タガメ ゴロウ さん
潤二先生大好きの人。
2020年3月に「B級版ゆっくり文庫」シリーズを投稿。
シリーズ名に「B級」とは名打っているが、作り込みや細部にわたるこだわりと原作への愛が感じられる。
あとがき動画では、どのような経緯でストーリーを再構築したのか丁寧に説明されて一度に二度美味しい。
「伊藤潤二作品をゆっくり解説」もおすすめ。
言葉選びが秀逸で、シュールな世界観に拍車をかけている。
チレキスキー さん
世界史Bの先生。
以前より歴史系解説動画を投稿されている解説系の方。
シリーズの途中から「ゆっくり文庫リスペクト」タグがロックされたため、文庫系としてここで紹介する。
饅頭ではなく立ち絵や写真が使われているのが特徴。
原作にあるロンドンの資産家が世界を80日間で一周を試みる波瀾万丈の冒険を、丁寧に解説しながら物語として翻案する。
前提知識がなくとも楽しめる工夫が嬉しい。
なお、文庫系ではないが世界史の解説動画は非常に分かりやすい。高校生あるいは大学受験を控える人は必聴。
どす恋ゴロベーさん
怪談の人。
タグのついた作品は2019年4月の投稿だが、ゆっくり劇場形式の作品は3月に投稿されている。
絶妙なカメラワークと高い演出力が持ち味。
コミカルさもあるため、怪談の怖さがいっそう引き立つ。改変技術も高い。
ゆっくり界の稲川淳二。
時計さん
乱歩短編の人。
2019年11月に作品投稿。これが初の動画投稿……だと思います!
やり取りや暗号をイラストでさり気なく補完、回想的にお饅頭たちの内情が声にならない声が上手く表現し、江戸川乱歩の「日記帳」の独白に緊張感を持たせている。
コメントでもあったように、目線で語る演出がいい。語らずの間がある。
とむ さん
不思議の国の人。
2020年4月に投稿。
はるか(dairi)さんの立ち絵を使用した、ありそうでなかった文庫系動画。
原作はルイス・キャロルがもう一人の少女の物語を作っていたという設定。
物質を構成する量子を基礎に、現実にあるものが存在することの不思議さを平易な言葉で哲学的に語る。
ファンタジーの雰囲気にあった背景や立ち絵が美しく、シンプルな演出がいっそう不思議な異空間へ視聴者を誘う。
とらひこ さん
メソポタミアの人。文明人。
2012年からメソポタミア文明や日本史、寺田寅彦の解説、中島敦の「文字禍」を翻案した劇場作品も2019年3月に投稿している。
2019年11月に「ペニーワイズがおすすめする動画投稿」パロディの「ペニーワイズがおすすめする日本昔話動画投稿(筋之助さん)」のパロディでリスペクト作品を投稿されたので、ここでも紹介させていただく。
マニアックな題材だが、いつの間にか沼に引きずり込む作品が多い。
フォントや写真をはじめとした細部にもこだわりが見られ、演出はさながら映画のよう。
楽しく視聴しながら、いつの間にか知識を手にするだろう。学生時代に出会いたかった……
ドランク狸さん
飛行機、鉄道の人。2019年9月、遂に動画を投稿(私家版ゆっくり文庫)。
元々読書や映画がお好きらしく、本家ゆっくり文庫作品も愛し「ペニーワイズがおすすめする動画投稿」がトドメだった模様。
本編中の飛行機音は本物。
演出など物語好きだからこそ見せるこだわりと、飛行機関連の知識が奇跡融合し、スルメな作品に仕上げている。
思わず聴き入ること必至。
なお、Twitterでの言葉のチョイスが秀逸。気のいい兄さん。
原作や物語に対するリスペクトの念はマジもん。