更新日:2024-02-01

ソフトウエアの使い方-2

(過去データのセットアップと日々の株価データ取得方法)

(1)過去25日間データのセットアップ

「日経225銘柄」シートのAJ列~FV(FB)列は通常シート画面には見えませんが、ここには最大77日分の終値を蓄積する領域です。ここにデータを日々蓄積することで5日・25日・75日平均をシート計算で求めることができます。データベースに蓄積したデータを引っ張ってくる方法だと時間がかかりますが、この方法なら瞬時に計算できます。シートにはいろいろな平均値の計算式が埋め込まれているセルがあるのでAJ列~BG列をクリアしないでください。(作業のイメージを説明するYouTube動画もあります)

ボタンを表示するために下部の領域シフトボタンなどで位置を調整してください。

「過去データ取得」ボタンをクリックすると下図のような確認画面が出ます。続けるときは「OK」、中止するときは「キャンセル」をクリックします。画面に「スクリプト実行中」の表示が出ます。実行中に中止したい場合は「キャンセル」をクリック。エラーを避けるために途中での中断はしない方がいいですが、通常は再度「過去データ取得」ボタンで再開できます。

「スクリプト実行中」の表示はトリガーセットがかかると終了となって消えますが、実際には動作が続いています。キャンセルをクリックすると動作が停止します。

(2)「日経225銘柄」シートの「過去データ取得」ボタンをクリックして前日~24日前の計25日分データを取得するには環境により数時間かかることがあります(注1参照)。初めて使う場合、通常の銘柄データを取得開始の前に過去25日間データを取得しておくことを推奨します。例えば土日に過去データを取得すれば月曜に取得するデータから自動的に連続して記入されます。しかし、先に月曜にデータを取得してから過去データを取得すると先週のデータで上書きされるので、月曜のデータは消えます。過去25日間データは初めに1回行えば、連続して日々のデータを取得していく限りは再度行う必要はありません(注2)。動作状況を説明する動画もあります。

過去データの取得が完了すると自動的に3日間分の「日経_YYYYMMDD」(日付シート)が作成されるので、銘柄抽出を行えます。

(注1)取得時間:土曜日午前中の場合、10~15分(Wndows10/Core-i7 PC)。開始から3分ごとにトリガーセットで中断します。スクリプト終了の表示がでますが、1~2分後に再開します。

(注2)過去25日データは、初期だけでなく、連続して数日間データが取得できなかった場合にもデータの補足用に使えます。例えば10日間(5日間)(市場の開催日数)データを取得できなかった場合に「過去データ取得」ボタンでそのデータを補足することができます。ただし最大で10日(5日分)(土日を含まず)なので、11日(6日)以上間隔があくとその前のデータとの連続性が途切れます。

下図の「過去データ取得」ボタンは実際にはAI列の方にあるので、シートの下部または右下のボタンで画面をシフトして「過去データ取得」ボタンを表示させてください。取得中は画面をシフトする必要はありませんが、下方のスライドボタンでシフトしても構いません。。

「日経225銘柄」シートのセル'L1'に「3日間シート作成完了」の表示が出れば、過去25日間データの取得が正常に完了。

最初に過去25日間のデータを取得後は、実際には当日のデータは取得していません。例えば土日にセットアップを行い、過去25日間のデータを取得すると3日間シートに金曜日の日付のシートができますが、このシートのデータは過去25日間からもってきたデータで、実際に金曜日のデータを取得していません。このため、「株データ取得」ボタンをクリックして金曜日のデータを取得することをお勧めします。取得が完了すると「銘柄評価」シートの「銘柄抽出」ボタンで銘柄選択が可能となります(次ページ参照)。

「過去25日データ取得」の説明動画(YouTube)過去25日データ取得例 

(3)WEB株価データ取得

「日経225銘柄」シートの「株データ取得」ボタンをクリックすると全銘柄の株価を順次取得・表示します。3分経過ごとに「トリガーセット」で取得を中断します。取得再開を30秒後に設定していますが、実際には1~3分待たされます。市場確定直後よりも18時以降の方がスムーズにいく場合が多いようですが完了まで10分位かかるでしょう。もしトリガー状態のまま3分以上も動かないときは取得に失敗の場合もあるので、再度「株データ取得」ボタンをクリックすると続きの銘柄から取得します。株価データは完了後でも再取得できます。

(注)Googleスプレッドシートを使う本ソフトはプログラムの実行時間が最大6分という制約があります。スクレイピング取得する相手先(日本経済新聞サイト)へ頻繁にアクセスすると相手方のサーバーの負担が重くなると言われます。このため、本ソフトでは3分ごとに動作を止めて、30秒(実際は1-3分)待ってから再開するようにしています。

画面の'J1'セルには10銘柄取得のたびに経過を表示します。「トリガ解除完了」と表示されれば取得完了です。

作業のイメージを説明するYouTube動画もあります。

(4)株価データ取得完了

下図のように何回かトリガーセット状態になりますが、データ抽出数が銘柄数と同じになればデータ取得完了です。'F2'セルに[End]、'J1'セルにトリガ解除完了と表示されます。完了後にデータ内容を他のシートに表示したり、バックアップ保存しますが、その状況が'L1'セルに表示されます。「日数データバックアップ完了」と表示されれば、株データ取得の全作業は完了です。データ取得当日の「日経_YYYYMMDD」シートは自動で作成されます。

(注意)データ取得時のタイミングにより、銘柄抽出が終わってもそのまま動作が停止状態になる場合があります。(通常はこの操作をする必要はありません)

その場合は、再度「株データ取得」ボタンをクリックしてください。形の上では同じ日のデータを最初から取り直すことと同じになるため、取り直しかあるいはそのまま通常の株価データ取得完了動作に移るかを選択するための下図の画面が出ます。

「OK」をクリックすると同じ日のデータをいったん削除して最初から再度取り直します。

「いいえ」をクリックするとデータ取得を完了して、上述の「日数データバックアップ完了」までの終了動作を行います。

「株価データ取得」の説明動画(YouTube)「WEBデータ取得」