200207
七月三十1日(水)
夢1:京阪電車の特急は大阪の京橋から三十分ぐらい止まらないのですが、途中で窓 をすり抜けて降りてしまって困りました。線路の上に浮遊し壁抜けができる状態で待機し、特急がきたら体を中に入れて乗ろうと思うのですが、なかなか上手く 行きません。やっと乗れたと思ったら反対行きの電車であったりしてなかなか帰れません。
夢2:冷凍乾燥されて粉になった吸血鬼入りの袋を渡されました。もうすぐに復活するのでどこかに封印しなければなりません。条件は二つです。超高圧であることと、水に触れないことです。とくに水に触れれば即座に復活するので注意が必要です。
僕は火星の核にその袋を運ぶことに決めました。地球の核では水に触れることがあるだろう、月の核では圧力がたりないし開発が進めば水に触れることもあるだろう、ということで火星なのです。金星もよかったのですが、行くのに時間が足りませんでした。
というわけで火星に飛んでいきました。空に向かって電車も走っていたのですが、それでは時間が間に合わないので、地球から真っ直ぐに火星めがけて自力で飛 びました。火星には夢で何度も行ったことがあるのですが、それは最初から火星で夢がスタートすることが常で、地球から飛んで行ったのは初めてです。数分で 火星に到着しました。ちょっとした居住施設があるだけの世界です。手にもった袋は僕の体温で暖められ解凍されてました。袋が大きく息をします。急がなけれ ばなりません。エレベータに乗って火星の核にまで降りました。普通のエレベーターでは核までいけません。下ボタンを押して、普通の観光用のエレベータを呼 び出した後、火星の責任者が操作盤で複雑な操作をすると、普通のエレベーターの下から業務用のエレベーターが現れました。それに乗り、地下四階のボタンを 押すと、火星の核までつきました。小さな部屋がありました。いよいよ時間が足りません。袋を部屋の外に埋め込むことができません。袋を部屋の中にほっぽり だして、部屋にいた作業員を全員引き上げさせ、エレベータにまた乗り込み、上昇しました。上に着くとすぐにエレベータの坑道を爆破させました。これで封印 は成功したのだろうかというところで夢が終りました。
現実:朝から課題演習。荒い実験に成功。n君とオセロをして勝った。一日かけた長い勝負だった。
メモ・忘れてはいけないこと:9日の10:30に講演控え室に入ること。あさっての演習に鍵を持っていくこと。TAの人に進度を報告するメールを送ること。
七月30日(火)ローレンツ祭
今日はローレンツ祭です。ローレンツ祭と言うのは物理系のお祭りです。
朝、たまたま、みみこさんと電車が一緒になりました。まだ試験があるそうで、たいへんそうです。
オープンラボにはまず、素粒子論のビデオを見にいきました。ミチオカクさんやゲルマンさん、ワインバーグさんといった 大御所の顔が見れてよかったです。終ってから、突然横にいた不思議な人に話し掛けられました。話をまとめると、宇宙はコンパクトであるはずだ。だから真っ 直ぐ進むといつかはもとの場所に戻るはずだ、すると双子のパラドックスが解決できない。故に特殊相対論は間違っている…。宇宙論で宇宙がコンパクトだとい うのは、重力の影響で閉じていることを言うのですが、彼は単になんの理由もなく閉じている空間を想定しているようです。ここから導かれる結論は、普通に考 えれば、「特殊相対論は実験と観測により、成立することが分っている。故に重力の歪みとは無関係に空間が閉じていることはない。」となりそうなのですが、 それを説得させることは出来ませんでした。あとで分ったのですが、この人は僕のことを知りあいだと勘違いして話し掛けたそうです。
次は、タンデム加速器を見に行きました。ここには入るのは初めてです。最近はタンデム加速器は主に応用科学に使われて いるようで、とくに年代測定に使われているそうです。キリストの体を拭いたとされる聖布の年代測定をしたら、わずか千年前のものだと分ったという研究なん かもあるそうです。変な研究です。
午後のオープンラボは素粒子論の研究室に行って、教官・院生とだべってました。自然数の構成の話で盛り上がりました。 僕の知らない二回生の人に「毎日、日記見てます」といわれました。嬉しいような恥かしいような…。居心地がいいので、ずっと残ってました。話題が次々と飛 躍していくのが、ここの研究室の特徴ですね。
講義は吉川先生と益川先生の担当でした。吉川先生のお話しは非線形科学の授業と同じようなことです。こちらもついつい条件反射的に半分寝てしまいました。要は現在の生物学の謎の解明に物理的思考法が効くだろうという話です。
益川先生は小柄で可愛らしい人でした。七十年代までの理論物理学の流れを説明してくれました。「理論屋はちょこちょこと計算して上手くいかなかったら、すぐに革新的な大理論を打ち立ててそして失敗する。」という話が気に入りました。
そして後は懇親会。お酒を交えながら中庭でパーティーです。いろいろな先生と話が出来ました。川合先生に 2πδ(iD)δ(x)=1を納得させました。δ関数展開は要は漸近展開でよくやることだそうです。くご先生によると宇宙が26次元なのは24ひく2で 26だそうです。
雨が降りそうな天気でしたが、しのみ君のスタンド「ムーン・ラブ・キッス」のおかげで天気型もたれました。ありがとうしのみくん。
日が沈み真っ暗になるまで残って帰りました。
七月二重苦日(月)
夢:恐竜に襲われる。こちらの武器は神経毒をつめてつかう短銃一本のみ。相棒が弾に毒を詰めるに手間どい苦戦するが、なんとか2発頭に当てることが出来た。
延々と続く鍋に足を入れながら歩いていった。
見知らぬ人に車に乗っけてもらって、家に帰った。京大のサークルの人たちらしい。
インターネットエクスプローラー2000なるものをインストールすると、Win2000以降にしか対応していないらしく、パソコンが壊れた。
量子力学の試験は少し戸惑う所もあったが、簡単だった。試験終了25分前に提出して退出した。日本語で上手く説明できなかったが、式と答えがあっているのでいいだろう。先生の作った解答も僕と同じであまり上手に説明できていなかった。
これでついに試験が終った。ばんざい。終った瞬間に今までの苦労は全て忘れた。今日から十月まで長い夏休みが始まる。だらけないように暮らしたいものだ。
昼食のデザートにパイナップルを食べた。その後、お茶を飲むと口の中に不快な味が広がった。パイナップル+お茶で何か合成されるのだろうか?
エレベータにのって演習の部屋に行った。「エレベーターの行き先ボタンを連打すると各階に止まる。」という事実を発見した。これはどういう原理で起こるのだろうか?
演習では、風邪をひいてここ三日間何も食べていないf君が死にかけになりながらもSU3について講義をしてくれた。正直よく分らなかった。計算方法は分るのだが、いったい本質的に何をやっているのかがつかめなかった。ジョージアイでも読んで勉強しようかと思った。
その後、明後日からの実験の打ち合わせをした。朝九時からだ。これでは毎日六時起きだ。まあその分早く帰れるからいいのだが。(希望的観測)
総人の図書館に行った。途中の自動販売機でイチゴジュースを買うと、出てきたのはは単なる水だった。八十円の水。どうなってんだと思いつつも、もったいないから飲んだ。
京橋の駅でチューリッパ-さんに会った。非常な偶然である。なぜなら、昨日、「試験が終ったのなら明日お茶しませんか」と誘われたのを、「演習があって夜遅くなるから無理です。」と断った所だからである。電車の中でよもやま話をした。
帰ってから田中ブラザーズをした。ついに二面のボスが倒せた。
寝る前にちょっとだけ古典力学を復習した。これから量子力学との関連に注目して復習を続ける計画である。
七月二十八日(日)
金曜日に書き忘れたこと:夢で時間を止めるのは難しいが、時間をゆっくり流すことは意外に簡単だということに気づいた。単に集中するだけでできる。
今日の夢:素粒子レベルの大きさになって、電子×電子の散乱をみた。ファインマンダイアグラムが見えた。その後、運動量空間に行き、電弱相互作用と強い相互作用が如何に異なるかを誰かに教えてもらった。
して今日はずっと量子力学の勉強をしました。
六時になって、さて家庭教師に行くか、と荷物をまとめて家を出ました。家庭教師先の家についたら何か車が止まっていま す。あ!記憶が頭に押し寄せてきました。今日は旅行に行くから休むんだと、彼は先週言っていたのです。私はもう駄目なんじゃないかと激しく落ち込みまし た。
家に帰りました。家族の人たちに散々馬鹿にされました。悔しいから、新しいコンテンツなど作って、一時間ばかし田中ブラザーズをする。一面のボスで99騎までためるという非常に無駄なことをして遊ぶ。
そしてその後、量子力学を続けた。去年の問題をみたら簡単に解けそうだ。だから安心する。
確率の流れって一見覚えにくい定義っぽいけど実は単に、Re(φ* p/mφ)なんですね、これなら物理的意味が明らかで簡単に覚えれそうです。
七月二十七日(土)
まず朝は遅く起きる。その後、量子力学の勉強を始める。なかなか進まない。はてな村塾に行く。で、量子力学の勉強はやはりなかなか進まない。なにが問題かということノートの判読が極めて難しい。しかもあまり真面目にとっていないので何をやったのか思い出せない。
疲れたのでありさんとオセロをやった。負けた。
夕から、「我輩は猫である」の朗読会をやった。「我輩」がこんなに面白いとは思わなかった。この面白さは土屋賢二につながる面白さだ。とにかく笑えるので、読んだことない人は、文学だと敬遠せずに一度読んで見てはいかがでしょう。
HiCCo君とオセロをやった。勝った。端の取り合いが実に難しかった。
また、ありさんとオセロをした。今度は勝った。単純に嬉しい。
帰ってから、インターネットでオセロサイトを検索して、練習問題などを解いてみたが全然できなかった。以外に奥が深いゲームだ。
ということで余り何事もなく過ぎた一日でした。
七月二十六日(金)
夢:目的地に向かって飛行していると、日も暮れ、山も越さなければならないので地上に降りて宿を求める。丁度近くにハ ウステンボスのようなテーマパークがあったのでそこに止まることにする。しかしそこの宿は罠だった。部屋に案内されるときに、一度鏡の中の世界にに入り、 半径五センチぐらいのトンネルを通ったので怪しいと思ったのだが、ついてみるとそこはトイレと風呂と洗面台だけある閉鎖された空間だった。宿主はどこかに 消え、通ってきた道はつかえない。こんなは簡単に抜けれると壁抜けをするが、何度抜けても、そこはまた別のトイレと風呂と洗面台のみある閉鎖空間。亜空間 に閉じ込められたのだ。少し困ったが、横に抜けても出れないのなら天井を壁抜けしたらどうだと考えやってみると、亜空間から抜けられた。
外は大雨だったのでしばらく雨宿りする。
雨がやんだので、また旅を続けると、目の前にまた敵が現れた。その敵は不思議な爪をもっていて、それに引っかかれると、身体が左右対称にしか動けなくなった。歩くことすら出来ない。
その敵がとどめを刺そうと十分近づくのを待った。敵が念動力の射程距離内に入った。間を入れず溜めた力を一気に解放した。敵は吹き飛ばされ、近くの川に落ちた。爪の効力がなくなったを確認したところで夢が終った。
朝:寝たきり
昼:ギタマンに行く。明日から合宿だそうだ。花火が足りていないということで、ゆみさんを近くの玩具屋に連れて行く。そこで二千円分の花火を買う。
その後家に帰り、無為に過ごす。
家族の者と「タイムマシン」を見に行った。
あまり前評判はよくなかったが、とても楽しめた。分らないことがあれば、未来の図書館に行って調べればいいやという考えは、なかなか面白い発想だ。
タイムトラベル中の景色の変化は素晴らしかった。ツタが瞬く間に生い茂るシーンや 氷河が水のように押し寄せてくるシーン、ビルがにょきにょきにょきと高くなっていくシーンは圧巻だった。(むしろこれさえ見れれば僕は満足。タイムスケー ルを変ると、全く違う世界が見えるというのは科学ではおなじみのことだが、それを実際に目で見ることは現実には無理なので、このような映像はとても嬉し い。)
原作(HGウェルズ”タイムマシン”)にあるような強烈な文明批判はないので、その辺を期待する人は失望するかもしれません。
家に帰ると、近くの公園で盆踊り大会をやっていた。というわけで、三十分間踊りに行った。河内音頭や豪州音頭などなど。全然上手く踊れないがみようみまねで動いていると、なかなか楽しかった。
七月二十五日(木)
結局昨日は結晶物理学の勉強が殆ど出来ませんでした。それで朝の電車の中で頑張って勉強しました。なんとか最後までノートを読み通すことが出来ました。
テストは簡単でした。最後の方は先生と雑談しながらのテストでした。
以前に書いた∫∞∞dx (sinNx/x)2を計算せよという問題が出ました。複素積分をつかってと脚注があったので、前のやり方は使えませんでした。そこで新しい方法を考えてみました。
∫∞∞dx (sinNx/x)2 こういうのを見ると、f(t)=∫∞∞dx (sintx/x)2とおいてtで微分したくなりますね。してみると、f’(t)=∫∞∞dx sin2tx/x=∫∞∞dx sinx/x dx =π (t>0)最後の計算は複素積分でする。
f(0)=0 より、f(N)=Nπ
ちなみに最後の積分をδ関数を用いて計算する方法を今思いつきました。
f’’(t)=∫∞∞dx 2cos2tx=2×2πδ(2t)=2πδ(t)
よってf’(t)=C(t<0)
=C+2π(t>0)
f’(t)は奇関数なのでC=-π
よって∫∞∞dx sinx/x dx =π
家に帰ってからはひたすらだらけてます。あとテストは量子力学を月曜に残すのみなのですが、虚脱感がひどいです。
このまま夏休みが始まると大変なので、今のうちに夏休みにしたいことをまとめて置きます。
1.指輪物語の三部を読む。
2.不思議の国のアリス、鏡の国のアリスの原書を読む。
3.古典解析力学を考える。とくに量子力学との関連を考える。
4.QEDから古典電磁気、及び非相対論的量子力学を導き、その関連を調べる。
5.ファインマン電場公式を導く。
6.輻射の計算の簡単な方法を探す。
7.去年の物理数学前期のノートになにか面白いことが書いてないかチェックする。
8.一般相対論を復習する。「微分形式による特殊相対論」を読んでそれを一般相対論に発展できないかを考える。
9.丸善の「群と物理」を読む。これだけでは不十分なのでその他の群についての物理数学の本を読む。
10.Dirac Quantum Mechanicsの後半を読む。
11.J.J.Sakuraiの現代の量子力学を読む。
12.場の量子論を勉強する。ファインマン則を導けるぐらいに。
13.演習の問題を解いてしまう。
14.微分幾何、位相幾何を勉強する。
15.ファインマンがファインマン物理以外に統計力学の本を書いているそうなので読んで見る。
16.線形代数続論的なことを勉強する。堀田良之「代数入門」を使う。
とこんなところです。実際どれぐらいのことができるかは不明です。前半はずっと実験が続きそうですから。
六時半から、ちゅきさんと会いました。彼女は饂飩研究家なので饂飩を食べました。そのとき、与えられたグラフの積分とは何を意味するのかを説明しました。
その後、饂飩だけじゃあ味気ないので、ガストにいきデザートを食べました。入る際に、彼女が開けた扉を、彼女が入る前に僕が入ったので怒られました。
というわけで、合計二時間ばかし近況や思い出話等喋りました。古くからの友人と言うのはいいものです。昔から全くお互いの接し方が変わらないというのもいいものです。
で、家に帰り、いろいろあって、十一時に音楽を聴きながら眠りにつきました。ヴィヴァルディ-の「調和の霊感」は聴きながら寝ると心地よいです。
この日は、風の強い日でした。朝早くに出発したとき、空から降りてきた薫る風が体に吹き付けて実に心地よかった。僕の 自転車通学路には綺麗な朝顔が咲いていて、生い繁る緑の葉に映える紫の花は、毎朝僕の目を楽しましていたのですが、ついに今日凋んでいました。少し寂しさ を感じました。
七月二十四日(水)
最近一日前のことですら殆ど何も覚えていない。昨日は何をやったかと考えても全然おぼえていないので日記を読むと、なんと環論と体論のテストを受けているではないですか。一週間ぐらい前のことだと思ってました。
朝はn君がくるまで一人で六号館前で統計の勉強。来てからは討論しながら勉強。
統計のテストは、一問大失敗した以外はやんごとなく終りました。ちょうどノートを読み落としていて忘れていたところが 出たのです。フェルミ理想気体の比熱の定性的理解です。よく考えればこの問題授業のときに後で質問した問題です。強引に解こうと思ったのですが、全然違う 結果が出てしまいました。
それから、二時半まで物理の英語の勉強です。その間に自転車を物理教室から六号館前に動かしました。テストのあとすぐ に総人の校舎に移れるためです。自転車をとりにいったものの、鍵を図書館のかばんのなかに忘れたので、かついで運ぶこととなりました。結構重かった、ある 人に「何してるの」と聞かれると面倒なので「いろいろ事情があって」と答えました。
「物理の英語」はまあこんなものでしょうといった感じでした。最後の英作で五十文字以内で書けとあったのを書いてみると二十字しかないのでいろいろ考えて付け加えていくと極めて不自然な英文が出来上がってしまいました。
もう、テストはいやだ。帰りたい。一日に3時間もテストがあるのは耐えれない。あと一週間テストが長く続けば間違えなく精神に支障をきたす。などと考えながら、論理学基礎論のテストをうけに総人キャンパスまで自転車をこぎました。
論理学基礎論のテストは拍子抜けするほど簡単でした。自然推論で証明せよなんて問題もあったのですが、教科書そのまま でしかも教科書持込可なのでなんも考えることなく解きました。少々味気なかったのですが、まあ簡単なのはよいことです(自分にとって)。試験時間が終る前 に提出して帰りました。
ギタマンの同輩、ちゅきさんから電話がかかってきました。グラフの解析についての質問です。それの話が終った後いろいろ昔話に花が咲いて、一時間あまりも喋ってしまいました。
七月二十三日(火)
昨日はなんと101名もの来客がありました。ご贔屓感謝します。
夢:宇宙人にビルに閉じ込められた。宇宙人は見かけは地球人とそっくりだが背が高く、動きが敏捷だった。僕は壁抜けで やすやすとエレベーターから空に飛び出した。それからいろいろあって、実は宇宙人が既に地球を支配していることを知った。正則関数の平均値の定理を用い て、有界な正則関数に対して、ある定理を発見した。内容は忘れた。複素数平面は白かった。
ということで、今日はまず電磁気1のテストです。8問あるうち、最後の問題以外簡単だった。やりかたは分ったが計算が 大変。ごりごりごりごりと積分をすると複雑な答えについた。提出したら、簡単な方法があるよと先生が言っていた。なんだろう。あとで考えるとさっきの複雑 な答えは単位が整合していないことに気づいた。
ある四回生の人から、電子の電荷と質量の関係をおしえてもらった。電荷は1.6×10^-19C質量は 9.1×10^-31kgだが、良く見ましょう。16をひっくり返したら91です。19と31を足せば50です。これを覚えていれば、一方から他方が導け ます。強引過ぎて覚えてしまいました。
環論と体論のテストです。残念ながら先生は紙時計はしてませんでした。既に問題は公開されたいたのですが、量が多く大変です。最後の方は時間がなく詳しい説明はできませんず、結果のみを書いた答案になってしまいました。とはいえ全問に解答をつけることが出来て満足です。
ところで、体論(からだろんとは読まない。たいろんと読む)ってなにか物理と接点があるのでしょうか。接点をご存知の 方は教えてください。群や環はよく物理でも見かけますが、複素数と実数および行列以外の体を物理では見たことありません。まあ接点がなければなければで、 自分で作ればいいのでしょうが。
図書館でそれからずっと勉強。五時になって追い出されたので、電磁気Ⅲ(僕はとっていない)の試験が行われている部屋の前で人が出てくるのを待った。
n君と帰りました。統計について議論を交わした。テスト勉強は議論を交わしながらやるのが最良なやり方だと思いました。
残る山は統計と量子のみ。
月曜日にトップに書き込んだこと
C(T^3+T^(-3))がC(T)のガロア拡大なのはなんでですか?半日考えたのですが分りません。
→風呂に入って考えると分りました。
証明の概略:
C(T^3+T^(-3))=L
C(T)=K とします。
まずKはLの(真に大きな)拡大体である。
L(T)=Kです。
TはL上の多項式、g(X)=X^6-X^3(T^3+T^-3)+1∈L[X]の根である。
g(X)は実はL上既約である。このことの証明には多少苦労する。方針はまずg(X)がL上で二つにわれたとして、次数の小さな方をf(X)とする。
C(X)上でg(X)を因数分解してg(X)=(X-T)(X-T^(-1))(X-ζ_3 T)(X-ζ_3T^(-1))(X-ζ_3 ^2 T)(X-ζ_3 ^2 T^(-1))
dim f(X)=n とする,1≦n≦3である。f(X)は上のg(X)のC(X)での素因数をn個異なるものを掛け合わせたものである。f(X)のn-1次に注目する。f(X)はT→T^-1で不変なはずなので、n-1次の係数をaT+b T^-1とすると a=b が成立する。よってnは偶数。またf(X)はT→ζ_3T 及びT→ζ_3^2T で不変なはずなので、同様にn-1次の係数に着目して、nは奇数でないといけないこれは矛盾。よってg(X)はL上既約。
g(X)のL上の共役は全て、Kに入るのでこの拡大は正規拡大、またLはQの拡大体なのでこの拡大は分離拡大。
よってガロア拡大。
ガロア群として、TをTの共役に写す写像達がとれ、これは位数6の二面体群、すなわち三次の対称群に等しいことが容易に示される。
以上殆どの人には関係のないことでした。
七月二十二日(月)
テストがないので今日は学校には行きませんでした。演習も一致団結して休みました。
今日はまず朝一時間ほど論理学をしました。それから延々とガロア拡大をしました。
ガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロ アガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロ アガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロ アガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロ アガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロアガロア。
といった一日です。
よく考えてみればこの三日間で物理をやってません。統計は明日の勉強だけで大丈夫なのか?
明日の予定:六次起床。電磁気1を受ける。成績の書き直しのために。環論と体論を受ける。十二時に終る(のか)。それから統計を血眼で勉強する。以上。
七月二一日(日)
朝六時に起きる。体がだるい。六時半から物理の英語を勉強し始める。終らず十一時までやる。とりあえずプリントの精読は完了した。
十一時から、散歩に出かける。四条畷神社へ。走っていく。暑い。玉の汗がでる。
一時半から、論理学を勉強し始める。結局五時半までかかる。まだ勉強する余地がある。自然推論での推論は全然自然じゃないと思う。
そして、六時から家庭教師。八時に終る。いつもより一時間から二時間早く終った。手を抜いたわけじゃありません。
九時半から勉強再開。統計力学をやる予定だったけど、なんか自然推論でいろんな定理(ドモアブルの定理とか)を証明す るのに病みつきになってしまって、ずっとやってしまいました。実際面白いです、これは。でもHilbert型命題で定理を証明するのは殆ど不可能だと思 う。
聖書に「求めよさらば与えられん」とある。これは現実には成り立たないと思う。でも、求めなければ与えられないということは真実でしょう。
七月二十日(土)
夢:レーザーを使った実験をしていました。実験のメンバーに女の子もいたのが現実との大きな違いです。セットアップが悪 いということに気が付き、解体してまたはじめからやり直すことに。このあたりリアルです。実験室の近くには誰かえらい人の記念館みたいのがありました。そ こで展示品を弄くっていたら、所員が来て怒られそうになりました。だから言いました、「ぐちゃぐちゃになっていたのを直そうとしていたのです。」この嘘が 通じたのか、見逃してくれました。この記念館の外は駅でそれをもう少しいくと、土手がありました。右手には田畑が夕暮れに照らされています。前方には少年 院があります。右手の田畑を写真に撮ろうと、(僕は夢でもカメラを持ち歩いています。)カメラをアクエリアスのペットボトルに入れて(どうやったのかは覚 えていません。)、シャッターを切ろうとしました。カメラは水に濡れて壊れました。カメラをペットボトルから取り出して、分解して乾かすと直りました。
現実です。こんなことをやっている暇があるのかと自問しながら環論と体論をひねもす勉強しました。テスト問題が公表さ れているのでみると、殆ど後半の授業は関係なさそうです。それでもとりあえずは最初から最後でノートを精読しようとしましたが、半分を超したところで挫折 しました。結局ガロアの主定理の証明もよくわからんままです。とりあえず水曜までに試験問題の答えを考えて残りは夏休みにしようと思います。暇なときに復 習していればよかったと思っても後の祭りです。暇な時は暇をつぶすのに忙しいのです。いろいろなことを考えて。
母がウルトラマンコスモスを見ていたのでつられて見てしまいました。CGが多いですね。
夕方、はてな村でありさんとadjさんとで昔の写真を見て楽しみました。
夢での話しの方が長いのは少々病的ですね。
明日の予定:物理の英語を最後まで精読(早朝から朝にかけて)。論理学を完成(朝から三時ごろまで)。統計物理学の見直し(三時ごろから六時まで)。家庭教師をスピーディーに終らせて(九時)、それからもう一度統計物理学を勉強する(十二時まで)。
七月十九日(金)
夢1:核汚染のためにシェルター生活を強いられます。シェルターといっても大きな民間の家を改良したようなものです。 シェルターに住むのは、一クラスぐらいの人数でしょうか。疲労と食糧不足のために特に女性がばたばた死んでいきます。住民の中には私の好きな方もおられま した。どちらかが死ぬ前に思いを告げようと思っていた矢先、向こうも他の男性にそのような気持ちであるということがその人のノートから分ってショックを受 けます。このままでは、近いうちに全滅だと考え私と友人は外に出ました。すると奇妙な形態をした人間達が街を歩いているではないですか。もう放射能汚染は 終わり、あとには突然変異を起した人間達が残ったのです。街からパンを貰いシェルターの中に戻って皆に食べさせました。
夢2:夜のビル街を飛び回りました。延々と果てしなく。
現実:
朝は結晶物理学の勉強。とりあえずノートを全部読み終わりました。脱稿があったので、月曜日に誰かにたのんで持ってきてもらいます。
で、昼に高校によってから大学に行きました。高校はギタマンに行きました。久し振りです。Yちゃんがギターを弾いてくれました。上手くなったものです。嬉しい。
大学は何のために行ったのか。そうですベクトル解析のテストを受けにいったのです。ベクトル解析は去年に単位をとったのですが、成績に納得がいかないので、今年も受けに行ったわけです。
テスト問題は「貧弱!貧弱ゥ!」といった感じの簡単な問題でした。div を計算せよとか、積分をせよ(グリーン・ガウス・ストークスの定理を使えば簡単になるようにしくまれている。)とか、といった実に親切な問題でした。ただ曲率、ねじり率の定義を忘れたので一問おとしたのが残念です。
これで物理数学の試験で病んだ気が晴れました。
帰りの京阪電車では席の窓に十円玉ぐらいの大きさの蛾が飛んでました。見ると、こちらにふらふら飛んできて僕の右手に 止まりました。それから僕の手で休憩をしているのか、ずっと動きませんでした。右手がつかえないので本を読むのに苦労しました。二十五分ぐらい後に、また どこかへと飛んで行きました。
線路の横の小道を制服の高校生男女が微笑みながら歩いているところを僕の乗った電車は横切りました。美しい光景です。世界は素敵なところなんだなと再認識しました。
七月十八日(木)
今日は結晶物理の授業がありました。学校に着いたらまだドアが閉まっています。五分前なのでまだ開いていないのです。
授業が終ったら、みみこさんに微積を理学部の自習室で教えました。∑1/n の発散等。
次は虎猫くんを一時から理学部の図書館で教えました。フーリエ変換です。これはのんびりとこちらも統計熱力の勉強をしながらしました。ついに統計は最後までノートを読みとおせました。
帰ってからも統計。別のこともしなければと、結晶物理をやったら寝てしまいました。
今日は∫∞∞dx (sinx/x)2の面白い計算の仕方を思いつきました。
1sinx をフーリエ変換する。これは容易い。
2.f(x)のフーリエ変換がF(k)ならf(x)/ixのフーリエ変換は∫∞k F(k')dk' であることを利用して、
sinx/xをフーリエ変換する。これは0→定数→0という階段関数を二つ組み合わせた関数になる。これをg(k)とする。
3.フーリエ変換では関数のノルムが保たれる。すなわち∫∞∞|f(x)|2dx=∫∞∞|F(k)|2dkより上記のg(k)のノルムを計算すれば答えが求まる。
七月十七日(水)
夢:Γ関数
さて六時に起きて、学校です。出町柳につくと、バケツをひっくり返したような大雨。雷も派手に鳴ってます。ヴィバル ディーの四季の夏の第三楽章を思わせるような驟雨です。いかにも通り雨といった雨で、少しまてば止みそうな気配もしますが、嬉しいので傘をさして駆け出し ました。結果作務衣のズボンがびしょびしょになってしまいました。
物理数学の試験です。試験範囲=「授業でやったこと以外」と いった感じのテストでした。先生は授業で何をやったのか覚えているのでしょうか?四問中Ⅲの2で風変わりな解法を作ったのですが、なぜか結果が一致しませ ん。なんでだろう、と考えているうちに時間オーバー。しまった時間を見ていなかったのです。を試験後やったら簡単に解けました。先の問題も後でやったら、 別の方法で容易く解けました。(なぜ最初の方法が上手くいかなかったかはまだ分りません。)ということでこの試験は大失敗でした、なかったことにして下さ い。
次の時間は統計力学の授業でした。中心極限定理を証明しておしまい
家に帰って、統計力学の勉強をする。現実逃避に写真をアップした。写真の微調整に時間がかかった。
七月十六日(火)
明日はテストで六時起きなので早めに更新。
今日も八時に起きて物理数学の勉強。調和関数の平均値の定理がいちいち微分形式を用いて証明されていた。こんなのはコーシーの定理そのままなのだが。まあ面白いからいいかと思った。
祖母から電話がかかってきて二十分ばかし会話した。また会いたい。祖母はこの前会った時言っていた。「私は八十年生きてきて、これまで一日たりとも退屈した日はない。」と。八十年の人生で祖母がどのような智慧を手に入れてきたのかを知りたい。
さて、一時に家を出る。家を出るとき定期券がなく慌てる。いつものことだ。やっとのことで見つかり、京都に向かう。
二時半に生協のルネにつく。しばらくすると、きらきらした大きな目のみみこさんがやってきた。そう今日は彼女に一回生の微積を教えに京都にやってきたのです。
質問は三問。ルネのテラスで教える。うち一問分らなかった。
虎猫さんも来て帰っていった。
チアリーダーパフェとかいうパフェをお礼にと奢ってもらい食べました。なかなか美味しかったです。
帰ってきても物理数学。ほかのことも勉強する予定だったのだけど、できなかった。明日中に統計熱力学を最後まで一通り勉強しよう。あ、そうだ明日統計熱力学の授業があるんだった。今気づいた。
七月十五日(月)
さて今日もさっさと日記を書いて寝るとするか。
物理数学のプリントを読むが、要点がつかめない。つまり何が重要なのか分らない。様々の公式は鑑賞するものであって、 ねじりはちまきで覚えたりするものではない。そんな行為はいわゆる野暮であり、もしそれが必要とされるのなら、そんな単位はそもそも欲しくない。で結局何 がでるんだろ。
昼ご飯を食堂で食べていたら、高エネルギー研究の院生+教官達に囲まれた。実験の話をする。
ファインマン経路積分だが、もっと簡単に計算する方法はないのだろうか?普通の積分は微分の逆演算でもとまる。それの類似はないのだろうか?
ファインマン電場公式だが、今期に開発した様々な技法を使えば、今の僕の力で導けそうな気がする。今度挑戦してみよう。
今日は下駄を履いていった。服装は洋服で。出町柳を出たところの、雑貨屋に入ったら、初対面の店主のおばさんに「作務衣を着たらどう?」と言われた!いつも着てます!
今日の課題演習は理論のゼミだ。ついにQEDが終った。後は群論を少々するだけ。残りはf君が再来週ボランティアでやってくれるそうだ。よかったよかった。
夜は現実逃避に写真をアップした。肌が赤っぽくなって困っていたら、母に適切な色調補正をアドバイスしてもらった。黄色を強くすることで赤っぽさを消すなんて考えもつかなかった。流石に普段から絵を描いているだけあるものだ。
七月十四日(日)
生きていくのは辛い。だからこそ楽観的に生きようと思う。
夢1:京阪電車の車掌がやられたため、僕が運転することになった。窓の横にあるスイッチで電車がアクセルとブレーキになった。さらに車内に爆弾を仕掛けようとしていた、中学生の二人組組みをつかまえた。
夢2:家の近所で何度も何度も時間を止めようと頑張った。三回に一回ぐらいは一瞬だけ時間が止まった。まだまだ修行が足りない。それはそうと、念動力はもう自由に使えるようになったようだ。
起きたのは朝の四時。古典電磁気学を全般的に復習する。ファインマン物理学はやはり良い本だ。なんど読み返しても発見がある。
六時に寝て九時半まで寝つづける。起きてからは物理数学をする。あまり進まない。
昼は昼寝と散歩と漫画読書に費やす。風がよい具合に吹いていて昼寝が実に心地よい。
漫画は柳原 望の「さんさんさん」を読んだ。この作者は実に女性を魅力的に描く。笑顔の絵が上手い。登場人物が皆前向きで実にすがすがしい。
家庭教師をして帰ったら一日が終る。
試験期間はだらけてしまう。したいこともしたくないことも後回しにしてしまい、さらに試験勉強もできないという非常によくない状況に陥りがちだ。反省するべきである。こんなことではいけない。
七月十三日(土)
昨日一時に寝たにも拘らず起きたのは三時半、雷が鳴り響いていたので、窓を開けて雷見物、稲妻は見えなかったが、空が時折光り雷鳴が響くのがのがいとおかし。
昔、中学かそれぐらいの頃、一晩中稲妻を見ていたことがある。今でも雷がなると嬉しくてたまらなくなる。
そののち、物理数学を進める。微分形式の言葉で正則性を語っているのが面白い。もっと高次元ならどうなるのだろう。以前この問題(高次元での複素解析)でひっかかったことがあるので、よく考えたい。
朝の六時まで、勉強をしてその後朝の九時半まで寝る。二度寝というか、二分割睡眠だ。
また物理数学をして、二時から北新地のジュンク堂に旅発つ。ジュンク堂に行くまでに昔学んだ、時間変動しない電気学を復習した。いろいろ発見が会った。磁位とは結局なんじゃらぽん。
ジュンク堂の近くのレコード屋で、ビバルディーの「調和の霊感」と、モーツァルトの「フルートとハープの協奏曲」を購入した。
ジュンク堂では、老子を探したのだが売っていなかった。代わりに朝永振一郎の「量子力学と私」を買った。
五時に帰ってきて、塾で碁をうった。今回が三回目かな。まだ全然どこ置いて分らなかったので、打ち終わるまで四時間も かかってしまった。これだけもかかると続かなくなるので、もうすこし本で勉強して速くうてるようになろう。結果は九目置きで、九目負け。もっとも途中でア ドバイスを受けながらの成績ではあるが。
で後はぼんやりとして過ごす。
「量子力学と私」には朝永氏のひたすら鬱な滞独日記が読めて面白かった。
ビバルディ-はいままで何の曲か分らなかった曲の題名が分かってよかった。
モーツァルトは完備だ。
七月十二日(金)
今日は素粒子物理学最後の授業。かねて耳に聞く、ニュートリノ振動がいったい何なのかが分って満足。
食堂で自主ゼミのs先輩に出会ったら、いきなり「なんか今日は君、波に見えるね。量子化したの。」と言われた。
食事を一人でとり、演習が始まるまでつれづれに過ごす。ベンチで日向ぼっこしながら寝転ぶと気持ちが良かった。
演習ではその場で解いて二問発表した。どちらも発表中予定外の事実に気づき、とて もあせった。特に二問目はほとんど黒板の前で解くことになってしまった。やっぱりちゃんと準備して発表しないとみんなに迷惑がかかるなあ、と思った。発表 が終ってから二問めのよりよい結果に気づいた。
帰りの電車内で、焼きまわした文化祭の写真を注文者別に分類して袋詰する作業をした。とても気分が悪くなって大変だった。
分類した写真を届けに高校に行くと、さのまさんが僕を待っていて、待ちきれずに丁度帰るところだった。丁度高校のパソ コンから僕のパソコンに「待ったけど遅いので帰ります。」というメールを打ち終わったとこだったらしい。もしそのメールを打ってなければ、もっと先に帰っ ていたのだろう。面白い。皆に配るのを彼女に全て託した。ありがとう、さのまさん。
そしてだ、高校から家に帰ってからは寝込んだのだ。七時半まで。そこから英会話に行った。英会話から帰っては夜の散歩をした。
七月十一日(木)
夢:極低温の実験をしていて液体ヘリウムを作り出した。すると南さんが、注射器に液体ヘリウムを入れて、こちらに迫ってきた。注射された!液体ヘリウムは身体の血管を通って脳に達した。この辺の感覚が非常にリアルだった。
脳が超伝導になった!しかも部分的に。もう駄目なんじゃないかと思った。身体が引き裂かれるような感覚を味わった後、夢だと気づいたのであわてて夢を解除した。
全く南さんはひどいなあ。人を実験台にして。今日の原子核物理の時間に彼に抗議しておいた。
今日は朝学校に向かって歩いているとき,天地が逆転した感覚を得て、倒れそうになった。危ない。
結晶物理原子核物理はつつがなく終了。
食堂に行ったら、レジのおば様が「この前プリペイドカード忘れていったでしょ」と。こんな一個人をよく覚えていてくれたものだ。
電磁気学演習では、「二次元系でベクトルポテンシャルを定義せよ」と言う問題を磁場がx、yにしか依存しないとき、ベ クトルポテンシャルを構成せよという問題と思って解いた。先生の意図はそこにはなく、二次元空間でMaxwell方程式を作ったとき、(例えば微分形式を 用いて)Aがどのようになるかを示せということらしい。多分Aは連続体力学でやった流れ関数になるとおもう。これを微分形式で示すことが僕のレポート問題 に追加された。
おまけ 微分形式によるMaxwell方程式
α=Aμdxμ dα=ω dω=0 d*ω=μ0*j
その後、ゼミ準備ゼミをDiraq方程式のグリーン関数を求めているのが感動した。やはりフーリエ変換というアイデアほど(これは運動量表示するというアイデアと等価。)物理にとって有用なアイデアはないだろう。実際に計算するのは大抵の場合面倒だけどね。
今日ポリΓ関数に関する式、ψ(z)=Γ’(z)/Γ(z)、ψ’(z)=∑n>=0 1/(z+n)2
に物理数学のノートで出会った。可愛い!頬擦りしたい!
七月等価(水)
夢:神社を見に行ったら、中から水が出てきてあっというまに大洪水。上に上にと逃げて、道路の上を飛んで、旅館に入って中学時代の修学旅行。
父の見た夢:父は昔ダライ・ラマだったそうな。ヒマラヤで遭難した人を飛んでいって助けたりしていたそうな。ある日父 はチベットの谷の下にある、白く大きな研究所で悪いやつらが、子供達を無理やり集めて人体実験をしているの気づいた。父は子供達を助けるようとに座禅を組 んだまま、空を飛んで壁を抜けて、研究室に入った。連れ出そうとするが子供は壁を抜けれないので壁に引っかかって失敗する。そのうち、悪いやつらが来て 戦った…。
父曰く、夢ではいざとなったら眼を覚ませばいいので、自由に危険なことができる。朋義もこのように夢の中で人助けしなさいとのことです。
さて授業のレビューです。
非線形科学で吉川教授曰く、
「君達はみんな非線形振動子の集まりなんだ。」
そうだ世の中みんな非線形なんだ。感動したので物理の英語の時間の前この感動をfくんに伝えると。
そんなのあたりまえじゃん。
話は変わってしのみ君に昨日の加藤先生の紙時計の話をしていると。
しのみくん、
「理学部六号館は無法地帯のようだ。
何もかもが許されるような気がする。」
また話は変わって、しのみ君は鬱から立ち直れる方法を見つけたそうです。その方法とは、ひたすらに妄想することだそうです。現実に近いシチュエーションを妄想するのがとくに効果的だそうです。
論理学基礎論はとても面白かったです。これで僕も正しい論理を使える人間になれるかもしれません。宿題もやってきて前で解きました。授業中、「誰かこれが分る人がいますか」と教官が言ったので、また前に出て口頭で解きました。楽しいです。
自主ゼミはなんなく終了し。皆でレストランに行きました。今日は始めてのところです。スパゲティーが美味しかったです。いろんな画集が置いてあったのでまた読みに行きたいものです。
帰りの電車でまつぼくんに会いました。現在彼は剛体球を箱に詰めて体積を縮めて相転移をみるというシミュレーションを やっているそうです。去年はIsing spinをやってたそうです。彼もいつのまにやら統計屋さんになっていて吃驚しました。というわけで電車の中では ひたすらこの二つの系について話し合いました。(彼は工学部です。)
七月九日(火)
夢:あるお世話になった人の葬式に行く。悲しくてやりきれなくて大いに泣いた。
環論と体論:今日は試験問題が公開されました。先生がこれを書いた紙をなくさなければ同じか似たような問題が出るそうです。昔、紙をなくして全然関係のない問題をだして不平不評をかったことがあるそうです。
それはそうと今日の加藤和也先生はおしゃれでした。
腕に何かありますね。
紙時計です。
加藤先生「現実世界でのいやなことを考えると、気分が重くなりますが、整数とかの隠された世界のことを考えると心がすーとします。心がすーとするといえば。この私の腕にある紙時計です。これも見ると心がすーとします。」
「一度とるのを忘れてこれをつけたままホテルに行ったことがあります。部屋をとろうとしたら、この紙時計に気づいた受付の方が『部屋はありません。ありませんっ。』といって断られたこともあります。」
「プレゼントなんかにも喜ばれるでしょう。ハートマークを書いたりして。」
「ちなみに試験もこの時計でやろうと思います。ただ時間が進まないからといって安心してはっいけません。試験の時は鉛筆で書いてきて、適宜消しゴムで消して書き直しますから。だからいつ終るか分らなくてどきどきします。」
「そうです。局所化と五寸釘の話をするのを忘れてました。」
「前半の授業で見たように、可換環では局所化の議論が上手くいきます。しかし非可換では上手くいかないのです。私は物理は全くの素人で良く分らないのですが、量子力学では物理量が非可換だそうです。あ、これからの話しは信用しないで下さい特に五寸釘が出てからは。」
「非可換だということは現実世界は局所化できないのです。実際、宇宙の端っこで物体を観測したことが、もう一方の宇宙の端っこに影響を与えるということがあるそうです。」
「そこで五寸釘です。誰かが京都の神社で藁人形に五寸釘を打ち付けると、突然ニューヨークに住む人が、『うぎゃー』と苦しむということがおこるのです...ぷぷっ」
「これは神社の柱とニューヨークとが関係を持っているということです。」
「そういうわけで局所化と五寸釘が関係あると思ったのでした。」
その後はリーマン面と1変数代数函数体との関連について話をしてました。
さてもさて、そして僕は本屋に立ち寄ってから家に帰ってすーぱー田中ぶらざーずを一時間ほどやった後、論理学基礎論の試験勉強をしました。あと一時間ぐらいで全範囲の勉強が終ります。なんで半年かけて30pしか進んでいないんだろ。
勉強している途中に気づかずに寝て今日はおしまい。
七月八日(月)
夢:放射能爆弾が自分の一キロ以内に落ちました。放射性降下物で空は真っ黒になり、人は避難に急いでいました。僕もガイガーカウンターとマスク、水と食料を持って逃げました。
終末の夢って結構しばしば見ますね。
量子力学:時間を含む摂動論。相互作用表示は面白いが、問題を厳密に解くには非常 に困難であろう。フェルミの黄金律までする。良く思うのだが、黄金律ってえらく仰々しい名前だ。ちなみに普通の意味で黄金律といったら、「あなたたちが人 にしてもらいたいと思うことを、人にもしてやりなさい」というキリストの言葉のことです。
課題演習:今日はまずLinuxの使い方。データの取り方を教わった後、2γ過程の観測をしました。えらく時間がかか りました。準備は大変でしたが、結果はきれいにでました。その後、まあいろいろとしました。f君と笹尾先生の会話、:S「A1はこっちとちがって順調に進 んでいるようだね、学生がえらいのかな。」 f君「それは教官の違いでしょう。」
演習が終ってから、今日もフリスビー中当てしました。今日は怒られないようにと、中庭でしました。午後六時半から日が暮れる七時半頃まで延々と時間を忘れてやってました。作務衣+ぞうり姿で動き回るのはとても大変です。
家に帰ってからはついつい試験勉強をほっぽりかして、スーパー田中ブラザーズをやってしまいました。大分、脳に指がついていくようになったようです。
七月七日(日)七夕
昨日は寝る前にジョジョの奇妙な冒険の小説を読んでいた。なかなか面白かった。承太郎はかっこいい。と言うわけで寝たのは一時。
夢:ζとξとテンソルと行列がうごめいていた。
朝:四時に起きる。昨日の昼に寝すぎたために、3時間しか寝ていない。日の出前に目覚めるのは久し振りだ。統計物理学を勉強する。疲れて二度寝する。六時から九時ごろまで。
起きて、統計の続きをしようとしたが、さっきまでやっていたノートが見当たらない。妖精が現れて、持っていったに違いない。かなり探したが見つからないので、昨年のノートのコピーで勉強する。人の書いたノートはやりにくい。
今日は三つ下の後輩、まさちゃんとハイマート合唱団のコンサートを聞きに行きました。彼女を一言でいうと…礼儀正しく、謎に満ちた人です。
さてさて、電車に乗って長岡京までやってきました。暑い。太陽光線が肌に刺さって痛い。
歩いて歩いて会場に。
合唱は素晴らしかった。特に最後のステージとアンコールのカンカン(スカートを振り回して踊る踊り)とワルツは面白かった。合唱のコンサートに行ってこんなのが見れるとは思ってませんでした。
演奏会の後、会場の横にある、長岡天神に参拝しました。とても静かで心地よい場所でした。七夕ということで笹が置いてありました。境内では何か行事が行われているようでした。僕も笹に願い事を書きました。
「重力が量子化されますように。」
長い道のりをえて、家に帰ってからは統計物理の勉強を続けました。ノートは下の階の座布団の下から見つかりました。
七月六日(土)
昨日の補足:道を歩いていると、自転車がこちらに向かってきたので、思わず時間を止めてかわそうとしてしまった。夢でなく現実でのお話し。
夢:何かを探しての旅。重い荷物を背負ってパーティーで歩いていた。ビルに立ち寄ったが周りを怪物に囲まれた。どうにもならないと思ってたら、空から仲間飛んできて助かった。
朝はひたすら部屋の片づけをする。壊滅的にちらかっていたのが何とか生活可能な状態に戻った。
さて勉強するぞと机に向かうがとってもしんどい。椅子に座っているだけで息切れがする。血圧を測ったが平常だった。お そらく夏ばてとクーラー負けと運動不足とテスト前ストレスと疲労と恋煩いの合併症といった感じでしょう。というわけで、二時から五時まで寝込む。少し元気 になった。試験勉強がなかなか進みません。
六時から家庭教師。自由英作で「夢について書け」という宿題を出していたのだが、なかなか良い感じに書けていた。ここのアドレスを教えたので、そのうちこの文章を見ることになるでしょう。
七月五日(金)
今日の素粒子物理学は分りやすかった。weak interactionとstrong int ではeigen stateが違いそのそれぞれの固有状態を結ぶ線形変換を考えてみようという話。分りやすかったので質問の時間は十分ですんだ。
七夕の笹のところに行ってみると短冊が足りなくなっていたので、文房具屋に言って紙を買って足しておいた。笹を置いたのは理学部の教務係りの人たちらしい。f君が、「人生は確率過程だ」と主張した短冊をかけていた。
昨日やった接着は綺麗に出来ていた。よかったよかった。
物理数学演習は複素関数論、鞍点法による漸近展開って全然説得力ないんですけど、どれぐらい近似の精度がよいのでしょう。
英会話はくたびれました。
今日の日記は十分で書けました。
七月四日(木)
夢:はてな村でパーティー、なぜかしみこさんに会う。フランスに留学すると言っていた。
木曜は朝一時間目からで、辛いです。
理学部六号館の玄関の右横に七夕の笹が置いてありました。だれが企画したのかは知りませんが風流なことです。自由に願い事をつるしてよいとのことで様々なお願い事が書かれてました。写真1参照。恋愛成就や家族の健康を願った短冊もありましたが、いかにも理学部といった感じの奇妙な短冊がたくさん見受けられました。例えば、
(ラプラスの魔物とは、究極の計算能力を持ち、ある時刻の宇宙の全ての物質の位置と運動量を知っているため、それより先の未来を全て計算により知ることができる決定論における仮想的存在のことです。)
他にも面白いのがたくさんありました。例えば、
もう二度とホールピペットの中身を吸い込みませんように。とくにモール塩。
二階のパソコンの起動がもっと速くなりますように。
有機化学の教科書(Organic chemistry)が軽くなりますように。
理学部に女子が増えますように。
等々。
僕もこれらにつられささやかな願い事を書いときました。
リーマン予想が解けますように。(ぼくが)
七夕まで後、僅かなのでみなさんこぞってお願い事をつるしましょう。
今日も実験、とはいってもプラスチック を鑢で削ってきれいにした後、接着をしただけです。七時までTAを待ってやっと接着が出来ました。待っている間、真空を作る装置のなかに水を入れて遊びま した。減圧をすると沸騰を始めます。昔平成教育委員会でみた映像ではこのあと凍るはずでしたが、沸騰は止みなにも変化はありませんでした。
七月三日(水)
夢:実験の為の大きな買出しに本屋に行った。
今日は、統計力学がないので、お昼までゆっくりと家におれました。今日の自主ゼミの準備のために本を読む。押し切れる自信が出てきたので、三十分ぐらいでやめて統計力学のテスト勉強をした。
そしてのんびりしていると、3時間目の非線形科学に遅刻した。
今日は久し振りに、論理学基礎論に出席した。四月から数えて三回目だ。なんか全然人数が減ってないな、と感じた。もっ とも、最初と最後しか行ってないからそう感じるのは当然だろうか。一番前に座るといきなり当てられらた。「え、(もごもご)すいません分りません。」と答 えるも、また次の問題に当てられた。もっていた古本の教科書にL3との書きこみがあったので、「それはL3です。」と答えてみたら「なんでそうなのか。」 と突っ込まれた。困っていると勝手に答えを言ってくれた。「来週に次のをやっておくこと。」と宿題を渡された。
その後、論理学の本を読んだ。試験範囲の1/3は理解できたようだ。なかなか面白い。論理学を極めて僕もペンローズ(ゲーデルの不完全性定理を物理に応用しようと目論んでいる。)のような危ない物理学者になるぞと意気込んでみた。
自主ゼミの発表が始まった。「今日はお腹がすいたので早めに終らせましょう」と言って授業を始める。みんなの助け(論 理を補ってくれたり。計算を飛ばすことに目をつぶってくれたり)のおかげで八時半には終ることが出来た。ついについに発表から解放された。三週間の長い道 のりであった(一週目は腰痛で休講、二週目は焼肉のため休講)。
電車の中で森鴎外の「うたかたの記」を読んだ。森鴎外の日本語はこの上もなく美しい。
七月二日(火)
夢:猿達が僕をリーダーに奉って人類に反乱を起そうとしていた。そんで僕の家に集まった。(ここで以下の設定は忘れて)僕の部屋には見慣れない扉があった。それを開けてどんどん行くと、奈良の祖母の家につながっていた。さらにどんどん廊下を進むと東京の皇居に着いた。
いろいろ飛び回ったのち、戻るとさっきの廊下脇の部屋で、(この廊下の風景は千と千尋の温泉宿に似ていた)知り合い達が宴会が行われていた。酔っ払って向 かってくる人がいたので、時間を止めてみると一瞬だけ成功した。しばらくすると宴会が終わり、みんな寝始めた。僕も適当に部屋を見つけて寝た。
今日は昨日の日記を朝書いていたので電車に乗り遅れた。
環論と体論:今日の加藤先生はお疲れの様子。
語録:「はっ、すいません。一瞬寝てました。」「そこらへんにい る森 重文先生がこのへんのことを考えて、フィールズ賞を取りました。」「私にはこの多様体が球面であることは見えませんが、森先生には見えるかもしれま せん。でももっと複雑になったら森先生でも無理でしょう。どうやって生活しているのか不思議です。」「この前は出来たのですが、衰えてしまったので今は出 来ません」「コンパクトというのは、見るからに閉じているという意味です。」「ここから先私が理解して喋っているかというとそうではありません。」「ここ でこれをとった、たたりは…に現れます。」
今日は虎猫くんとちゅきさん(ギタマンの同輩で今は京女生)とで丸田町から三十分ぐらい歩いた所にあるうどん屋に行き ました。京大から走って丸太町駅へ。つかれた。しばらくすると小柄な身体をワンピースに包んでちゅきさんがあらわた。なぜ、うどんかというと、虎猫くんは うどん大愛好家で、ちゅきさんはうどん研究家だからです。二人は初対面ですが二人とも人見知りせず、僕のついていけないうどんトークで盛り上がってまし た。なにはともあれ、うどんは美味しかった。
七月一日(月)
昨日は布団に入ってからなかなか寝付けなかった。布団の中でフルトンの「代数的位相幾何学」を読む。
夢:距離と位相について議論する。距離から作られる開集合の集合は位相の公理を満たしているか?など。
朝起きると身体中に痒みを感じる。アレルギーだろうか?母(薬マニア)に言うと、「是を飲むべし。」と1錠の錠剤を渡さ れる。「何そ?」と尋ねるに、答えて曰く「抗ヒスタミン剤の新製品なり、旧来の製品は眠気を伴ったが、これは伴わず。名をアレゲンというなり。」信じて飲 むと、ファイルを取り出し曰く「一時間後に痒みがおさまるはずである。」と。
医者からもらった薬を、このように服用するのは薬事法にひっかからないのだろうか?
さて本当に一時間すると痒みがおさまりました。で学校に行きました。
量子力学:時間を含まない摂動論。十二時を越した時点であとやるべきことが、一章ぐらいあったので、「ああ今日は一時までやるのだな。」と思ってたらあっけなく終りました。一時までやるのは次の週のようです。
課題演習:今日は理論ゼミです。スピン1/2のQEDを勉強。γ行列の計算は厄介だ。伝播関数を求めるのに、「こんなんでいいのか!」と思うようなやり方が書かれていた。これが分ればグリーン関数がもっと良く分るかもしれない。よく考えてみよう。
五時にゼミは終わり、実験の続きをする。今日はライトガード(ガラスの文鎮みたいなやつ。)と光電子倍増管との接着です。まずは笹尾研に行き、コーヒーとチョコレートを(無理やり)頂く。
そして接着。接着すべきものを固定して、二つの液体を適量まぜ、混ぜた液体から空気を抜く為それを真空に晒し、液をたらして接着。学校を出たのは七時半でした。ちゃんとくっついているかな?
接着を行った部屋に論理パズルの問題集がありました。そこから問題。
天使と悪魔と人間がそれぞれ一人ずついます。天使は常に本当のことを、悪魔は常に嘘を、人間は両方をいいます。
A曰く「私は天使でない。」
B曰く「私は人間ではない。」
C曰く「私は悪魔でない。」
A.B,Cはそれぞれ何なのか特定しなさい。
思うに、常に本当のことをいうのは天使といえるのだろうか?常に嘘を言うのなら、それは嘘をついていることになるのだろうか?