植物多様性研究の礎となる分類
19世紀以降、シーボルトや牧野富太郎といった分類学者の尽力により、日本の植物相の大部分が明らかになりました。しかし、調査が行き届かない地域や特殊な環境には、いまだ世に知られていない植物が存在します。形態情報だけでは種の実態を正確に把握するのが難しい植物もあります。
私たちは、日本の植物相のさらなる解明を目指し、形態・生態・DNA情報を統合したアプローチで分類研究に取り組んでいます。このページではこれまでに私たちが記載した新種の植物について、その特徴と記載に至るまでのストーリーをまとめました。写真や種名をクリックして各種の紹介をご覧ください。
Gamblea innovans f. simplicifolia
ヒトツバタカノツメ
Hemerocallis middendorfii var. esculenta f. luteola
ウスギゼンテイカ
Carex ×doroyuensis & C. ×thermalis
ナガエヤマタヌキラン・ユモトアゼスゲ