マドレ式対話の場づくりラボ@オホーツク
開催期間:2019年12月1日~2020年2月22日/開催地:北海道北見市/参加メンバー:18名【DAY4を終えて】~愛とオタク~
ラボに参加して
2020年2月22日、無事に(いや、何とか、紆余曲折?山あり谷あり?)全4回を終了したオホーツクラボ。2019年12月に開始し、3ヶ月に及ぶ仲間との取り組みが終わりを迎えるにあたり、一緒にDAY4を終えた感動と、皆への感謝とねぎらいと、これからも宜しく…と、いろんな気持ちで前日から感極まっていました(笑)
想像以上の感動や自身の変化の自覚があり、改めて「マドレ式対話メソッド」の奥深さやその魅力をこれでもか!というほど体感しました。
この3ヶ月、すっかり私のアンテナは対話に向き、テレビや新聞・書籍でも『対話』『コミュニケーション』『語彙力』『話す』そんなタイトルを見つけては、はっ!!っとして食い付きました。
そして今、まだまだ対話についてさらに探求したい気持ちが沸き上がっています。
振り返るとラボの日以外にも、これまでに無いほどメンバーと沢山顔を合わせ、
『対話ってなんだ?』
『聴くってなんだ?』
など、リアルでの「1対1」や「1対複数」の対話の場、ZOOMでの「1対複数」の場を行い、また各々の最終的な作りたい場の開催に参加させてもらったりしました。
その度に発見と驚きの連続で、いつもその時間が楽しみで本当に濃厚な大切な時間でした。
これまであまり深く話すチャンスがなかったメンバーのことも知ることもできたし、皆で同じ学びの時間を過ごしたことは、マドレ・オホーツクの強みにもなったと思います。みんなで対話について学びを深めた今、今後の活動にどのように活かすことが出来るのか、すごく楽しみです。
課題の動画をアップするには、時間を作り出す必要がありましたが、それでも自分の話す姿を客観的に見ることで、「聴き手」としての考察ができたことがとても大きな収穫でした。メンバーからもらうフィードバックが嬉しくて、次に繋げたい!というモチベーションにもなり、実際の場を作り上げる際にはお守りのように心に留めて居ました。
『フィードバックの精度を上げる』ということについても、皆でメッセンジャーで議論できて新たな発見でした。
対話の場をつくってみて
私の作った対話の場は、『母となった私について話そう~人生・仕事・パートナーシップ』というテーマで、参加者大人6名子ども3人の場でした。
課題は沢山ありますが、参加者の方が来る前にじっくり場を眺めてどうやって整えようかと考える時間も、安心して過ごして頂くためにグラウンドルールで何を伝えるか?など進行内容を練る時間も、終わってみると夢中になって味わっていました。ラボに参加しなければできない貴重な体験ができて、ラボの開催に凄く感謝しています。
今回は、「ワーキングマザーサロン」に参加したことの無い参加者も居たことと、託児が難しい参加者も居たため、まずは「対話の場を体験していただく」ということを一番の目的とし、託児のハードルを下げてサロンの同伴の生後210日の規定を外して開催しました。今後自分が場づくりする上で、場の目的に合わせて託児や同伴の規定の設定をしたいという気づきも得ることが出来ました。
家族との対話
ラボに参加したことは、家族との対話にも活かされました。
子どもとの会話は、忙しい毎日の合間にささっと済ませていたことが多く、ましてや手をとめて目を見て「なんでそう思う?」などできておらず、なかなかきちんと聴けていないという想いがありました。
しかし、ラボに参加して、意図的に話を聴こう、学びを活かして子どもの話を聴いてみたいという気持ちになり、頷きやオウム返し、なんでそう思う?どんな気持ち?と声を掛けてみました。『聴きたい』という意図を持って時間をつくり話をすると、子どもはちゃんと聴いてもらえた満足感、私は聴けた満足感でとても温かい気持ちになりました。
1年生の娘とやった「Good&New」のワークでは、娘から「書いてから話すと何を話そうか見ながら話せるからいい」「またやりたい!」と感想が聴けて、実りある時間になりました。ゲーム感覚でコミュニケーションツールの一つとして成立したこのワークを、これから下の子たちともできる日が楽しみです。
まだまだ、書きたいことは沢山ありますが(笑)
最後に…。
愛とオタク
最初のタイトル「愛とオタク」は、DAY4の最後に出たテーマ『私が対話や場作りについて大切にしたいこと』に対して、私が出した答えです。
「オタク」というのは、DAY4の最初に、会場の場作りで座布団のちょっとした位置について皆でかなりアツく意見しあっていたところ、運営メンバーの種ちゃんに「みんなオタクになってきたね^^」と言われたのです。皆で頑張ってきた日々が「オタクになってきた」に集約されているかのようで、すごく嬉しくて皆でハイタッチしたい気分でした。そして更に対話に対して探究してオタクになりたいと思ったのです。
「愛」は、聴かせて!という興味など、「愛」をもって、相手の言葉や気持ちを大事に受け取れるようになりたいなと思い書きました。
忙しい毎日のなかで余裕がないときには、特に家族との対話で「聴く」が流れ作業になりがちだったり、自分本意に聴いてイライラしたりネガティブな感情に振り回されることが多いなと、ラボを通して自分を分析したからです。
自分は人見知りだと思っていましたが、ラボを終えてみると、実は対話の術を持ち得ていないために、常に対話に対して劣等感があって、逃げていたのかなと思います。
話す・聴くという練習を何度も重ねたこの3ヶ月で、少し対話に対してのハードルが下がりました。
それは、これからまだまだ新しいことにチャレンジしたいと思う私には、可能性を広げてくれる大きな収穫だと思います。
この3ヶ月、プログラムと場の設定について何度も調整してくれた運営メンバーのみんなと、共に走り抜けたメンバーのみんなに感謝の気持ちで一杯です!
本当にありがとうございました!!
(文責:オホーツクラボメンバー:平野聡恵)