東浦町ではごみの減量化を進めています。
ごみ処理費用が町の財政を圧迫するため、平成31年から家庭系可燃ごみ処理有料化 を実施し、町指定のごみ袋を値上げ、ごみを多く出す家庭がより多くの費用を負担するようになりました。これは同時に、各家庭でごみを出す量を減らす努力を期待しています。
ごみ処理、特に燃やして処理する量が減れば、温暖化ガスの発生も減ることになります。
今話題のSDG’sの目標でもあります。
町では「ごみの分別と減量を進める会」を毎年開催しています。
令和3年度は7月27日に開催され、議事録が公開されました。
内容のポイントを黄色ハイライト表示にしました。
ごみ袋を値上げした令和元年は、可燃ごみが減少しましたが、コロナ禍の令和2年は増加しています。
令和2年度の地区別のデータでは、資源ごみの回収は団地としては町の中でベスト2位ですが、緒川新田地区合計の可燃ごみ量は175.5kg/人・年間(東浦町平均160.4kg/人・年間)と町平均より9.4%多い、ワースト2位という結果でした。
ごみ袋の出費を減らすためにも、地球にやさしくするためにも努力が必要です。
家庭から出る可燃ごみを減らし、ごみ袋の費用を少なくする・・・3R
1R:リユース
・一度使ったものを再使用して、使い捨てにしない。
レジ袋、マイボトル、マイコップ、マイお箸
2R:リデュース
・ごみになるものを減らす、不要なものを買わない、買い過ぎない。
生ごみを水切り・乾燥、土中で堆肥にする。食品ロス減少。資源ごみを分別。
3R:リサイクル
・形を変えて資源になるものを資源ごみにして再利用する。
プラスチック包装・容器、ビン・缶、紙・布など・・・詳細は分別法を参照
他にも、リペア(壊れても捨てないで修理する)、リフューズ(ゴミになるものを断る)を加えて5Rとも言います。
生ごみから水分を除くことの意義
生ごみを分別収集して堆肥化やメタン発酵を行っている自治体はまだ多くはない。多くの自治体では、生ごみを可燃ごみとして集め焼却処理している。生ごみの含水率は80%程度と言われており、生ごみだけで焼却することはできない。生ごみ以外に紙類やプラスチック類があるからこそ焼却できているのである。焼却炉の中では、生ごみを燃やすために、生ごみの水分を蒸発させている。例えば1kgの生ごみの場合、8割を占める水分800gを蒸発させるには480kcalのエネルギーが必要となる(※)。灯油1リットルの発熱量は8,718kcalであるから、生ごみ1tにつき55リットルの灯油と同じ熱量が使われていることになる。余熱利用を行っている焼却施設においては、生ごみの水分を除くことで、より多くの熱を廃棄物発電等の余熱利用に回すことが可能となり、化石燃料の使用を減らすことにつながる。
※常温(15~25度C)の水1gを100度Cにするために必要な熱量は75~85cal、さらにそれを蒸発させるために必要な熱量は540calで、合わせて615~625cal(≈600cal)である。
生ごみは水分を8割含むため、水分を蒸発されるためのエネルギーが必要で余計なCO2を発生させる。
ごみにしなければ、その分の燃料消費とCO2発生がなくなります。
町推奨の生ごみ処理法(各2ページ)
アスパ (無料)はふれあいセンターに置いてあり、誰でも利用できます。
生ごみ減少は、水切りと肥料化が効果的。
マンション・アパート住まいであれば、場所・ニオイの問題があるかもしれませんが、畑や庭があれば、畑・庭の片隅に穴を掘り、生ごみとアスパを入れて土を被せてやれば、ニオイがすることなく、生ごみは肥料に変わります。
夏場であれば2-3週間で生ごみは消えてなくなり、栄養のある黒い土になる。
果物の皮、野菜くずなどニオイの発生が少ないものを肥料にする方法がネットに紹介されています。
映画「7つの贈り物」で主演のウィル・スミスがおばあちゃんに「バラの根元にバナナの皮を埋めるときれいな花が咲く」と言っていたのが印象的でした、(個人的感想です)