就学前

作家・黒井千次の年譜には、就学前に以下の様な記述がある。

1937年(昭和12年)
5歳父の転勤で東京に戻る。淀橋区西大久保(現・新宿区大久保)に住む。以後現在までの大半を中野・小金井・府中など、東京西部のJR中央線沿線で過ごす。

 このように住居を移転する場合もあるだろう。「住所移転」に記したが、就学前であるか後であるかに関わらず、幼少の時代には覚えていないだろうし、覚えていても正式な住所表示が分からない場合もあるだろう。父母、兄姉、叔母などの年長の方に確認できれば良いが、それも不可であれば、手紙などの資料に当たるしかない。 私の場合には、移転(引っ越し)がなかったし、保存していた年賀状で確認できた。正式かどうかは市役所の住民課にメールしたら、答えてくれた。大変助かった。
また、この時期は父母などに死亡や離婚・再婚などの何らかの変化がない限り、書く内容はないというのが普通であろう。