子どもは様々な刺激を受けて発達しますが、見えにくさがあると、そのうちの視覚的な刺激の多くが届かない状況になります。このため物を見て興味を持つことや、手を伸ばして触れたり、ものに向かって移動したりする機会が減り、発達のためのチャンスの多くを失ってしまいます。
十分に受け取ることのできない視覚刺激は、何らかの方法で補うことが必要です。見えにくければ、少しでも見えやすくするように工夫します。見えなければ、代わりの方法を考えます。見えにくさがありながら日々成長するお子さんにどのような日常的な工夫をすれば良いか、保護者には視覚障害の知識や経験を踏まえた専門的なアドバイスや支援が必要です。
見えない・見えにくい子の子育てについて専門的な支援ができる施設は、静岡県内では特別支援学校の『超早期教室』です。沼津視覚特別支援学校・静岡視覚特別支援学校・浜松視覚特別支援学校には、それぞれ『乳幼児発達支援指導員』がおり、視覚障害のあるお子さんの子育てについて保護者の方の不安に寄り添い、専門的な立場からのお手伝いができます。
支援開始は早いほどよく、0歳からの来校も可能です。
超早期教室は、見えにくさのあるお子さんと保護者が来校し、1時間から2時間ほどを過ごします。お子さんには楽しく遊んでもらいながら、スタッフは保護者の方と次のようなことを一緒に考えます。来校頻度はお子さんに応じ、月に一度・数ヶ月に一度など様々です。
超早期教室に興味のある方は、沼津・静岡・浜松の各視覚特別支援学校の教育相談担当者に連絡してください。超早期教室は無料です。
沼津視覚特別支援学校
電話 055-921-2099
静岡視覚特別支援学校
電話 054-283-7300
浜松視覚特別支援学校
電話 053-436-1261