昨日は「新型コロナで全国で105名死亡」、今日は「94名死亡」と、毎日あふれる報道の洪水・・
それを聞き続けて、一般市民は「怖い、怖い」・・ 無理からぬ反応だと思います(恐怖の支配)。
でも、ちょっと待って!
【事実】
左の図は2021年の1日あたりの死因別死亡者数の実数です。
死亡者の中で新型コロナに感染していた人は約1%です。
【意見】
「昨日は新型コロナで40人死亡」と報道するのであれば、「ガンで1100人死亡、脳梗塞や心筋梗塞などで1000人死亡」などと報道しないと、新型コロナの不安を煽るだけの片手落ちの報道と言えないでしょうか? (新型コロナを甘くみて良いと言っているわけではありません)
それは、社会全体を「木を見て森を見ず」の集団パニック、集団ヒステリーへと導いているのではないでしょうか?
私達市民は、冷静に森全体を見渡して俯瞰するバランス感覚を大切にする必要があります。
もちろん、社会活動の制限等によって、新型コロナの感染者数も死亡者数も低くなっている可能性が大きいです。
一方で、社会活動の制約により飲食業や観光業など多くの人が収入を失うなどの深刻な副作用があり、本来は天秤にかけて社会的な合意を得る必要があります。
しかし、残念ながら、片手落ちの情報発信によって、全体を客観的に観るような状態に社会がなっていないため、社会的な合意を得るような議論が本格的にはされていないのが残念です。