2 点字で読む
点字が読めるようになるためには、早い時期からの専門的な訓練が必要です。全盲のお子さんの場合には、盲学校の小学部入学前から基本的な訓練を始め、小学部1年生のうちに点字で五十音をほぼ読めるようになります。弱視の子で途中から点字に切り替えた場合でも、学齢児段階であれば実用的な速度で点字を読めるようになることは可能です。
中途視覚障害の成人の方も点字を学ぶことは可能ですが、子どものような指感覚の柔軟性に欠けるため、実用的な速さで読めるようになるのはかなり難しいことです。このため、読書は音声で聴く方法による場合が多いでしょう。