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2025年2月21日(金)
第44回ヨコハマコーラルフェスト2025
昨年10月、8年ぶりの定期演奏会を開いて以来、初めてのステージです。
定演が終わったと同時に、新しい団員2名が入団してきてくれて、気分も新たに新曲「うたう」と「なんとかなる」に取り組みました。
順調に練習を重ねていたのですが、今年に入ってから団員の体調不良や、家族の諸事情などが相次ぎ、18名中4名がコーラルフェストを欠席する予定となってしまいました。
残りのメンバーで出られない人の分まで頑張ろうという気持ちにはなりましたが、当然不安も付きまといました。
〇〇さんが欠けた分まで充分な声で歌えるんだろうか(特に私のパートのアルトは出演が2名か3名と言うキビシイ状況😓)、自分も体調を崩したらもう後がないぞ、というような不安。
でもここで助けられたのが、仲間の連帯感と発表曲「なんとかなる」の前向きな力強い歌詞でした。
マーチ風のリズムにのって「心配ない 心配ない 朝は必ず 必ずやってくる」「中途半端も愛しちゃえ!花も嵐もあって人生」という歌詞の、まさに人生の応援歌のような曲。
途中アルト→ソプラノ→メゾ→ソプラノ+アルト、とバトンリレーのように「なんとかーなる!」と繰り返し歌い重ねていく部分もあり、そこはまるで自分に言い聞かせるように歌っていました。
そうするとそのうち、本当に何とかなるだろう、という、どっしりした気持ちになってきたんです(歌の力は効果絶大😆🎵)。
そして本番。
今回不参加の方達からの、温かい激励のメッセージを直前に受け取り、その言葉を胸に14名、舞台に上がりました。
定演の後の、先生から与えられた課題は「口先だけで歌うのではなく、体からの幅広い、豊かな声でフルパワーで歌うこと」。
1曲目「うたう」
美保子先生のいつもの流れるような美しいピアノ前奏が始まると、何故だか落ち着いて曲の世界に入っていけました。
風や光、綿雲、小鳥、などに出逢えた嬉しさ、
「うたう」事への想い、を
表現する、大きな愛に満ちた曲です。
この曲のイメージを大切に、気持ちを乗せて歌いました。
2曲目「なんとかなる」の前奏が始まると、飛永先生が私達に向かって、口を縦に大きくあけて(タイガーマスクのように🐯)合図してきました。
それを見て、よし!フルパワーで歌うぞ!!と、本気モード全開になりました。
あとは自分達の力を信じて、全力で歌うだけ。
みなとみらいホールはとても響きの良いホールなので、
アルトの私からソプラノ、メゾの声もよく聞こえてきて、
アンサンブルの一体感もバッチリでした。
最後A~とクレシェンドしてff(フォルテシモ)で歌い終わった瞬間、会場から割れんばかりの拍手が。
講評の先生のお一人が、お顔の上の方に手を高く上げて大拍手されているのも目に入り、とても感動しました。
講評の先生方からのお言葉
*流れの美しい豊かな演奏
*大らかなフレーズで音楽が大きい
*スケール感のある音楽作り
*スケールが大きくて安定感がある
*低音から高音まで充実した響きで素晴らしい
*おおらかでのびやかな演奏
*たっぷりとした表現力を感じた
(褒められた部分だけ載せてます😅)
今までのアスカへの講評は「綺麗なハーモニーだがもっと表現力が欲しい」というような、小さくまとまっている感のお言葉が多かったのですが、今回は〈スケールの大きさ〉〈たっぷりとした表現力〉というようなおおらかなイメージのお言葉が主だったので、お客様の心に届く豊かな演奏が出来たのかなと思うと、とても嬉しかったです。
新入団員のお二人も、初めてのステージ、すごく緊張されたようですが、ひるむことなく思いきり歌えたようで、良いスタートを切れたと思います。
これからもアスカは、歩みはゆっくりでも、一歩ずつ前進していきたいと思います。
<T.Y>