喫茶の紹介の際、オタクを撮影→番組の出演者からはキモイの声
- 歩行者天国のコスプレイヤー、およびそれを撮影するカメコの紹介→番組の出演者からはキモイの声
などなどと明らかに偏見を煽るような報道がされました。
たしかに気持ち悪いかもしれません。しかしこのような報道でステレオタイプが定着するのです。
そして忘れてはいけないのが2008年の秋葉原で起きた無差別通り魔事件です。
ここでマスコミはやたらと犯人のことを「オタクっぽい人でしたか?」などと警視庁に質問していました。
詳細はこちらで書かれています。
しかし疑問があります。韓流ブームに乗っかってる中年女性もアイドルオタクと呼べます。だがマスコミはその人達に対してキモいだとか報道しません。これはどういうことなのか。
オタクの今
オタクは今、アキバ系ブームも終わりマスコミで報道されることもなくなりました。
むしろお盆と年末は世界最大の同人誌即売会であるコミックマーケットを風物詩かのようにニュースで報道しています。
またアニメ、漫画を読んでいると公表する芸能人も増えました。そういう面では市民権を得たのかもしれません。
しかし私たちはマスコミの偏見を忘れてはなりません。彼らはスポンサーと視聴料、そして金のためならなんでもします。
だから私はただのファン、愛好家ですって。