はじめに

このページではクレー射撃をはじめるにあたって注意してもらいたい要点を掲載しています。

本来日本では銃などの武器を所持することは禁止されています。しかし

(1) 狩猟

(2) 有害鳥獣駆除

(3) 標的射撃

この3つの用途で使用するという目的に限り、公安委員会より銃砲の所持を許可されます。

今回みなさんはこのうち(3)標的射撃の「クレー射撃」のために銃砲を所持します。

当然、犯罪や危険な人物には許可が下りません。具体的には

【精神病者、アルコール、麻薬、大麻、アヘンもしくは覚醒剤の中毒者又は精 神薄弱者】

【銃砲刀剣類を不法に所持して罰金以上の刑に処せられ、その刑の執行が終わった日から5年を経過していない者。】

【銃砲刀剣類又は刃体の長さが6cmを超える刃物を用いて、殺人、強盗、強姦、誘拐、傷害、恐喝など凶悪な罪を犯した者で、

罰金以上の刑に処せられ、その刑の執行が終わった日から5年を経過していない者。】

【他人の生命若しくは財産又は公共の安全を害するおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者。】

このように他者に対して危害を加える可能性がある場合は特に厳しく法律で定められています。

続いてもう一点確認しておくべき事項があります。

実家暮らしであれば同居人、一人暮らしであれば大家に許可を取る必要があります。

住居内に銃砲を保管するということは、たとえ使用者が無害でも一般的には「危ないもの」である銃を保管する、という事であるのを忘れないでください。

銃砲を委託業者に保管してもらうという選択肢もありますが、それでも同居人(大家)の許可はとってください。

また、銃砲の所持に必要な手続きは基本的に警察署で行うことになります。

地域によって手続きの内容や手数料などに違いが生じたり、法改正で必要書類が変更される場合もあるので、このマニュアルが絶対正しいとは断定できません。

わからない事や疑問点などがある場合は、担当の警察署に確認するのが一番確実です。

クレー射撃は一度始めれば一生楽しめる、とてもおもしろいスポーツです。

このマニュアルが、みなさんが銃砲を所持するまでの役に立てれば幸いです。