02. 資料の公開 目次
2. 資料の公開
Moodleでは、授業資料のファイルや授業に関連したWebサイトなど主に閲覧を目的としたコンテンツを「リソース」と呼びます。
リソースに含まれるモジュールを利用することで、Moodle上でテキストの編集を行うだけでなく、PDFファイル、Wordファイル、PowerPointファイルといったさまざまなファイル形式の資料を学生に提示したり、有用なWebサイトにリンクすることが可能となります。
2 . 1 ファイルのアップロード
ここでは授業資料ファイルをコースに掲載する方法を説明します。ファイルのアップロードには2つの方法があります。1つはファイルをドラッグ&ドロップしてアップロードする方法です(方法1)。もし利用しているブラウザがドラッグ&ドロップに対応していない場合は、「活動またはリソースを追加する」から「ファイル」を選択してアップロードを行ってください(方法2)。
【方法1】ドラッグ&ドロップを使ってアップロード
1.コース画面右上の「編集モード」をクリックして編集モードに移ります。
2.アップロードしたいファイルをコース上のトピックエリアにドラッグ&ドロップします。途中経過が表示された後、ファイルのアップロードが完了します。
3.ファイルがアップロードされました。
なお、複数ファイルについてもドラッグ&ドロップを用いてアップロードすることが可能です。一方、フォルダごとアップロードするような場合は、後述するZIPファイルを用いたアップロードを利用すると便利です。
《ファイル名の注意》
教育用端末での印刷エラーを防ぐため、Moodleにアップロードするファイルの名称に日本語を利用する場合はファイル名を27文字以内にしてください。
表示方法の変更
ファイルのアップロード後、表示方法の変更など設定の変更を行う場合は、いまアップロードしたファイルの右側に表示されているメニューアイコン「︙」をクリックして表示される「設定を編集する」から行います。名称、ファイルの説明などいろいろな設定項目がありますので、適宜設定を行ってください。表示方法の変更は「アピアランス」の「表示」で設定します。デフォルトは「オープン」です。その他「自動」「埋め込み」「ダウンロードを強制する」「ポップアップ」を選択可能です。ただし、タブレット等での閲覧でファイルがうまくスクロールできないことがあるため、「自動」と「埋め込み」の利用には注意が必要です。
また「編集」の中の「非表示」を選択すると、学生にはファイルが見えなくなります。このとき教師の画面では、ファイル欄がグレー表示となるとともに、「学生から秘匿」というラベルがつきます。
【方法 2】リソースからファイルを選択してアップロード
編集モードを開始した後、トピックの「活動またはリソースを追加する」をクリックすると、利用可能な活動・リソースが表示されます。メニューから「ファイル」を選択すると、ファイルをアップロードするための設定画面が表示されます。
1.「一般」の「名称」にファイルのコースでの表示名を入力します。
2.ファイルを追加するため アイコンをクリックします。
3.ファイルピッカが表示されますので、A.「ファイルのアップロード」を選択後、B.「添付」 から公開するファイルを選択します。アップロード時にファイル名を変更したい場合は、「名前を付けて保存する」に変更後のファイル名を記入します。ファイルの選択後、C.「このファイルをアップロードする」 をクリックします。
4.ファイル欄にファイルが追加されていることを確認して、画面最下部の「保存してコースに戻る」をクリックします。
5.コースのトピックにファイルが掲載されています。
2.2 動画のアップロード
動画ファイル(MP4形式等)をそのままMoodleにアップロードすることはできません。必ずHLS動画管理サイトを利用して、SCORMパッケージを作成してからMoodleにアップロードしてください。
【HLS動画管理サイト】
HLS動画管理サイトには、千葉大学Moodleと同じID・パスワード(利用者番号と統合認証システムのパスワード)でログインできます。
HLS動画サイトのマニュアルはHLS動画サイトに一度ログイン後、トップページから見ることができます。→HLS動画管理サイト
【HLS動画管理サイト問い合わせ先】
HLS動画管理サイト使用方法などの問い合わせ窓口はスマートオフィスになります。 → 問い合わせ先
【moodleへのアップロードについて】
SCORMパッケージは、HLS動画管理サイトからZipファイルとしてダウンロードできます。
解凍せずそのままMoodleにアップロードしてください。
【利用上の注意点】
動画の視聴を出席の条件にするなど視聴状況の確認が必要な場合は、必ず「SCORMパッケージ」で動画を公開してください。
「SCORMパッケージ」による視聴の場合にのみ、視聴状況が記録されます。
「限定公開用URL」では視聴状況が記録されませんのでご注意ください。
【動画(SCORMパッケージ)の視聴状況の確認方法】
動画(SCORMパッケージ)の視聴状況の確認方法は、「12. 活動ログの確認」をご覧ください。
→ 12. 活動ログの確認 > 動画(SCORMパッケージ)の視聴状況を確認したい場合には
【方法1】ドラッグ&ドロップを使ってアップロード
1.コース画面右上の「編集モードの開始」ボタンを押して編集モードに移ります。
2.HLS動画管理サイトで作成したSCORMパッケージをコース上のトピックエリアにドラッグ&ドロップします。SCORMパッケージは解凍せずzipファイルのままアップロードしてください。
途中経過が表示されるので「SCORMパッケージを追加する」を選択後アップロードボタンを押すとファイルのアップロードが完了します。
3.ファイルがアップロードされました。
【方法 2】リソースからファイルを選択してアップロード
編集モードを開始した後、トピックの「活動またはリソースを追加する」をクリックすると、利用可能な活動・リソースが表示されます。メニューから「SCORMパッケージ」を選択して「追加」をクリックすると、ファイルをアップロードするための設定画面が表示されます。
1.「一般」の「名称」にファイルのコースでの表示名を入力します。
2.ファイルを追加するため アイコンをクリックします。
3.ファイルピッカが表示されますので、A.「ファイルのアップロード」を選択後、B.「添付」 から公開するファイルを選択します。
ファイルを選択後、C.「このファイルをアップロードする」 をクリックします。
SCORMパッケージは解凍せずzipファイルのまま選択してください。
4.ファイル欄にファイルが追加されていることを確認して、画面最下部の「保存してコースに戻る」をクリックします。
5.コースのトピックにファイルが掲載されています。
2.3 フォルダのアップロード
Moodleではフォルダを直接アップロードすることはできませんが、サーバ上でZIPを用いた圧縮・展開が可能なため、あらかじめアップロードしたいフォルダをZIPファイルとして用意することで、Moodleにアップロードすることができます。この方法を利用すると、複数のファイルをフォルダに整理した状態で一括アップロードを行うことも可能になります。
ZIPファイルをドラッグ&ドロップでアップロード
コース画面右上の「編集モード」ボタンを押して編集モードに移ります。あらかじめ用意しておいたZIPファイルをコースにドラッグ&ドロップしてファイルをアップロードします(A)。ファイルをアップロードすると処理の選択を促されます(B)。
「ファイルを展開してフォルダを作成する」を選択する(1)と、ZIPファイルを展開した後のフォルダがコースに掲載されます。
「ファイルリソースを作成する」を選択した場合(2)は、そのままZIPファイルが掲載され、「配布資料」をクリックするとダウンロードが始まります。
2.4 利用制限
掲載した資料の設定画面(「編集」 > 「設定を編集する」を選択)には「利用制限」という項目がありますが、こちらを利用することで資料等コンテンツの利用条件を設定することができます。利用制限を行うための条件設定では「日付」「評点」「グループ」「ユーザプロファイル」「制限セット」の中から選択して設定しますが、ここでは「日付」を利用したコンテンツの利用期間の設定について説明します。
A. 画面右上にある「編集モード」をクリックします。
B. 資料等コンテンツの右側にある「︙」をクリックし、表示されたメニューの歯車マーク「設定を編集する」を選択します。
C. 表示画面から「利用制限」をクリックします。
D.「制限を追加する...」をクリックします。
E.「日付」をクリックし、日付の欄に、「開始」や「終了」日時を設定することで、学生への課題の公開・終了日時のタイミングを制限することができます。
*「活動完了」はコース内に「活動完了」を設定したモジュールがある場合にのみ表示されます。
F. 日付の欄をプルダウンで「開始」にし、開始日時を設定します。
G.「制限を追加する...」をクリックします。
H. 日付の欄をプルダウンで「終了」にし、終了日時を設定します。
I.「目のアイコン」について、開いた目アイコンは、アイテムが学生に表示されることを意味します。このアイコンをクリックすることで、アイテムを学生から隠すことができます。
J.「保存して表示する」をクリックします。
K. 教師の画面には「開始日時」と「終了日時」が表示されます。
L. 学生の画面には開始日時以前では「開始日時」のみが表示され、「終了日時」は表示されません。また「開始日時」になりますと開始日時の表示が消えます。
*注意:学生画面では「終了日時」は、「終了日時」が過ぎるまで表示されません。
「説明」などに終了日時を書くなどした上で、「コースページに説明を表示する」にチェックを入れて表示期間を画面に表示させて学生へ周知することをお勧めします。