世界天文月間(GAM)2014

4月は世界天文月間です。

世界天文年2009の成功をきっかけに、「One people, One sky」(世界はひとつ、空はひとつ)をモットーとする Astronomers Without Borders (AWB) - 国境なき天文家たち - の主催で、2010年から始まったGlobal Astornomy Month 「世界天文月間」、今年2014年も行います。詳しい日程は、世界一斉天文イベントWGのトップページを見ていただくとして、以下では、主な世界一斉観望イベントをご紹介いたします。

4月5日(土)世界一斉星空観望会 (Global Star Party)

世界中のみんなで一緒に星空を見よう!という催しです。星仲間や家族で星を見たり、同好会や天文施設、科学館を初めとして、病院や宿泊施設、各自治体施設、さらには、都会の街角など、いろいろなところで観望会を行いましょう。ただ星を眺めるだけでも、星をダシにパーティーを開くのでもかまいません。まさに、「One people, One sky」(世界はひとつ、空はひとつ)を具現化する催しです。この日に観望会の行事が決まっている皆様、ぜひ、ついでに乗っかって、参加の皆さんに、「今、世界中で星を見ています」という話をしてみてください。バナー(800px角200px角)も使用自由です。Webページやポスター、現地貼付物、配布物などにご使用ください。

登録

AWBのページ(英語)に登録ページがあります。ここでもやっていますということを世界にアピールしてみてください。なお、ログインアカウントを作らなければなりませんが、Facebookアカウントでも、ログインできる模様です。

報告

#GAM2014 ハッシュタグをつけて、Twitterでつぶやいても良いですし、GAM2014の FacebookページFlickr group もありますので、こちらに報告してください。世界のみんなと見た星を世界のみんなと共有しましょう。(TwitterのGAM2014アカウント @gam_awb もフォロー、よろしくお願いします。)

4月11日(金)火星を見よう(Mars Watch

世界中で火星を見ようというイベントです。火星は4月14日(月)に地球に最も近くなります。火星の軌道が楕円であるために、約2年半ごとの地球への接近距離は毎回変わりますが、今回は、中くらいの近づき方で「中接近」と呼ばれます。(見かけの大きさは、視直径15.2秒~木星の見かけの大きさの1/3ほど)この機会を捉えて、火星を見てみてください。

上記、世界一斉星空観望会と同様に、登録報告(Twitter、Facebook、Flickr group)もよろしければ、お願いします。

4月13日(日)ベスタを見よう(Vesta Watch

小惑星ベスタが4月13日に最も地球に近づき、おとめ座で5.8等の星として輝きます。ただし、望遠鏡で見ても他の星と変わらず、点像にしか見えません。星図と見比べながら、どこにあるか探します。本当にその星か、写真が撮れれば、Twitterに #GAM2014Vesta のハッシュタグをつけて、アップロードしてみてください。世界中から画像が集まり、答え合わせが出来るでしょう。世界みんなで答え合わせをするイベントです。なお、近くに4月15日に地球に近づく準惑星のケレスもいますが、7.0等ですので、見つけるのがさらに難しいでしょう。

参考星図(英語pdf):Sky and Telescope’s Vesta and Ceres path map

4月20日(日)〜25日(金)こと座流星群を見よう(Lyrid Watch

GAM期間中に流れる流星群として、こと座流星群があります。そんなにたくさんは流れないですが、あんまり期待せずに眺めると、案外、見つけることができるかもしれません。世界中で、流れ星を探してみようというイベントです。

4月27日(日)太陽を眺めよう(SunDay

Global Star Party Banner

世界中で太陽を見ようというイベントです。太陽を直接見るのは大変危険です。必ず、太陽専用の望遠鏡を使って、十分に経験のある方とともに注意して観察してください。公開天文台や科学館で、太陽専用の望遠鏡を公開しているかもしれません。探してみましょう。また、公開天文台や科学館の皆さんで、ご協力いただけるところがあれば、この日に太陽観望会を行っていただければ幸いです。バナー(800px角200px角)もご自由にお使いください。

以上、このページのお問い合わせは、お問い合わせページにてお送りください。

SunDay Banner