クレー射撃における低年齢(未成年)者推薦制度
~低年齢者銃砲所持推薦に関する概要~
まず、低年齢者銃砲所持推薦に関する概要を説明します。
この低年齢者推薦制度とは20歳未満の未成年者でも18歳以上で日本クレー射撃協会が適当であると認めた者であれば、クレー射撃用の散弾銃を所持できるものとする制度です。
なお、書類などに問題がなければ一ヶ月以内に申請者の元へ書類が届きます。
もし、一ヶ月経過しても書類が届かない場合は提出先に連絡を入れて確認をしてください。
~推薦基準~
・18歳以上、20歳未満の者。
・親権者、または後見人の承諾を得た者。
・銃所持の初心者講習を受講し考査に合格した者。
・日本クレー射撃協会の会員であること(なので、申請時に協会への会員登録手続きも同時にする)
・日本クレー射撃協会の主催する大会に年二回以上参加することが可能であること。
以上の五点です。その五点さえ満たしてあれば、誰でも推薦を申請することができます。
推薦基準は、ページ下部の「低年者の散弾銃の所持に関する推薦基準要綱」をダウンロードして必ず参照してください。
~必要なもの~
・各都道府県クレー射撃協会入会申込書
・日本クレー射撃協会入会申込書(最後の注意事項参照)
・初心者講習受講修了書のコピー
・学生証のコピー(学生の場合は必ず学生証、学生でない場合は必要なし)
・<様式第1号>銃砲所持推薦申請書(二枚必要、最後の注意事項参照))
・<様式第9-1号>銃砲所持に関する申請者誓約書
・<様式第10号>未成年者銃砲所持に関する親権者承諾書(親に書いてもらう)
・費用13,000円(都クレー射撃協会入会費6,000円+日本クレー射撃協会入会費5,000円
+推薦手数料2,000円)
※推薦申請書類一式はこのページ下部よりダウンロードできます。
※「日本クレー射撃協会入会申込書」と「各都道府県クレー射撃協会入会申込書」は各都道府県クレー射撃協会事務局や銃砲店に問いあわせてもらってください。
※書式の<様式第1号>銃砲所持推薦申請書の「所持しようとする銃」の欄は、必ず空欄にしておいてください。なぜなら、もし決まった銃があって記入して、それが変更になった場合は、推薦が取り消しになるからです。絶対に空欄にしておいてください。
~推薦申請書の流れ~
次に推薦の流れについてです。推薦申請書類一式の流れを確認しておきましょう。これはとても重要です。
なぜならば、もし推薦が滞った場合には、どこで申請書が停止しているか判明するために流れを理解しておかなければならないからです。
推薦者
↓
各都道府県クレー射撃協会(千葉県の場合は直接日本クレー射撃協会へ送る)
↓
日本クレー射撃協会
↓
各都道府県体育協会
↓
日本クレー射撃協会
↓
各都道府県クレー射撃協会
↓
推薦者
この流れによって申請書類は推薦書となって申請者の元に戻り、これを教習射撃時に申請するときの書類に添付すれば、未成年者でも所持の次のステップに進むことが可能となります。
通常は問題がなければ一ヶ月かからずに戻ってきます。
以上に述べたことが推薦制度に関しての簡単な概要となります。次に具体的な申請方法に関して説明をします。
~申請方法~
上記の書類を集めたら、送る前に各都道府県クレー射撃協会、日本クレー射撃協会の事務局両方に
「○○大学の○○と申します、推薦書類を送ります。近日中に届くと思いますので、よろしくお願い致します。」とメールでもよいので連絡を入れてください。
書類と費用のはまとめて郵便局へ行き、現金書留で送ってください。
この時に現金書留専用の封筒の中に「低年齢推薦申請者の○○です、入会金と推薦手数料の一万三千円を送ります、なお推薦書類は日本クレー射撃協会へ直接郵送してくださるようお願いします。」と相手がわかるようにメモを一枚ずつ書いて同封して送ってください。
※必ず、推薦書類を日本クレー射撃協会に郵送する旨をメモに書いてください。平成25年から推薦手続きは日本学生クレー射撃連盟から日本クレー射撃協会へと扱いが変更になったからです。
以上が申請の具体的なやり方である。次に申請に関する諸注意について述べるので、しっかり最後まで読んで確認していただきたい。落とし穴が結構あります。
~申請に関する諸注意~
・推薦を受けて銃を最終的に所持したら、所持の報告を必ずメールでもよいので日本クレー射撃協会にすること。
・推薦時に各都道府県クレー射撃協会と日本クレー射撃協会に入会するので、次年時から4月から6月の間に更新手続きをしてください。学生であれば更新手数料は六千円で済みます。
・推薦書が手に入ったら、早速、次の教習射撃申請に移ることが可能になるので、推薦が降りるのを待っている間に、教習射撃申請に必要な書類を準備したほうが、次にスムーズに移ることができます。特に、本籍地発行の戸籍抄本と身分証明書は遠隔地に本籍地がある場合、取り寄せに時間が掛かるので、推薦の申請を出し終わったら、すぐに準備しましょう。戸籍抄本と身分証明書は教習の次のステップでも必要になるので、2枚ずつ発行してもらうとよいでしょう。