香乃物献進

香乃物の由来

景行天皇の御子の日本武尊(やまとたけるのみこと)が御東征の道すがら当社にお立ち寄りの際に、村人がこの漬物を献上して長途の旅情をお慰めするとともに、霊験あらたかなこと等をお話したところ、尊は非常に感慨深げに「藪ニ神物(やぶにこうのもの)」と仰られたと伝えられます。 この古事を尊び、尊が熱田の地に祀られた後に村人はその昔を偲び熱田神宮の祭典(歳旦・祈年・新嘗・例祭の四祭)に特殊神饌として香乃物を献進するようになりました。

香乃物献納の準備風景

献進は古伝に習い、瓜・茄子の香乃物を、また、蓼(たで)と柳の枝を添えて熱田神宮へと献進します。

瓜と蓼

茄子

ヤナギの枝