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『教養の会計学:ゲーム理論と実験でデザインする』

『教養の会計学:ゲーム理論と実験でデザインする』ミネルヴァ書房, 2020年4月に関する情報サイトです。


本書は、次世代の会計人が身につけるべき教養(ここでの「教養」とは、 「入門」「簡単」「お手軽」「広く浅く」という意味ではなく、 「人を自由にする学問」という意味)とは何かについて、ゲーム理論&経済実験からアプローチしております。


「普通の会計本」(制度の解説、仕訳や会計処理の仕方、決算書の読み方)のつもりで手に取ると、予想と全く違うことになろうかと思います。本書は、そのようなことには触れずに、むしろ、会計が社会の中でどのような存在であるのか(また、今後どのような存在に変化していくのか・いかないのか)を、他領域との接点から紐解き、広い視野で論じるものです。


[2021.5] 単著『教養の会計学:ゲーム理論と実験でデザインする』にて、日本経済会計学会2021年度教育賞を受賞しました。同志社大学での講義を纏めたものですので、同志社の学生と一緒に取った賞と言えるかもしれません.


[2020.12] 書評が『経済セミナー』2020.12月/2021.1月号に掲載されました.

本書に関する書評が、雑誌『経済セミナー』2020年12月/2021年1月号に掲載されました。評者は、船木由喜彦先生(早稲田大学政治経済学術院教授)です。

経済学を学ぶ学生や研究者が手に取る「経セミ」に書評が掲載されることで、会計を学びたいと思う層の裾野が広がったら嬉しいです。書評の最後に記された船木先生の「私も会計学を勉強してみたくなった」という言葉に勇気づけられます。

なお、評者の船木先生には、国内外の実験経済学系の学会にて何度もお世話になっており、「旅好き」な先生の海外での数々の「武勇伝」(?!)を伺いました。私も、視野をより広くもち、海外の研究フィールドも見据えつつ邁進していきたいと感じた次第です。


[2020.9]書評が『会計監査ジャーナル』2020.10月号に掲載されました

本書に関する書評が、公認会計士業界の専門誌『会計監査ジャーナル』2020年10月号に掲載されました。評者は、小林伸行先生(名古屋商科大学ビジネススクール教授、公認会計士)です。

これをきっかけに、公認会計士をはじめとする実務界の方々にも手にとって頂き、「こんな会計があるのか!」と感じてもらえたら幸いです。

なお、評者の小林先生は、私と同門で、院生時代に苦楽を共にした「戦友」です(といっても、小林先生は、当時すでに公認会計士としてバリバリ活躍されておりましたが、それでもとてもフランクに接して頂いた記憶があります)。そんな小林先生に、時を超えて拙著の書評をして頂けて、望外の喜びです。


[2020.7]書評が読売新聞朝刊に掲載されました

本書に関する書評が、2020年7月5日付の読売新聞朝刊(「本よみうり堂」書評欄)に掲載されました。

(記事はこちら

本書は、通常の会計学のテキストからすると、少し変わった内容のものですが、そんなある意味「異端」の本を取り上げてくださり、更には(専門誌ではなく一般紙で)「企業経営者にも是非読んでもらいたい一冊である」という大変前向きな書評を頂けて、身に余る光栄です。この嬉しさを糧に、今後も研究と教育に精進していきたいと思います。


Special thanks !

本書は主に、これまで私が担当してきた同志社大学商学部での「制度会計論」「行動会計学」、および、同志社大学大学院商学研究科での「実験会計学」の講義内容をまとめたものになります。通常の会計学のテキストからすると、少し変わった内容に仕上がりました。講義にアクティブに参加してくれたこれまでの多くの履修生に感謝します。また、本書の様々なアイディアは、多くの他領域の先生方とのこれまでの交流の中から生まれたものです。そういった先生方とのコラボレーションにも心よりお礼申し上げます。



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著者による解説


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