伊勢暦
中世に伊勢国司北畠家の保護のもと飯高郡丹生村(現多気町丹生)の暦師加茂杉大夫が当地に伝えたものがはじまりとされます。毎年土御門家より暦の写本を受け、それを宇治と山田の陰陽師が加筆し、版木印刷したものを御師の手代が全国の檀家に配布。日の出日没・24分割の季節表示などの記事は農民たちに重宝されました。
学芸員による豆知識
江戸時代当時でも暦を作ることを許された者は少なく、伊勢のまちには暦を専門的に作る暦師と呼ばれる家が宇治と山田にそれぞれ2軒ずつ存在していました。展示品の伊勢暦は山田の暦師箕曲主水にて発行されたものです。暦師は暦を作る家であるのに対し、紙を調達する専門の家も別に存在していました。
伊勢市立図書館の蔵書
『[伊勢暦]天保9年(1838)~元冶2年(1865)』(冨田 大貮/弘暦、冨田 大貮、1838、L 449イ)
『宇治山田市史 上巻』(宇治山田市役所/編、国書刊行会、1988、L 243 ウ 1、p478)
『伊勢のはなし』(郡 敏子/著、三重県郷土資料刊行会、1975、L 388 コ、p49)
『新視点三重県の歴史 [正]』(毎日新聞社津支局/編、山川出版社、2013、L 201 シ、p240)
『三重県史』(三重県、1964、L 201 ミ、p246)
『企画展「暦(こよみ)」』(神宮司庁、2004、L 449 キ)
『こよみ特別展目録 太陽暦百年神宮暦九十年』(神宮徴古館、1973、L 069 コ、p6)
『瑞垣 第223号 第223号 平成24年 冬季号』(神宮司庁、2012、p43)
『三重県史研究 第10号 平成6年』(三重県環境生活部文化振興課歴史公文書班、1994、p19)
『日本の暦』(岡田 芳朗/著、新人物往来社、1996、449.8 オ、p214)
『伊勢市史 第3巻 近世編』(伊勢市/編集、伊勢市、2013、L 243 イ 3、p530)
参考になるサイト
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