糖尿病の方へ やる気があれば絶対にコントロールは良くなりますよ

糖尿病のコントロールは本当に大変ですね。毎日毎日の食事を思うようにできないのは、本当に大変だと思います。

実は、このはらぺこ減量法は2型糖尿病の太りすぎの方の糖尿病治療を改善するために作りました。

大変な食事カロリーの計算なしで、わかりやすく続けやすいようにと考えました。肥満で糖尿病の方は、

ほんの少しでも体重を減らすことができると、治療全体が驚くほどうまくいくようになることを、

非常にたくさんの数の患者さんで経験します。

でも、実際に糖尿病の方が行う時には、主治医の先生に、1時間空腹の時間を作ってから食事をする旨を伝えて相談してください。

一応注意点を書いておきます。

1.やせている患者さんは絶対に行わないでください。

はらぺこ減量法は、減量をすることで、肥満傾向のある糖尿病の治療を改善させる優れた効果があります。

しかし、決して糖尿病そのものを直接改善する能力はありません。糖尿病でやせている方は、絶対に行わないでください。

はらぺこ減量法は、空腹を作り出してその時に皮下脂肪を分解させるのが実際の仕組みです。

やせている患者さんが空腹になったときには、分解する皮下脂肪が不足しています。

とりわけインスリンの注射をしていたり、インスリン分泌をうながす内服薬を使用している場合には、

強い低血糖を起こし、昏睡を引き起こす危険があります。生命の危険もあるので、絶対に行わないようにしてください。

2.インスリンや内服薬の減量が必要なことがあります。

食事の内容が減り、体重が減ることによって、治療薬を減らさなくてはいけないことがあります。

空腹になってきているときに、治療によってインスリンがある程度以上血液内に残っているときには、

皮下脂肪がうまく分解できません。そのため、強い低血糖発作が起こってしまいます。

現在は太っているわけですから、薬剤を減らして血液内のインスリン量は減らせるはずです。

そうなると、強い低血糖が起こらなくなってきます。はらぺこになったときに、皮下脂肪を分解することができるようになります。

つまり、体重が減り始めます。体重が減ってくると、糖尿病のコントロールが非常によくなりますよ。

注意しなくてはいけないことは、糖尿病が非常に悪くなったときにも、体重が減ることです。

はらぺこ減量法を行うために、あなたの糖尿病治療に必要な薬剤を、

主治医の先生に相談なくやみくもに中止してはいけません。

体重が減り始めたときに、糖尿病が悪くなっている方は、血糖値が非常に上昇しています。

それは自己血糖を測定をなさっている方は、すぐに確かめることができます。

また、強いのどの渇きや、多量の飲水、多量の尿が一つの目印になると思います。

このあたりの、調節がちょっと難しいので、主治医の先生とご相談していただきたく思います。

また、はらぺこ減量法を始めるときには、ブドウ糖やジュースなど、低血糖発作に対する準備を必ずしてください。

繰り返しますが、糖尿病の方が減量に成功すると、非常に治療が楽になります。

薬も減り、食事の自由度も増します。皆さん自信が出て明るくなっていきます。

体重が減り始めるまでは大変ですが、がんばってください。その価値は必ずあります。それは保障します。

何かご不明な点、私にご相談したい事などありましたら、ご遠慮なくお便りをお寄せください。

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