20140617

投稿日: 2014/06/17 7:46:45

定家さんの論文がMolecular and Cellular Biologyに受理されました!ご苦労様でした。

タイトルはQuantitative in vivo Kd analyses highlight the importance of competitive effects in the regulation of protein-protein interactions.です。

内容は、FCCS(蛍光相互相関分光法)という方法を用いて生きた細胞内でタンパク質の相互作用の強さ(解離定数Kd)を定量化する方法を開発し、EGFシグナル伝達系のなかの20個以上のKdを測定したというものです。面白いことに、細胞内のin vivo Kdは報告されているin vitro Kdよりもかなり大きい値を示す、つまり親和性が低いことから、おそらく細胞内では他のシグナル分子による競合阻害効果がとても大きいことが示唆されました。