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第13集 「賢者のネジ」の表紙にあるロゴの持つ秘力の意味 【1,5,17,18,46~52】
1 :藤原肇:2005/01/05(水) 07:07
ジブラルタル海峡を越えてアフリカに渡り、モロッコを歩き回った真夏の旅から戻った所だが、その途上で体験した不思議なことを紹介して、これがシンクロニシティに関係するかどうかを考察してみたい。
「賢者のネジ」の出版に当って表紙のデザインに、英文のホロコスミックスの論文の第5図に使った、特異点から始まりトーラスに至る三つの立体図で、表紙を構成したいというのが最初の頃の私の考えだった。
(2012年、日本語化されて雑誌「フナイ」4月号に載せられた下記の版では第7図に相当)
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/funai201204.html
それに対してたまいらぼ出版の玉井社長が、「アラブ文字で構成したロゴにしたら」という提案をしてくれ、「このロゴには不思議なエネルギーがあるらしくて、 [食は運命を左右する]という本の表紙にこのロゴをつけたら、予想もしなかったほど本の注文が続いており、どういう理由か全く見当がつかないのだが、本が例外的に売れて驚いているので、騙されたと思ってこのロゴをつけたらどうですか」と言われて私は承知した。
そういえばこのロゴの図案には見覚えがあり、かつて玉井さんが私を訪ねてカリフォルニアを訪れ、砂漠の庵で一週間ほど滞在して議論をした時に、お土産としてこのロゴのついたTシャツを貰ったのが、小渕内閣が誕生した年の九月のことだった。ロゴの下には「智力如是慧光」と玉井書体で書いてあり、四回対称軸を持つ黒文字のデザインは、魅惑されるような雰囲気を持っていて、図案としては非常に興味深い印象を秘めていたが、私は襟のついたシャツしか着ない習慣のため、このTシャツは一度も着ないままタンスの底で眠っていた。だが、アフリカのモスレムの国に出かけるということで、このTシャツは予備の下着の一枚として、旅行カバンに収まることになったのだった。
5 名前: 藤原肇 投稿日: 2004/09/21(火) 04:28
初めて身につけたTシャツに描かれた図柄が、「学問は光なり」という意味だと学んだことは、「光は東方より」との関係で印象深いことであり、サイエンスを科学と訳す最近の日本の傾向が、浮薄だという気持をこのとき改めて強めた。私自身が地質学と言うサイエンスを学んだし、日本にいた頃はサイエンチストを科学者と訳し、自分がサイエンチストの端くれに属すと思っていた。だが、フランスに留学して暫くした時に、ある集まりで自分がシエンチストだと自己紹介したら、シエンチストよりジェオログの方が良いと言われ、最初はその意味が良く分らなかった経験がある。
Scienceはラテン語のScientiaを起源に持ち、それは知ると言う動詞Scioに由来して、知識と言う意味の言葉であると学んだが、ローマ時代の知識階級はギリシャ語を使い、
ScientiaはPhilosophiaに従属していたという。Philoは愛すると言う意味であり、Sophiaがギリシャ語で知を意味しているから、知ることが好きでたまらないことが、フィロソフィーだと高校で習ったことを思い出し、昔のサイエンスは学問だったのに、専門化のために科学に落ちぶれたと痛感した。また、ハクスレーが講演した時に司会者が、「ハクスレー先生は偉大な科学者です」と言ったら、彼が「私は科学者ではない。もしScienceという言葉を使うのであれば、私はa man of scienceです」と訂正したと言う有名なエピソードがあるが、知を追求することが学問であり、学問が知であり光だと知っていたゲーテは、臨終の言葉に「もっと光を」と言ったのではないか。
いずれにしても、博識なモロッコ人にロゴの意味を教えてもらい、その日の私はとても幸福な気分に包まれていたし、ホテルの近くにインターネットカフェがあったので、そこへ行ってメールと『宇宙巡礼』の掲示板を開いた。メールは十通くらい溜まっていたが、その中の一つに仙台の首藤さんからのものがあり、「ディアナサン・ダイヤモンドの株主に贈りたいので、[賢者のネジ]を100冊ほど本社に送ってほしい」という内容だったので、智慧の光はダイヤモンドの光になったと感激した。矢張り「光は東方から」差し込んで来たのであり、ことによるとシンクロニシティなのかも知れない。
ダイヤモンドの新しいカットを発明して特許をとり、数年前にディアナサン(月の女神ディアナと太陽のサンの組み合わせ)を設立した建築家の首藤さんは、「ダ・ヴィンチの黄金のピラミット」の著者であるし、「間脳幻想」の読者として出合った人でもあった。ディアナサンのダイヤモンドに関しては、脱藩道場でその内容を紹介したことがあり、カットと色の素晴らしさについての記事が、「宇宙巡礼」のどこかのスレッドにあったと思うけれど、その記憶があやふやなので申し訳ない。
17 :経 久世:2005/01/05(水) 07:15
#14から博士の言葉を引用します:
『だから、一昨年の夏に試みたヨーロッパでの旅行では、イタリーやスイスのアルプスを訪れてから、ノストラダムスが生まれたサン・レミの町を訪れて、彼の思考パターンについての復元を試みた後で、ピレネー山脈の南山麓を走り抜けてルルドの泉に行き、なぜ万病を治す聖水かを地質学的検証した。その旅行記は「財界にっぽん」に渡してあるが、カラーで印刷費がかかるという理由のために、一年ちかくもペンディングが続いているけれど、そのうち活字化されて目に触れることだろう。聖水や土地の持つ治療効果の高さの秘密は、コス島の湯治場や北投温泉もドロマイトが関係し、カルシウムがマグネシウムに変質することで、石膏の持つ薬用効果が決め手になるらしい。また、40年ぶりにモンテーニュの「随想録」を読み直したのと、堀田善衛の「ミシェル城館の人」を読破したので、モンテーヌが住んだ城館に彼の書斎を訪れて、どんな気持で執筆したかを追体験したが、「随想録」は若い頭脳では読めない理由を納得した。
パリに出る途中でシャンボールの城に立ち寄って、ダ・ヴィンチが設計した螺旋階段を歩いた後で、晩年の彼が住んで亡くなった町アンボワーズに行き、死ぬ瞬間まで使っていたダ・ヴィンチの寝室で、一体どの壁にモナリザの絵を架けたかを調べたのは、その場所に残る波動を確認するためだった。』(引用終わり)
一日も早くこの旅行記が世に出ることを心待ちにしております。ところで、博士が旅行されたこの土地こそ、他のスレッドで言及されている『Da Vinci Code』の舞台に他ならないし、もうひとつのスレッド『魔女の九九』とも多いに関係あるし・・・藤原曼荼羅炸裂、ですね。大いに盛り上げていきましょう!
18 :首藤尚丈:2005/01/05(水) 07:16
一筆啓上申し上げます。
「モロッコの旅行」で「賢者のネジ」をめぐる「ロゴ」に不思議なシンクロニシティを体験されたようですね。
「食は運命を左右する」をアラビア語でロゴにされたということですね。私はアラブ語も文字も知らない内外漢ですが、このパターンを直感(直観)で読み取りますと、数字で「14」ということ、さらに「9」が隠れて、中心からの光が「10」という風に読めます。
それはどんな数かと言いますと、「14」は我々の宇宙の最終曲面の拡大宇宙の果ての数で、円あるいは大黒様の「俵」のような形を示すようです。
中心に打たれた「点」をアラブでは「0」と呼ぶのでしょうか。それから9まで拡大していき空間が構成され、ビックバンの向こう側から光が十字となって、こちらの世界に訪れるという風に理解されます。
その「0と1」を結「光」に秘密があり、ここの光の変換こそ、「神の家」のものであると思われます。
私はこの形をダイヤモンドのアンクカットという形で示しましたが、そのカットの中心にレーザー光を入射しますと、カットの頂点が黄金色に輝き、そこから空中に光の十字が四方に放射されます。
さらにそれを横から見ますと、放射された光が、三角形(30,60,90)で2方向に分かれ、その二つの光を正三角形(60,60,60)の光が結ぶことになります。
「賢者のネジ」を100冊譲って頂き、ディアナサンダイヤの株主の皆様に配布して読んで頂いています。
株主の中には、池口氏と親しい方もおり、興味を持って読んで頂いています。
喜捨についての旅行文もありましたが、本当に貰っていただくという心は純粋なものでなくてはならないことを、私もエジプトの砂漠を緑地化するプロジェクトの中で体験しております。
益々、ご健勝でご活躍されることをお祈りしております。
46 :松本英樹:2008/11/06(木) 11:54:41
ロゴのデザインに惹かれての投稿になります。
黄金分割の構成になっていると感じられるのは、諸兄方々には当然とことと存じます。
□正方形の一辺を1とすると、中央白抜きの□の長さは(φの3乗)0,236になって
います。黄金分割フレーム解析法を一度お試しあれ。
「賢者のネジ」という題名に誠に相応しく、中央◆はレンチの差込口。+-のドライバー
は使えません(笑)45度の回転(√2)を与えると、√2×φのn乗で縦横の構成比が
浮かんできます。
大変貴重なロゴをご紹介して頂き、有難うございました。(遅くなりましたが)
さっそくプリントアウトして部屋に飾っております。
47 :松本英樹:2008/11/07(金) 07:35:58
>18首藤様が取り上げておられる数字(数秘)に関連して思い浮かぶのは、
(9√2/10)≒(14/11)→ 99√2≒140
米(14/11)≒ (4/π) ≒ (√Φ/1) は同類項と見る。それが
大ピラミッドに含まれる数値となるので多種、複雑なピラミッド論が生まれる。
どれが正解かわからないが、ピラミッド内部に進むには(√Φ)が適していると
いえるのではないだろうか。
48 :松本英樹:2008/11/07(金) 16:51:03
>47補足
上記の(逆数×4)が、円周率及びその近似値となるのは言うまでもない。
尚、(9√2/10)が√Φの近似値になるということは、正方形の対角線
から<黄金数>を導くことが出来ることになり、
(1:1:√2)の直角三角形、斜辺√2を10等分してから9の位置が√Φ
(1,272)となる。
黄金数(1,618)を導く手法(若しくは数値)は幾つか考えられますが、
とどのつまりは(直角三角形の転がし運動=√Φ数列)√Φ:1:Φに収斂する
ものと思われます。
49 :千々松 健:2008/11/07(金) 23:43:54
「賢者のネジ」の表紙に使用されたロゴは「神聖方陣」に見えてしまいました。またネジも要は螺旋(ラセン)のことですね。
今回の私の「神聖方陣とラセンモデル」についても、藤原肇博士は随分以前から予知されていたとしか思えないのです。
この件を松本英樹さんに気づかせていただき感謝します。
「黄金比の累乗から生まれるフィボナッチ数列」については、
もう少しでご覧いただけますので、ご期待ください。
50 :松本英樹:2008/11/08(土) 11:09:44
>49
やはり、千々松様も見た瞬間に「神聖方陣」と感じますよね(笑)
次のステップ、期待しています。
51 :千々松 健:2008/11/09(日) 14:25:27
古代ユダヤのカバラ思想やケルト神話と日本の上古代のひふみ文化「カタカムナ」は共時性で繋がっているように思われます。
重要な共通点は(文字があっても無くても)音声としての言葉=アルファベットと数字が直接的に繋がっていることだと思われます。例えば、ヒ=1、フ=2、ミ=3のように。
それと、9が秘数であることでしょうか。
昨年なくなられた河合隼雄氏がケルト神話に興味を持たれていたことが思い出されます。
さて、「黄金比から生まれるフィボナッチ数列」に関しては下記をご覧ください。
http://8w1hflkm.jp/pythagoras/FAI.html
52 :千々松 健:2008/11/14(金) 12:14:41
グルジェフ(グルージェフ)について唯一知っていることは何かというと、円形による9つの図象「エニアグラム」を中央アジアで見つけて西欧に紹介したことぐらいである。
その後、そのエニアグラムを利用して性格診断や相性などの心理学が勝手に生まれた様子を知るのみである。
そもそも「エニアグラム」自体はどこから発生したのでしょう。古くは中国からイスラム世界に伝わったと思われますが、決してギリシャ発ではなさそうですね。
直観ではひふみ算やカタカムナを産んだ「9の数字」を駆使できた文明ではないかと思っています。
いま、時計の文字盤に1から9までを置いたとしますと、3-6-9で正三角形が出来ます。それをずらすと1-4-7、2-5-8、で合わせて三つの正三角形が出来あがり9つ星のようになります。これはバランスが良く美しいです。
一方、グルジェフのエニアグラムは3-6-9の正三角形はそのままですが、他は1-4-2、8-5-7、および1-7、2-8を結ぶ形になっていて、4と5の間に亀裂が生じていて不安定です。
前者を対称性とすれば後者は非対称性の世界です。
本来は、この差異については別なテーマになるでしょうが、ここでは、左巻きか右巻きかの話しに強引にもって行きます。
数学上の「分数多角形」によれば、4分の9角形は右回り、5分の9角形は左回りになりますが完成したものは同じ形に見えます。1、2、3が分子に来るときは4と同じく右回り、5、7、8が分子に来ると5と同じく左回りです。エニアグラムはその左右の周り具合を強調したものではないかと推察します。
さて、1-8、2-7、3-6、4-5、は頂点を9とした時計の文字盤をイメージすると左右が対称の位置に来ます。足すと9になる運命に有ります。
「神聖方陣」のFLKM系列と同じ数の組み合わせになっていることが判明します。
・・・『ヒフミヨイ マワリテメグル ムナヤコト アウノスベシレ カタチサキ』 (カタカムナのウタヒから)