SMASH21 Summer Symposium
全体が調和したよりよい社会を築くための基盤技術として、多数のシステムが効果的に協調するための技術が必要です。高度な知能システムであっても、単体で実現できることには限度があります。複数の知能システムが適切に調和/協調できるようにするためには、挑戦的な技術課題を解決する必要があります。エージェント/マルチエージェントシステムはこのような課題解決に対する有用な技術基盤であり、基礎理論から社会シミュレーションに至るまで様々な研究領域が存在します。
このような魅力的な分野の研究交流の場として、ソフトウェア科学会「マルチエージェントと協調計算研究会」と情報処理学会「知能システム研究会」の協力により、2020年2月に記念すべき第1回目のSymposium on Multi Agent Systems for Harmonization 2020 (SMASH20)を沖縄県沖縄市にて開催しました。
その後、2研究会だけでなく、人工知能学会「データ指向構成マイニングとシミュレーション研究会」の協力を受け、第2回シンポジウム(SMASH20 Summer Symposium)、第3回シンポジウム(SMASH20 Winter Symposium)を開催しています。
今回、第4回シンポジウム(SMASH21 Summer Symposium)をオンラインにて開催します。各研究会幹事からなる実行委員会が発表を取りまとめて全体のプログラムを企画致しますので、是非この分野に興味をお持ちの皆さまのご参加をお待ち申し上げます。
共催
情報処理学会 知能システム研究会(IPSJ SIG-ICS)
マルチエージェントと協調計算研究会(JSSST MACC)
人工知能学会 データ指向構成マイニングとシミュレーション研究会(JSAI SIG-DOCMAS)
開催日時
2021年9月15日(水)
2021年9月16日(木)
開催方式
オンライン開催
表彰
最優秀賞と優秀賞は,座長・座長補佐らの投票結果に基づいて運営委員会にて審議の結果,決定しました.
奨励賞は,各セッションにおいて聴講者らの投票により最多獲得数が多い発表に授与しました.
最優秀賞(1件/23件)
不均一環境におけるマルチエージェント搬送問題のための効率的な経路・動作計画アルゴリズムの提案 [賞状]
山内 智貴、宮下 裕貴、菅原 俊治(早稲田大学)
優秀賞(2件/23件)
奨励賞(7件/23件)
不均一環境におけるマルチエージェント搬送問題のための効率的な経路・動作計画アルゴリズムの提案 [賞状]
山内 智貴、宮下 裕貴、菅原 俊治(早稲田大学)ファインチューニングを利用した少量音声からの韻律転送の試み [賞状]
徳島 大河、折原 良平、清 雄一、田原 康之、大須賀 昭彦(電気通信大学)マルチエージェントシミュレーションを用いた交通行動変容とCO2排出量の関係の分析 [賞状]
森 崇、服部 宏充(立命館大学)講義撮影のためのホワイトボードマーカによる拡張現実空間内講義資料への手書き機能の試作について [賞状]
伊東 佑真、菊地 真人、大囿 忠親(名古屋工業大学)Synapse: 文脈と時間経過に応じて推薦手法の選択を最適化するメタ推薦システム [賞状]
三宅 悠介(GMOペパボ株式会社/九州大学)、峯 恒憲(九州大学)深層学習による汎用性を考慮したピアノリダクションの自動生成 [賞状]
星 雄輝、折原 良平、清 雄一、田原 康之、大須賀 昭彦(電気通信大学)マルチエージェント搬送のための環境制約を緩めたPIBT手法の拡張 [賞状]
藤谷 雪北、山内 智貴、宮下 裕貴、菅原 俊治(早稲田大学)
プログラム
講演時間は20分(発表15分,質疑応答5分)です.
9月15日(水)午前10時30分~午後3時35分
Opening: 10:30--10:40
Session 1 (第204回知能システム研究発表会) : 10:40--12:00 (座長:櫻井 祐子(産業技術総合研究所),座長補佐:清 雄一(電気通信大学))
エージェントシステム試作プラットフォームMiLogの実行環境の多様性確保に関する一考察 --20年間の環境変化からみた考察--
福田 直樹(静岡大学)不均一環境におけるマルチエージェント搬送問題のための効率的な経路・動作計画アルゴリズムの提案
山内 智貴、宮下 裕貴、菅原 俊治(早稲田大学)サプライチェーンマネジメントのための価格調整と資金管理のエージェント戦略
小森 一輝、藤田 桂英(東京農工大学)An Improved Approach to Generation and Detection of Out-of-Domain Texts
WANG Bo、Tsunenori MINE (九州大学)
Lunch: 12:00--13:00
Session 2 (MACC研究会): 13:00--14:00 (座長:福田 直樹(静岡大学),座長補佐:峯 恒憲(九州大学))
多様な読み手にとっての個人化リーダビリティの統合
江原遥(東京学芸大学)ファインチューニングを利用した少量音声からの韻律転送の試み
徳島 大河、折原 良平、清 雄一、田原 康之、大須賀 昭彦(電気通信大学)エージェント間の距離がタスク達成に影響する環境下における報酬の制御
中田 瑛(名古屋工業大学)、森山 甲一(名古屋工業大学)、武藤 敦子(名古屋工業大学)、松井 藤五郎(中部大学)、犬塚 信博(名古屋工業大学)
Break: 14:00--14:15
Session 3 (第204回知能システム研究発表会): 14:15--15:35 (座長:峯 恒憲(九州大学),座長補佐:藤田 桂英(東京農工大学))
マルチエージェントシミュレーションを用いた交通行動変容とCO2排出量の関係の分析
森 崇、服部 宏充(立命館大学)都市開発シミュレーションゲームにおけるプレイヤーエージェントの設計
坂田 匠悟、福田 直樹(静岡大学)グリッド上の公害財配置問題におけるメカニズムデザイン
小副川 貢司、東藤 大樹、横尾 真(九州大学)講義撮影のためのホワイトボードマーカによる拡張現実空間内講義資料への手書き機能の試作について
伊東 佑真、菊地 真斗、大囿 忠親(名古屋工業大学)
9月16日(木)午前10時20分~午後3時40分
Session 4 (第204回知能システム研究発表会): 10:20--12:00 (座長:清 雄一(電気通信大学),座長補佐:松原 繁夫(大阪大学))
Synapse: 文脈と時間経過に応じて推薦手法の選択を最適化するメタ推薦システム
三宅 悠介(GMOペパボ株式会社/九州大学)、峯 恒憲(九州大学)データセット源としての国際会議の難易度の違いが抽出型論文タイトル生成に与える影響の分析
賀来 健人、菊地 真人、大囿 忠親(名古屋工業大学)Towards Personalized Autonomous Driving: Deep Reinforcement Learning from Human Feedback
凌 佳麗、李 家隆、鄭 顕志、本位田 真一(早稲田大学)介護者と被介護者のQOLを最適にする介護マッチング機構の試作
佐藤 匠(慶應義塾大学)、伊藤 徹(理化学研究所)、福田 直樹(静岡大学)、渡邉 博子(理化学研究所)、廣江 晃(こうほうえん)、東本幸子(気づきデータ解析研究所)、小川 貴代(理化学研究所)、神成 淳司(慶應義塾大学)、和田 智之(理化学研究所)ADSAT : 敵対者が存在するMaxSAT
菅原 知也、越村 三幸、横尾 真(九州大学)
Lunch: 12:00--13:00
Session 5 (MACC研究会): 13:00--14:00 (座長:東藤 大樹(九州大学),座長補佐:福田 直樹(静岡大学))
深層学習による汎用性を考慮したピアノリダクションの自動生成
星 雄輝、折原 良平、清 雄一、田原 康之、大須賀 昭彦(電気通信大学)Supply Chain Management League OneShot Gameにおける取引データを考慮した自動交渉戦略
清水 拓夢、藤田 桂英(東京農工大学)マルチエージェント都市シミュレーションのための移動手段の選択機構を持つエージェントの実装
加藤 新、服部 宏充(立命館大学)
Session 6 (第204回知能システム研究発表会): 14:15--15:35 (座長:服部 宏充(立命館大学),藤田 桂英(東京農工大学))
メタAR空間構築のための汎用タブレット端末で実行可能な3次元点群差分検出手法について
安江 洸希、菊地 真人、大囿 忠親(名古屋工業大学)カードゲームにおけるエキサイティングなシャッフル機構の試作
鈴木 稜太朗、福田 直樹(静岡大学)木構造ソーシャルネットワークモデルにおける戦略的操作不可能な部屋配分のメカニズムの設計
尤 博、東藤 大樹、横尾 真(九州大学)マルチエージェント搬送のための環境制約を緩めたPIBT手法の拡張
藤谷 雪北、山内 智貴、宮下 裕貴、菅原 俊治(早稲田大学)
Closing: 15:35--15:40
聴講参加登録
聴講参加申し込みサイト:情報処理学会マイページ
参加を希望される方は,情報処理学会マイページから参加申込をお願いいたします(9/8頃開催予定です。当日でも申込可能です) .非会員の方もマイページを開設してお申し込みください.参加申込をしていただくと,ミーティング会場のURL情報や研究報告のダウンロード方法を記載したメールをお送りします.参加費無料の研究会登録会員/ジュニア会員も,URLの取得と参加者数の把握のため,マイページより参加申込をしてくださいますようお願いいたします.
全ての発表者と聴講者の皆様に参加費が発生します。情報処理学会のマイページより参加登録をお願いします。
聴講のみの参加も歓迎いたします。
参加費
情報処理学会の規定に準じてお支払いいただきます。
発表テーマ
「マルチエージェントシステム」および一般
著者が他の研究会などで既に発表した論文に類似した内容であっても、本テーマに合致する内容であれば発表を歓迎します。
発表申込み
本シンポジウムはICSセッションとMACCセッションの2つのセッションで構成され、講演希望者は原稿投稿有りと無し(アブストラクト投稿のみ)をお選びいただきます。
優秀賞、学生奨励賞などを選出いたします。原稿投稿の有無及びセッションに関係なく、全ての発表が受賞対象です。
原稿投稿の有無にかかわらず、原稿投稿の有無及びセッションに関係なく、全ての発表が受賞対象です。
【原稿投稿有りの場合】
原稿は、日本語または英語にて、2ページ~8ページで作成ください。
原稿締切りを延期することはできませんのでご注意ください。
発表申込スケジュール
発表申込〆切:2021年8月10日(火)
原稿提出〆切:2021年8月24日(火)
発表申込
発表申込〆切日までにお願いします。
第204回知能システム研究発表会での発表となります。
※この発表会の原稿は情報処理学会ICS研究会の研究報告として情報学広場(https://www.ipsj.or.jp/e-library/digital_library.html)へ掲載となります。著作権は、情報処理学会に最終原稿が投稿された時点から原則として情報処理学会へ帰属します。研究発表会に投稿される方は、この規程(https://www.ipsj.or.jp/copyright/ronbun/copyright.html)に従うことに同意したものと見なしますのでご了承ください。
【原稿投稿無し(アブストラクト投稿のみ)の場合】
発表題目,著者,発表者,発表概要を事前に登録してください。
発表申込〆切:2021年9月3日(金)
発表申込
発表申込〆切日までにお願いします。
下記の情報をSMASH21事務局まで送付してください。
発表題目
著者リスト
発表者
連絡先氏名,メールアドレス
(学生の場合は指導教官の氏名とメールアドレスもお願いします)発表概要(200文字程度)
送付先:SMASH21事務局
E-mail: smash21 AT googlegroups.com (AT を @ に置換してください)
組織
実行委員長
大囿 忠親 (名古屋工業大学)
副実行委員長
清 雄一 (電気通信大学)
服部 宏充(立命館大学)
実行委員
櫻井 祐子 (産業技術総合研究所)
照会先
SMASH21事務局
E-mail: smash21 AT googlegroups.com (AT を @ に置換してください)