200505
五月三十一日(火)
研究室にだれか人がきた。「先生が帰ってきたら、連絡するように伝えておいて」と言われた。帰っていったが、名前を知らないことに気づいて追いかけて「誰ですか?」と問うた。そして聞いた名前とまったく違う名前を黒板にメモして、研究室を混乱の渦に陥れた。
Stringゼミがあった。
五月三十日 (月)
に何をしたのか今となっては定かではないが。たぶん一日学校にいたと言う日であったはず。
たぶん夜中に、ぶんこさんと芸術談義をしたはず。
五月二十九日(日)
2004年度の写真のベストアルバムを作った。高くついた…。しかし、これから2000年から五年分のベストアルバムを作るつもり。
鴨川レースに参加した。鴨川レースとは鴨川の中を、道ではなく川の中を三条から出町柳まで(約2km)を走るレースのこと。
見物をしに行ったつもりが、いつのまにか参加していた。スニーカーとジーンズで走るのは非常に大変。浅瀬を選んで走るという戦略に出る。川の中からの風景は非日常的で美しい。途中のどが渇いて、川の水を飲みたいという衝動に襲われたが、なんとか耐えることができた。
一位と思いきや、先頭集団ははるかに早くゴールしていて結局は二、三十人中七位。来年は装備をちゃんとして一位を目指そう。10km走るぐらい疲れます。
夕食は、吉田寮の宴会に紛れ込み、鍋にありつく。
それから、学校に行き、火曜の予習をした。
五月二十八日(土)
基礎物理学研究所のハイキングに参加した。
行ったのは、奈良は若草山。景色がいい。奈良にこんな場所があったなんて忘れていた。また二月堂に行きたい。大仏にも会った。昔より立派になっていた。鹿せんべいを食った、意外にうまかった。おからの味。
今日も吉田寮の食堂で食事。夜遅く行ったので、ライブがやっていた。声が全く通らないので、店員を見つけて、耳元で「何かお腹が膨れるものを」と言って注文。何かお腹が膨れるものが300円で出てきた。
再びロック喫茶へ。鹿せんべいをあげた。鹿せんべいと先に言って食べさせた人はまずいまずいといい。言わずに食べさせた人は淡白で美味しい美味しいと言っていた。先入観は感覚を狂わせるということか。
五月二十七日(金)
HPをニフティに動かすことにした。
今日は今日は今日は夕方、吉田寮祭のロック喫茶に行った。
行ったら中で鍋をやっていたので、場所を間違えたのかと思った。
もと京大キノコ部の人と知り合えて、感激なのです。
五月二十六日(木)
ニーチェの「悦ばしき知識」失ったのでまた買ったのだが、それが今日見つかった。一つは何かの贈呈用に使おう。
五月二十五日 水曜日
朝型にしようと六時半に目覚め、七時半には学校に。
でも朝は低血圧がきつくてあまり勉強できなかった。
速報は高次元位相的重力理論。興味がある分野なので勉強になった。
セミナーはy田教授の「相関の強い電子系の超伝導」の話。学部のときに聞いた話が多かった。
それからS君と再びバラバーラに行く。アフリカ料理が400円で食えて満足。今度は本格的に吉田寮を探検した。美しい世界だった。
研究室に戻り、夜も十一時半となりそろそろ帰ろうかとしたときに、y君との議論が始まる。高次元スピノールについて基礎からみっちり。四時まで議論はおよぶ。
偶数次元のクリフォード代数のディラック表現が、既約であること。
奇数次元Dのクリフォード代数のディラック表現はγ^Dの取り方に±の任意性があり、この二つの表現は等価でないこと。
偶数次元のクリフォード代数の既約表現において、すべての元と反可換な元は一意的に決定すること。
奇数次元のクリフォード代数のディラック表現において、すべての元と反可換な元は存在しないこと。
偶数次元のクリフォード代数の既約表現の元は、1を除いてtraceがゼロであること。
偶数次元のクリフォード代数のディラック表現が同じサイズの行列の完全系をなしていること。
を証明した。高次元スピノールについてのレベルが十ほど上がった。
五月二十四日 火曜日
十二時ごろ目覚める。
それからポルチンのゼミ。φ(z)とexp(iH(z))、Hはフリーボゾン、φはフリーフェルミオンは大体同じという話。つまりボゾン化。
これから、大Nについてのゼミが始まる。それと、秘密ゼミを一つする。
終わったあと、眠くて眠くて、寝ながら位相的場の理論の勉強。
八時ごろに帰る。図書館に行ったら開いていたので、岡本太郎を読む。
九時に食事でもしようと、吉田寮祭の食堂「バラバーラ」に行く。
吉田寮は行くのは初めて、入るなり五歳ぐらいの女の子がキックボードで移動しているのに遭遇した。
いざバラバーラで食事せんとするが、おりしも演劇が始まるために臨時休業。
これもまた運命かと思いて、しばい部の演劇を見る。非常に前衛的な劇だった。舞台から切り刻んだニンニクを客席に投げるのは食べ物を粗末にしてよくないと思った。食ったが。
五月二十三日 月曜日
ポルチンスキーの予習で一日使う。
それ以外に高次元のスピノールについて考える。
朝の四時までかかって予習が終わる。
メールや日記など人の書いた文章を読んでると書いた人の声で聞こえる。
この前、朝倉の「物理学の発展」を読んでいて、「この文章K先生が喋っているように聞こえる。」と思って著者名を見ると本当にK先生で驚いた。
五月二十二日 日曜日
ずっと家に引きこもり。
朝ごはんはなっちゃんのパンをいただく。
HPの整理をした。
昼ごはんはみつきちゃんの作ったカレーをいただく。
写真の整理をした。各年度のベスト版を作る気。
夕ご飯は食パン二枚と牛乳。
五月二十一日 土曜日
男二十五人あまりでハイキングへ、大文字山から三井寺へ。その後、僕は一人で三井寺を拝観。猫のメリーさんにも会う。その後、スターバックスで「ちょっとピンボケ」を読んで、宴会へ。
人たくさんで酒を飲んだり騒いだりするのは好きではないが、今回は主催者側なのでやむを得ない。
夜の鴨川を一人歩き、カフェでココアを飲む。
そして家に帰る。
この新しいポップアップかなりうざったい。なんとかならないものか。とりあえず、日記とインデックスは上を開けることにより対応。河岸を変える潮時かな?
五月二十日 金曜日
インドネシアからえりちゃんが家に帰ってきた。現在男二人女四人で共同生活しています。
ポルチンスキーを読む。
ある暗号を解読する。
形容動詞の連用形と、名詞+には区別がつきにくい。例えば、「理不尽に勝利する」は勝利の仕方が理不尽なのか、理不尽に対して勝利したのか分かりずらい(この場合おおかた後者だろう。)。
図書館でMozartのハイドンセットを聞き比べた。ハイドンセットにはMozartの美しさが凝縮している。ここのハイドンセットのMidiは素晴らしい。上手く動かないときは更新すると動くようだ。
この日だったか忘れたが、学部一年生の焼肉がやっていた。
覗いたら、素粒子の話をたくさんさせられた。
女の子の周りには、常に男たちがバリアのように囲っているのが印象的だった。
五月十九日 木曜日
夢:文明荒廃後の世界。道で見つけた孤児を二人養子として育て、旅をしていた。年上の子には飛び方とかを教えてい た。寮のようなところで数泊する。手で触れた物の時間をもどす能力を利用して修理屋をしていた。そこで、年下の子は僕から離れ他の人の養子になった。年上 の子は、飛行訓練中事故で頭を打ってしまった。頭の中に透過体化した手を入れて、事故前に時間を戻すと治った。
最近長い間読みたいと思っていた西遊妖猿伝を読み始めた。まだ一巻目これは面白くなりそう。
荘子とニーチェの思想は「善悪を否定して、全肯定の境地に至る」という点で似ている。
最近、週に二、三人新たな知り合いができている気がする。春だからか。
朝起きて、ヨガと瞑想を三十分。そして今日もポルチンスキー。
五月十八日 水曜日
研究室会議でハイキングの発表。あとはポルチンスキー。
最近、柏木ハルコの漫画「花園メリーゴーランド」を読んだ。
素晴らしい内容だった。テーマは「近代的な性の価値観と、前近代的な性の価値観の狭間でゆれる少年少女」
なくしてた本、ニーチェ「悦ばしき知識」を買いなおした。前のは付箋を大量につけていたので紛失は残念。
中学時代を最後に、人を嫌ったり、何かに怒りを感じたりすることがなくなったようだ。
この前、手に止まって僕に写真を撮らせた蝶が、数秒後自動車に轢かれて死んだ。生ははかない。
五月十七日 火曜日
今日はハイキング予行と学振終了飲み会。
ハイキング予行は山道を行ったりきたり。結局、大文字から三井寺直前まで行って元に戻る。
大文字から見える、京都市はなかなか格別の風景であった。
飲み会は串かつ食い放題、ここしばらく、日に1000kcal以下しか取ってなくて減りつつあった体重を回復できた。
ところで学振はあたったら月二十万、三年間貰える。Az君が「毎食500円の物を食える」と冗談を言っていたが、実 際この額になると、使い道が考えもつかない。食べ物や住む所に困っているわけでもないし、今欲しい物も特にないし。と、このように考えるのを「取らぬ狸の 皮算用」という。
五月十六日 月曜日
学振を提出。第四稿まで行った。ついにはストレスで精神をかなり病んでしまった。
ああ、あの文章は私のやりたいことを書いたものではない。そうするには知識が足りなかった。あのような文章を提出するのは恥だ。大反省が必要である。だが、私には他に選択肢がなかったのだ。今後、あのような腑抜けた文章を書かないためにも徹底して修行せねばならない。
実家に休養しに帰る。高校に行き、カリスマ氏などと会う。
五月十五日 日曜日
校正待ちの間に、Sくんに誘われて人体の不思議展へ行った。
ものすごい人がいた。
人間は開けても美しい。
その後、二人でお好み焼きを食って、校正の結果をもらって書き直し。
今日も徹夜。
五月十四日 土曜日
朝、レベルEを読んだ。これはかなり面白い。バカ王子とは性格が合いそう。
今日は、提出した後、Mさんの記念講演を聴きに行くが、徹夜だったので最初の講義で帰った。
植物園を歩く。静かで美しい。
帰ったら僕がもらった自転車をあげたサイモンが警察に自転車泥棒の容疑で捕まって結構大変なことに。
僕が警察に電話をして事態は収拾した。
夜はサイモンの作ってくれた料理をいただいた。
五月十三日 金曜日
ワードの文章校正の明細で、文語調にチェックを入れておきます。
すると、文章中の「~ねばならない」を「~にゃあならない」に書き換えるようにと指示されます。
第三稿を徹夜で完成して先生に提出する。最近は二日に一度徹夜しているような。
今日は研究室訪問に東北から女の子が来ていた。
僕のサイトは知っていたようで。
五月十二日 木曜日
徹夜して学振第二稿を完成した。文章書くのに一番重要なのは、勢いとはったりですね。自己評価苦しんでいる人が多いそうだが、あんなものは「理想的な研究者とは何か?」ということを客観的に書けばよろしい。
五月十日
夕方まで、n次元のスピノールについて勉強。
教官と話し合って、学振第一章を構成からかえることにした。真摯に見てくれるので嬉しい。
五月九日
間に合った。出した。H先生に弦の場の理論について教えてもらった。物理を語ると目が輝いていた。そして寝た。はるか、なっちゃん、おかゆさんと夜食食べた。
五月八日
学振の書類まだ書いてます。
学振とは何か?当たったら月20万ほどもらえるくじのようなものです。
研究目的とか研究計画とか自己評価など、とかくに大量の書類、書いて出します。
でも本当は全部単なる抽選で選んでいるんだとにらんでいます。大量の書類を書かせるのは単なるいやがらせに違いありません。研究内容とか専門以外の人が読んで理解し、優劣を決定できるわけありません。
8頁中、残るは1.2頁。明日、先生に見てもらうつもりです。ずーと書いてます。今晩中に間に合うか!?
このぎりぎり感がたまりません。
「死に直面したときこそ
生の歓喜がぞくぞくっとわきあがるのだ。
血を流しながらにっこり笑おう。」
(岡本太郎)
五月七日 学振の書類に追われてる。いよいよ行き詰まり感が見えて来ておおいに喜ぶ。GW寝込んだのを合わせて二日しか休んでないので来週は一日ぐらいは休みを取りたいものだ。
この間学しんを書いていた。熱は上がったり下がったり。生協があいていないのがつらい。五日にkmとあい、チャーリーブラウンでご飯を食べた。
五月二日 月曜日
ちょっと高校を覗いたが、あまり人はなし。大学へ戻り、休暇を終わり学振書き始める。以降休みはなし。
五月一日 日曜
関西学生マンドリンなんとかを聞きに行った。電車逆方向乗ったので遅れた。
帰りは例年通りTさんの家でパーティーだが今年は人があまり集まらなかった。