14. インポート 目次
14. インポート 目次
「インポート」機能を利用して、コンテンツを再利用する
「インポート」は、前年度に担当した同じ授業のコースなど、自分が教師ロールをもつ他のコースのコンテンツを、現在利用しているコースに追加する機能です。インポートを利用することで、簡単に前年度コースのコンテンツを再利用することができます。
インポートできる内容は、セクションとそこに配置されたリソースや活動です
A.セクション
コースのホーム画面上で、授業の回や単元などでまとめたエリアで、課題、小テストなどの活動やリソースをインポートします。
B.リソース・活動
コースに含まれる資料、課題、動画、小テストなどをいいます。
学生の情報や活動内容はインポートできません
学生の登録情報や活動内容(課題で提出したファイル、小テストの受験結果、フォーラムへの投稿文やアップロードファイル、Wikiの編集など)は、インポートできません。
インポートは、他のコースのトピックをインポートしたい、新しいコース上で行います。
新年度のコースにまだ何もコンテンツを作っていない段階でインポートを行うことを推奨します。
(1)インポート画面を開きます
方法1.ブロックドロワから開く方法
ブロックドロワを開き、「インポート」を選択します。
方法2.コースナビゲーションから開く方法
① 画面上部のコースナビゲーションから「さらに」をクリックします。
② 選択できるメニューが表示されますので「コース再利用」をクリックします。
③ 表示された画面上のボックスをクリックすると、操作メニューが表示されますので「インポート」をクリックします。
(2)データをインポートするコースを選択します
「データをインポートするコースを探す」画面が表示されます。
一覧には、ご自身が教員として登録されているコースが表示されます。
10件以上のコースが登録されている場合、最初の10件のみしか表示されず、必要なコースが表示されないことがあります。その場合は「コースを検索する」欄を使用して検索することができます。
データをインポートしたいコースが見つかったら、先頭にあるラジオボタンにチェックをつけ、「続ける」ボタンを押します。
(3)インポートする項目の種類を選択します
「インポート設定」画面が表示されます。
インポートする項目の種類を選択します。
基本的な項目は既定で選択されています。
過年度のコースで細かな権限の変更やブロック、フィルタを設定していなければ、特に変更する必要はありません。
「次へ」をクリックします。
(4)インポートする項目を選択します
インポート元コースのトピック、活動・リソースの一覧が表示されます。
インポート元コースのすべてのセクション、活動・リソースが選択された状態で表示されます。必要のない項目があればチェックを外します。
「アナウンスメント」のチェックは必ず外してください。
※「アナウンスメント」は新規コースにデフォルトとして登録されているため、インポートする必要がありません。インポートしてしまうと、どのアナウンスメントを確認すればいいのか学生が混乱してしまうため、ご注意ください。
選択が終わったら、最下部にある「次へ」をクリックします。
(5)インポート項目を確認し、実行します
(2)(3)(4)で指定したインポートの設定が表示されます。内容を確認し、間違いが無ければ「インポートを実行する」をクリックしてインポートを行います。
設定項目に間違いがあれば「前へ」をクリックして訂正します。
インポートした項目が、新しいコース内に追加されていることを確認しましょう。新しいコース内のセクションにリソースや活動が配置されていても、それらが上書きされて消えてしまうことはありません。
インポートの際、インポート元となる過年度コースのセクションは、表示されている位置が対応している新しいコースのセクションにインポートされます。インポート元からインポート先にセクションや活動・リソースを移行させる際、移行させたい場所を選択することはできません。(例:セクション2番目のコンテンツを、インポート先のセクション1番目に移行させることはできない)
そのため、インポート作業を行ってから、編集モードを開始してセクションごと順番を移動させるか、バルク操作でコンテンツを複数移動させてください。
また、新しいコースに入力されているセクションのタイトルや概要テキストは変更されず、新しいコースに元からある内容が残ります(上書きも追記もされません)。
一方、課題やリソースについてはインポート元の活動やリソースが新しいコースに追加され、新しいコースに元からあるものとインポート元から追加されたものの両方が表示されます。
昨年度のコースを今年度のコースにインポートする場合
A.今年度のコースで、最初のセクション の名称を「ガイダンス」と変更している場合、昨年度のコースのセクション 名はコピーされず、インポート後もそのままとなります。
B.今年度のコースに掲示されている「ガイダンス資料」は、インポート後も上書きされず、そのまま掲示されます。
C.昨年度のコースのリソース・活動は、インポート後に今年度のコースに追加されます。
D.今年度のコースの2番目のセクション はセクション 名や概要が変更されていないので、昨年度のセクション 名がコピーされます。
E.今年度のコースの2番目のセクション に昨年度のリソース・活動が追加されます。
コンテンツ全体ではなく、他のコースで作成した問題だけを流用したい場合には、問題バンクのエクスポートとインポートをすることで問題をコピーすることができます。
(1)問題のエクスポート
① 画面上部のコースナビゲーションから「さらに」をクリックし、「問題バンク」をクリックします。
② 「問題」をクリックしてプルダウンメニューを開き、「エクスポート」をクリックします。
③ ファイルフォーマットで 「Moodle XMLフォーマット」を選択します。
④ エクスポートカテゴリからエクスポートしたいカテゴリを選択します。
⑤ 「問題をファイルにエクスポートする」をクリックします。
⑥ 自動でエクスポートファイルがダウンロードされます。
自動ダウンロードされない場合は、「ここをクリックしてください」をクリックしてください。
※ダウンロードが終わるまで、「続ける」をクリックしないでください。
⑦ ダウンロード完了後、「続ける」をクリックして、問題バンクの画面に戻ります。
(2)問題のインポート
① 画面上部のコースナビゲーションから「さらに」をクリックし、「問題バンク」をクリックします 。
② 「問題」をクリックしてプルダウンメニューを開き、「インポート」をクリックします。
③ ファイルフォーマットで 「Moodle XMLフォーマット」を選択します。
④ エクスポートファイルを「ファイルを選択する」 から選択、またはドラッグ&ドロップで追加 します。
⑤ 「インポート」をクリックします 。
⑥ インポートされる問題が表示されますので確認してください。
⑦ インポート対象を確認したら、画面下部にある「続ける」をクリックして、問題バンクの画面に戻ります。
⑧ カテゴリを開き、コピー元コースのカテゴリが追加 されていることを確認してください。
問題なくインポートがされていれば、小テストから問題バンクの問題を追加することが可能です 。
(3)小テストからインポートした問題バンクを追加する
① 編集モードの開始後、小テストの作成を行い「保存して表示する」ます。作成方法は「04-1.1 小テストの作成と設定」を参照してください。
② 作成した小テストが表示されますので「問題を追加する」をクリックします。
③ 問題の追加画面が表示されますので「追加」をクリックし、「+ 問題バンクから」を選択します。
④ インポートしたカテゴリを選択します。
⑤ 次の2種類の方法で問題を追加します。
複数選択:追加したい問題にチェックを入れて、「選択した問題を小テストに追加する」をクリックします。
一問選択:対象の問題の左側にある、「+」をクリックすることで追加できます。
⑥ 問題バンクから問題を追加できました。