せいざん塾は今年で創設52年!ありがとうございます!
当塾は黒板授業の塾として1973年に岩槻区(旧岩槻市)の愛宕町 でスタートしました。(※黒板授業とは、学校の授業と同様、先生の黒板を使った授業を受ける形式の総称。)
平屋で机も椅子も手作りというアナログな所からスタートしました。
~開塾当初(愛宕町。左上に塾の看板が見えます)~
当時の前塾長です。
(昭和感が溢れる写真ですね~(笑))
当時は生徒の誕生日ごとにケーキを毎回用意してプチ誕生日会を開催するなど、アットホームな雰囲気を大切にしつつ、授業で使用する教材の※ガリ版制作に情熱を注いでいました。様々な生徒と学習指導を通して多くの苦楽を共にし、今となっては、それも良い思い出となりました。
※正式には『謄写版』。鉄筆とロウ塗りの特殊紙を用いて印刷する方法
(「ガリ版」という言葉がわかる人は、 昭和人!ですよね!?(笑))
~日の出教室へ移転(1978年)~
~新品の手作りの看板(現在も日の出本部事務所に掲示中)~
しかし、少しずつ黒板を使った授業に限界を感じるようになりました。
「黒板授業では、さまざまな学力の子どもたちに対応した学習指導はできない。一人一人に合った学習指導を提供できないか」と新たな学習塾の理想を追い求め、1人1台のコンピュータ導入など、試行錯誤の末、黒板は使用しませんが、集団授業の長所を取り入れた【自立学習式・集団個別授業】に辿り着きました。
当塾の願いは、
“卒業後も先生依存ではなく、自ら学んでいける生徒を育てたい。”です。
そのためには、一方的に教え込むのではなく、自ら学ぶ楽しさ、解ける喜びを感じとれる自立学習式の授業、先生は黒子に徹しそれをサポートする、
【生徒が主人公の授業】が当塾の理想です。
今や個別指導という名の塾が乱立していますが、当時は黒板授業が主流の時代で、“個別授業は黒板授業に対応できない子が通う塾”というレッテルまで張られたりもしました。しかし今では、大手塾まで完全個別指導と謳うまでに時代は変わりました。
当時は個別授業塾は周りに存在しませんでしたが、1人1台のコンピュータを導入し、個別指導の先駆けとしてNHKの取材を受けるなど、時代を先取り、独自に理想を追い求めてきました。
~音声に合わせて画面も動くヤルキーという個別学習専用コンピュータ(左)、
個々に合わせた教材プリントを印刷するキーズという学習機(右)~
~上記の学習機を使った教室風景(1997年頃)~
~上記の学習機を使った教室風景(1997年頃)~
現在も、どこの塾よりも先にタブレットの個別学習での可能性に着目し、“自立学習をサポートする補助教材”として、全教室1人1台配置しています。
※タブレットメインで学習するのではなく、個別学習の補助として使用。
以前のコンピュータ学習(CAI)と異なり、端末が場所を取らずデータ量も膨大。
(コンピュータに指導されるのではなく、自ら学べる学習が期待できる。)
~タブレットを併用した現在の授業の様子~
岩槻区も現在はフランチャイズ塾や大手塾がほとんどで個人塾は本当に減りました。当塾には親子の二世代での通塾者も多い老舗塾となりました。
長く塾を続けてこられたのは【理想授業へのこだわり】と【教材開発まで行う】という特長があったからかもしれません。
(当塾の代名詞でもある『英単語のつづりの学習』も独自開発教材。)
『塾の特長は?』というご質問には、
1番は【日々の通常授業】と即答致します。
「一般的な個別指導塾はこうしているから、当塾もそうしている」という事は1つもありません。例えば、多くの個別指導塾では一人一人を隔離する“壁や仕切り”を設置していますが、“他者へ思いやりも学ぶ必要がある“と、あえて設置していません。
また、指導員が担当生徒に目が行き届き、教わる生徒と教える先生の両方の視点からみた指導されるベストの机の配置、学習する活気のある雰囲気を作り出すBGMなど、経験から生まれた独自のアイデアが【日々の通常授業】に詰まっています。
ぜひ無料体験学習で『静かでも活気がある・自分で理解して学習を進める楽しさ・周りの人も頑張っているから、自分も頑張ろうというやる気を掻き立てる雰囲気』を感じ取って欲しいと思います。
2番目の特長は【独自の教材とシステム】です。
全生徒が個別学習専用のプリント教材を タブレットを併用して学習を進めます。
タブレットでヒントやアドバイスを自ら調べられる形をとり、先生は質問対応と同時に学び方もサポートします。
また高校入試・北辰テストの過去問(5科目)のオリジナル解説があるため「志望校が異なる複数の生徒の過去問取り組みが個別授業形式で可能(公立から私立まで対応)」という、他塾ではなかなかできない特長もあります。ヒントや周辺知識を掲載し、理社などは過去問で3年間の復習が可能です。
今後も学習資料の蓄積と分類を進めていきます。これが進めば、もっと面白い学習形態も可能だと考えています。