知らないと恥をかく世界の大問題

「知らないと恥をかく世界の大問題」(池上彰著、角川SSC新書、2009年)は

10年近く前の本ですが、2000年代の歴史を総復習するのに役立つ一冊です。リーマン・ショック、バイオエタノール、政権交代など、2000年代を席巻したワードを全ておさらいできます。

そもそも近現代史を学ぶ意味は何でしょう?「近現代史考究の座標―過去から未来への架橋」によると

「長い人類の歴史のなかで、現在に直接につらなっている時代は近現代である。したがって、今を直接に左右している近現代の歴史を深くとらえることは、歴史を主体的にとらえるうえで、欠くことができないはずである。」

「すべてのものごとは、歴史性をそのなかに秘めている。したがって、その本質をつかむためには、歴史学的な方法が不可欠である。あらゆるところに歴史学はあるのだ。歴史学というものは総体的な学問であって、その意味であらゆる人間にとって不可欠な学問であり、手法なのだ。(中略)すべての物質・現象は歴史のなかで存在している。したがって、私たちは歴史の外では生きられない。」

となります。今後もLearning Cafeを通して近現代史を勉強できるといいですね。