宮川堤
宮川は、最上流の大台ケ原の険しい地形によって流れを強め、増水時には鉄砲水となって下流のまちを飲み込みます。山田のまちを洪水から守るために宮川下流右岸に築かれたのが宮川堤です。1128(大治3)年に土宮が宮川堤の守護神として外宮別宮に定められました。江戸時代以降に山田奉行によって増改修され、現在の宮川堤の形状となりました。
学芸員による豆知識
宮川堤には、宮川の鉄砲水の水圧を弱める機能として、水刎堤(突き出し堤)と呼ばれる下流方向に斜めに伸びる堤があります。先端には堤を強固にするための敷石が施されています。最上流の水刎堤には宮川の氾濫をしずめるために自ら人柱になった松井孫右衛門の伝承が言い伝えられ、松井孫右衛門社として地域住民から信仰されています。
伊勢市立図書館の蔵書
『伊勢市史 第7巻 文化財編』(伊勢市/編集、伊勢市、2007、L 243 イ 7、p569)
『三重の文化 郷土の文化編』(三重県教育委員会/編、三重県教育委員会、2010、L 290 ミ、p53)
『名勝宮川堤解説ブック』(伊勢市情報戦略局文化政策課、伊勢市情報戦略局文化政策課、2023、L 517メ)
『名勝宮川堤保存管理指針』(伊勢市教育委員会/編、伊勢市教育委員会、2015、L 517 メ)
『宮川用水史』(宮川用水土地改良区/編集、宮川用水土地改良区、1986、L 614 ミ、p70)
宮川桜関係
伊勢の自然ウオッチング 自然と親しむ野遊びガイド』(伊勢フィールド研究会/編、神都ライオンズクラブ、1996、L 404 イ、p10)
『三重県植物誌 上巻』(伊藤 武夫/著、三重県植物誌発行所、1932、L 472 イ 1、p86)
参考になるサイト
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