01. コース作成と参加者登録   目次

1.  コース作成と参加者登録(教師/TF/TA/学生)

1 .1 コースの開設(新規作成)

千葉大学Moodleでは、教職員からの申請を受けて管理者がコースを作成しています。コース作成申請は学生ポータルの「シラバス編集システム」、もしくはメールで受付けています。
コース作成完了のご連絡はしておりませんので、各自でご確認ください。
申請から1週間経ってもコースが見えない場合は、Moodleサポート(moodle-support☆chiba-u.jp)までお知らせください(☆は半角@に変えてください)。

コースの新規作成申請方法は、そのコースの内容等により下記の3つに分類されます。

1.  学生ポータルのシラバスに掲載されている授業コースを申請

シラバス編集システムから「Moodleコース作成」の「申請」ボタンをクリック
履修登録した学生は、学生ロールとして自動的に連携登録されます。
・Campus Planで授業の担当教員として登録された教員は、教師ロールとして自動的に連携登録されます。
・教員、学生どちらも手動での追加登録も可能です。
・申請から2日以内にコースが作成されます(メンテナンス等で遅れる場合があります)。

シラバス編集システムの一覧にある「Moodleコース作成:申請」ボタンをクリックしてください。 

通常、申請の翌日にはコースが作成され、ご利用可能となります。

※次年度のコースを申請した場合は、3月上旬より順次作成を開始します。


Moodle内にも申請方法が掲載されています。
コース申請・コース利用案内(教職員用)を参照の上、Moodleサポートまでメールで申請してください

シラバスから申請したコースを取り消したい

シラバスで申請したコース作成依頼をシラバス上から取り消すことはできません。設定画面の可視性を変更することで、学生に対し非表示にできます

コースを学生から非表示にする設定
1.非表示にしたいコースの「設定」をクリック
2.「可視性」を『非表示』にして保存

※非表示にしても、教師ロールのユーザにのみ薄いグレーで表示されます。

2.  学生ポータルのシラバスに未掲載の授業コースを申請

申請時に必要な情報

コース作成を申請するには、以下の項目を記載の上、Moodleサポートまでメールで申請してください。
Moodleサポート:moodle-support☆chiba-u.jp(☆は半角@に変えてください)

複数の教員で担当するコースを申請される場合でも、コース作成時には代表教員のみが教師ロールとして登録されます。
その他の教員については代表教員が追加してください

 Moodle内にも申請方法が掲載されています。
コース申請・コース利用案内(教職員用)を参照してください

3.  授業外のコースを申請

授業コース以外の申請やその他の利用申請の場合
ご希望の内容でMoodleコースを作成可能かどうかは、Moodleサポート(moodle-supportchiba-u.jp)までお問い合わせください(☆は半角@に変えてください)

Moodle内にも申請方法が掲載されています。
コース申請・コース利用案内(教職員用)を参照してください

1 .2  コースの初期設定

申請されたコースが作成されると、コース参加者のマイコースにリンクが表示されます。授業内容を登録する前にコースの設定に誤りがないかを確認します。

コースの確認と初期設定

1.マイコースに作成されたコースが表示されていることを確認します。

コースが作成されると、参加者として登録されているアカウントのマイコースにコースが表示されます。
コースをクリックします。

2コース画面を開きます。

コースには、あらかじめ「アナウンスメント(フォーラム機能)」が登録されています。
「アナウンスメント」への投稿は、コースの登録者全員にメールで連絡されます

アナウンスメントの利用方法は「学生への連絡」でご確認ください。

3.「設定」画面を開きます。

コース作成時にシラバスに掲載されていた内容、もしくは申請メールの内容に添って、設定される項目は以下の通りです。

変更できる項目
長いコース名開講年度-授業名称(ターム・時限)
コース可視性:表示 ※学生に対するコースの表示/非表示設定

①~は、教師ロールで編集可能です。必要に応じて変更してください。


変更できない項目
コース省略開講年度-授業コード(例:2024-Gxx00001)
コースカテゴリ:開講責任部局のカテゴリ
コースIDナンバーコース省略名と同じ

設定に不備がある場合は 、Moodleサポート(moodle-support☆chiba-u.jp) までメールでご連絡ください(☆は半角 @に変えてください)。

1 .3 参加者登録(教師/TF/TA/学生)

コースに参加するユーザを登録します。
Moodleでは連携登録手動登録自己登録と3種類の登録方法があり、同じコース内で複数の登録方法を利用することができます。

シラバス申請で作成されたコースでは、担当教員と履修登録済みの学生は自動的にコースに登録されますそれ以外のコースでは参加者については教員による手動登録、もしくは学生自身による自己登録が必要です。また、シラバス申請以外の方法で作成したコースでは、教師ロールで登録されている教職員が、他の教員の追加も含め、コース参加者の登録を行ってください。

1. ロールに割り振られる権限

Moodleでは、割り振られた権限のセットを「ロール」と呼びます。コースの利用にあたって、コースの参加者にはその身分に応じたロールの設定が必要となります

登録可能なロールは「教師」「編集権限のない教師」「TA」「TF」「学生」の5種類です。ロールごとにMoodleの利用権限が異なります。成績の閲覧など取り扱いに注意を要する機能もあるので、登録には細心の注意を払う必要があります。

※ 学生をTF(Teaching fellow)として登録するには、事前研修を完了している必要があります。詳しくは下記リンク先でご確認ください。

TF(Teaching fellow)・TA(Teaching Assistant)の扱い 

2. 手動登録

複数の教員で担当するコースや、TFやTAが参加するコースの場合、該当するユーザをコースに手動登録します 教師ロールを持つユーザは、コースに登録されているユーザに「教師」「編集権限のない教師」「TF」「TA」「学生」ロールを設定することができます。ロールの設定にあたっては、該当ユーザに適切なロールを設定してください。
※TFロールに登録できる学生は、事前にTF研修を完了している必要があります。登録前に各学部の学務係に確認してください

① コース内のメニューから「参加者」をクリックします。
  「登録済みユーザ」の一覧画面が表示されます。

 「ユーザを登録する」をクリックします。
  「登録オプション」画面が開きます。


ロールを割り当てる登録するユーザのロールを選択します。

ユーザを選択する」欄に利用者番号を入力すると、候補が表示されますので、クリックして選択します

選択したユーザが入力枠の上部に表示されます。

同じロールに複数のユーザを登録したい場合は、④の作業を繰り返します。

ユーザを登録するをクリックします

「ユーザを選択する」で候補なし、もしくは同じ名前が複数表示される場合

ユーザは利用者番号以外にも「学生証番号」「教職員番号」「姓名」で検索可能です。姓名で検索する場合、同姓同名で複数候補に表示されたり、漢字の違いにより検索できない場合があります 必ず本人もしくは担当部局に「利用者番号」を確認し、登録間違いのないようにしてください。

3. 自己登録

履修登録が反映されないコースを利用する場合は 教員の設定により自己登録を行うことできます。この場合、コースにアクセスするための「登録キー」と呼ばれるパスワードの設定が必要となります

自己登録キーの設定

.コース画面の右側のブロックドロワを開き、管理ブロックを表示させます
管理ブロックから、ユーザ 登録済みユーザ登録方法 をクリックします。

.自己登録(学生)の行の右側にある歯車アイコンをクリックして、設定画面を表示させます。



自己登録の無効化
学生の自己登録を禁止したい場合には、「目」のアイコンをクリックして斜線の入った状態にします。

3.「登録キー」を設定します(目のアイコンをクリックすると、入力した文字がそのまま表示されます)。

初期値で登録キーがセットされていますが、必ず変更してご利用ください。

また、新規の登録が有効となるように「新しい登録を許可する」が「Yes」になっていることを確認してください。

《登録期間と登録受付期間

自己登録の設定画面にある「登録期間」は、自己登録をした学生がコースを利用できる期間です。たとえば登録期間を12週とした場合、自己登録から12週間経つと自己登録が無効(一時停止)となってしまい、授業期間の途中であっても学生はコースを利用できなくなってしまいますので注意してください。
自己登録受付期間を設定したい場合は、「開始日」と「終了日」を設定します。
入力欄がグレーになっている場合は、「有効にする」にチェックを入れると入力可能となります。

1 .4 コース編集の基本操作

授業コースを編集し、資料や動画、課題、小テストなどを配置する

1. 「編集モード」への切り換え方

コース画面では、右上編集モード」ボタンが表示されます。ボタンをクリックすることにより、コースが編集画面へと切り換わります。

2‐①.  「学生ロール」での表示を確認する方法

コースの設定やコースへのコンテンツの追加は教員の視点で行うものですが、コースの運営を進める上で、学生からコースがどのように見えているかを確認することも大切です。コースにおける教師と学生では、与えられている権限の違いからコース内でできることが異なります。「見せたいと思っていたコンテンツが、教員からは見えていても学生からは見えていない」ということにならないように、ここでは学生視点でのコースの確認方法について説明します。
「ロールを切り替える」機能を使用して、学生からの見え方を確認します。

1.画面右上のユーザ名のアイコンをクリックするとメニューが表示されますので、「ロールを切り替える」をクリックします

2.「ロールを切り替える」の画面が表示されるので学生」を選択します。

2‐.  「教師ロール」と「学生ロール」の表示の違い

「教師ロール」の表示

「学生ロール」の表示

表示が切り替わると、右上のアイコンの横に「学生」と表示されます。

表示設定を切り替えることにより、作成中のトピックや課題など、学生にはまだ公開したくない活動を非表示にできます。学生に対し非表示設定をしているトピックや活動にはオレンジのアイコンが表示されます。

学生ロールから非表示にする設定方法

学生に対し非表示にする設定で、以下の単位で設定可能です。詳しい操作方法は、マニュアル内のそれぞれの項目ページをご確認ください。

コース全体を非表示

トピックを非表示

課題や小テスト、動画など活動を非表示

《評定を含む活動の学生視点での確認》

課題や小テスト(それぞれ3章、4章で説明)などの評定を含む活動を学生視点で確認する場合には、自分自身を評定の対象である「学生」に設定する必要があります。そのためには、学生ロールに切り替えるだけでは十分でなく、実際に学生ロールを設定する必要があります。ここでは例として課題での確認を考えます。学生視点で確認したい課題をクリックすると、画面の管理ブロックに「課題管理」が表示されます。(管理ブロックは画面右のブロックドロワ→ブロックを追加する→管理で表示します。)この中の「ローカルに割り当てられるロール」を選択すると、この課題のみに新たなロールを設定することができますので、「学生」を選択して自分自身に学生ロールを設定します。これにより自分自身も評定を受ける対象となり、学生と同じように、課題の提出後に評点やフィードバックを受けることができるようになります。確認後は同様の操作により学生ロールを外しておきます。

2‐.  表示を「教師ロール」に戻す方法

1.画面右上のユーザ名のアイコンをクリックするとメニューが表示されますので、「通常ロールに戻る」をクリックします


1 .5 トピックの編集

コース内の1つのセクションを「トピック」と呼び、初期状態のコースには16の空のトピックがあらかじめ用意されています。
授業回ごとにトピックを作成したり、配布する資料ごとに作成したり、授業内容に合わせて利用できます。

1. 「トピック」を編集する

トピックのの「 」をクリックし、トピックを編集する」を選択します。

トピックの編集画面が表示されます


このメニューからは、ハイライトの設定/トピックの表示・非表示の切り替え/移動/削除などができます


また、トピック名は、鉛筆アイコンをクリックすることで、直接変更できます。

トピックの編集

「セクション名」に授業の単元名などを入力し、トピックの名称となります。セクション名は「カスタム」のチェックボックスにチェックをいれると、アクティブになります。

「概要」には、トピックの説明を入力できます


変更を保存する」をクリックして編集内容を保存すると、コース画面のトピックは、以下のように表示されます。

1 .6 活動・リソースの追加方法

作成したトピックの中に、「活動」や「リソース」を追加・作成することにより授業を構成していきます。ここでは「活動」や「リソース」の共通する追加方法を説明します。それぞれの設定方法は各章で詳しく説明します。

.  コース画面を編集モードで開きます。
. 活動を追加したいトピックの「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
   活動またはリソースを追加する」画面が開き、利用可能な活動・リソースの一覧が表示されます

. トピックに追加したい項目のアイコンをクリックします。

1 .7 編集アイコンの説明

Moodleでは、さまざまな編集メニュー(編集アイコン)を利用してコースの編集を行います。ここでは主要な編集アイコンを紹介します。

1 .8 過去のコースをインポートする

新規のコースに前年度のコースや当該年度の他のコースのコンテンツをインポートすることができます
詳しい操作方法については、マニュアルの14. インポート 」をご覧ください