目次
2025年8月に実施されたMoodleアップデートにて、追加・変更された点をまとめました。
Moodle への問い合わせ調査の一環として、ユーザの利用環境を把握することを目的に、千葉大学 Moodle のコースのレポート機能に User-Agent の表示を追加いたしました。
User-Agentとは、ユーザが利用しているOS・ブラウザの情報がわかる機能です。
※氏名やメールアドレス、住所といった個人情報は含まれませんので、ご安心ください。
これにより、教師ロールおよび管理者ロールのユーザは、レポートでより詳細な情報を確認可能となります。
対象機能箇所:千葉大学 Moodle:レポート>ログ
※ログの表示のみを対象とし、ライブログは対象外としております。
これまでは、IP アドレス欄には、ユーザの千葉大学 Moodle に接続時の IP アドレスのみ表示されておりました。
下図のようにIPアドレスの表示欄に「User-Agent」の表示として、ブラウザの種類やユーザの利用環境、バージョン情報が表示されるようになりました。
情報が明確になることで、環境依存の問題の特定が容易になります。
問題バンクから問題を追加する際、「すべてを表示する」で1ページにカテゴリ内の問題すべてを表示することが可能になりました。
小テストの再評定が、「すべて」または「予行練習する」から「受験を再評定する」のみになり、特定の問題のみ再評定することが可能になりました。
Moodle2025公開時(2025年3月)の変更点をまとめました。
千葉大学Moodle内で2024年度、2023年度コースの閲覧が可能に
「すべてのコース」で、開講年度(2025年度)とあわせて、前年度(2024年度)のカテゴリも表示されるようになりました。
千葉大学Moodleで過年度コースを閲覧可能です。また、コースは非表示設定となっておりますので、教師ロールを持つユーザが閲覧可能です。
過去2年度(2024年度、2023年度)分のコース閲覧が可能です。前々年度(2023年度)のコースは、「コースを検索する」で『2023-』とつけることで検索可能です。
閲覧は過去年度のコースに「教師ロール」として登録されているユーザに限ります。
本年度より新たに授業の担当となった教員は、過年度コースに教師ロールで登録することにより、過年度コースの閲覧およびインポートが可能となります。
学生が前年に受講したコースの閲覧を要望した場合、そのコースに当該学生がユーザ登録されていれば、表示設定を変更することで学生が閲覧可能になります。
pastmoodle運用停止
pastmoodleは2025/3/31をもって運用停止いたしました。
教師ロールで「編集権限のない教師」「学生」の他、「教師」「TF」「TA」の登録が可能です。
※「教師」「編集権限のない教師」「TF」「TA」の4つのロールには、それぞれの資格を有するユーザのみ登録可能です。
登録の注意点や資格の確認方法は「01.3 参加者登録(教師/TF/TA/学生)」で詳しく解説していますので、必ずご確認ください。
〈TA・TF登録時の注意:内部進学者の利用者番号〉
内部進学者等で「利用者番号」の継続申請を行った、もしくは申請予定の学生を登録する場合は、必ず対象の学生がMoodle上での継続手続きを完了していることを確認してから登録を行ってください。
→Moodle上での「利用者番号継続」手順については、こちらのページをご覧ください。
https://moodle.gs.chiba-u.jp/moodle/course/view.php?id=44486
教師ロールで登録されたユーザは、コース内の他のユーザのロールを変更可能です 。
登録済みユーザのロールを変更したい場合には、コースの「参加者」をクリックして登録済みユーザ一覧を表示し対象のユーザのロールをクリックすると、ロールの編集ができるようになります。
まず現在のロールを削除します。
ロール名の左側にある ×印をクリックするとロールを削除できます。
次に新たなロールを選択します。
変更したいロールが表示されていることを確認して、 ロール名の上に表示されているフロッピーディスクのアイコンをクリックして変更を保存します 。
以上でロールの変更は完了です。
アイコンがシンプルに識別しやすいアイコンに変更になりました。
【旧】 【新】
「トピック」や「セクション」などのコンテンツの設置場所の名称が「セクション」に
統一されました。
※2024年度以前に作成されたコースは「トピック」(topic)と表示される仕様となります。
セクションに「サブセクション」を追加できるようになったことで、コースページのデザインが全体的に整理されました。
これにより、学生からは階層構造がより明確になり、セクション内の資料の関連性がわかりやすくなり、視認性も向上しました。
操作マニュアルは以下に記載しています。
1. コース作成と参加者登録 > 1 .6 活動・リソースの追加方法 > 4
【TinyMCE】
デフォルトエディタが「Atto HTMエディタ」から「Tiny MCEエディタ」に変更になりました。
旧「Atto HTMエディタ」に変更したい場合は、以下から設定を変更してください。
ユーザメニュー>プレファレンス>エディタプレファレンス>Atto HTMエディタ
【バルク操作】
複数のセクションやコンテンツに対して一括で操作を行うことができます。
各セクションにインポートしてしまったコンテンツを一括で削除を行うことができるようになりました。
編集モードに移ることで、複数のセクション・コンテンツの一括操作(バルク操作)が可能です。
A. チェックボックスが表示されます。
B. 複数のセクションを一括で選択可能です。
C. 複数のコンテンツを一括で選択可能です。
D. 作業したいメニューを選択します。
【パーマリンク】
パーマリンクとは、セクションに直接アクセスするためのURLを取得することができます。
直接アクセスできることで、簡単に共有が可能です。
「編集モード」に切替え、各セクションの「︙」をクリックし「パーマリンク」を取得できます。