香乃物献進 旧儀復興100年 記念行事

萱津神社 香乃物献進 旧儀復興100年 記念行事

萱津神社の「香乃物」は日本武尊より「藪二香乃物」のお言葉を賜り、尊が熱田の地にお祀りされてから香乃物が献じられるようになり1900年の年月を重ね、今日に至っております。

しかし、明治維新の際には幕府より「香乃物領」として下付されていた神田の喪失に伴い香乃物の献進が途絶えてしまいました。

その後大正期に氏子総代、地元郷土史家の尽力と、熱田神宮よりの「神饌として欠くことが出来ないのでなんとか旧儀復興を致したい」との辞を受け、大正4年に復興し、平成27年に100年を経ました。

今も熱田神宮の祭典には上萱津・中萱津・下萱津・池端の各区よりの香乃物献進が行なわれ、大前に特殊神饌として供えられ、また香乃物は「あま市無形民俗文化財」として守り伝えられております。

当行事を後世に伝えていく上にも意義のある平成28年、29年にかけて節目となる記念行事を執り行いました。

平成29年1月11日より6月25日まで

香乃物殿等改修工事

この改修工事にあたりましては、町内氏子の皆様をはじめとし、地元企業、全国漬物関係業者、また崇敬者の皆様に、貴重な御浄財をお寄せ戴きました。格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

平成29年1月11日

香乃物殿改修工事起工式

「香乃物殿」の改修工事にあたり起工式の様子。

御神霊は工事期間中の仮神座へと遷し奉り、現在萱津神社拝殿に仮神座を構え奉祀致しました。

本殿にて役員、氏子崇敬者、施工業者が参列、神霊を奉鎮し安全を祈願。

香乃物殿に切麻散供。社殿のお祓いです。

平成28年10月15日

熱田神宮新嘗祭香乃物献進・奉祝行事

「漬込神事」に漬け込まれた「香乃物」を初めて熱田神宮の新嘗祭に献進。

萱津神社氏子崇敬者、地区長、漬物関係業者が熱田神宮に参拝し、奉祝行事が行われました。

萱津神社の様子

宮司、禰宜が氏子崇敬者各位に本日の奉祝行事の意義を説明。

正式参拝をして出発

献進奉仕は中萱津区です。

熱田神宮にて

御垣内参拝

香乃物献進

旧儀復興奉祝奉告祭

奉祝祝賀会

萱津神社へ帰社

皆様には格別のご高配を賜り、有難く厚く御礼申し上げます。

平成28年8月21日

香乃物祭及び献進復興100年奉告祭並びに漬込神事

平成28年3月27日 午後1時30分

記念講演

講師 熱田神宮文化研究員 野村辰美先生

会場 萱津会館2階