ヒューマンインタフェース

人間とコンピュータとのインタフェースを開発

中高生を対象としたニューラルネットワークの学習教材の開発

近年AI技術の進展は著しく、深層強化学習は自動運転やロボット制御などへの利用が進められている。日本の文部科学省及び経済産業省は「数理・データサイエンス・AI」を理解し、活用できる人材を必要としている。しかし、AIの構造を学習するための既存の教材は数学的知識やプログラミング能力を必要とするものが多く、難解なものが多い。そこで本研究では、AIの基本となるニューラルネットワークに着目し、動画教材と簡単なタッチ操作で中学生、高校生のような初学者でも楽しくニューラルネットワークの処理の流れを理解できる教材を開発している。

自治体と連携したネットパトロールシステムの開発

近年、インターネットの普及に伴い、その匿名性や情報発信の容易さから、個人に対する誹謗中傷、名誉やプライバシーの侵害、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動、特定の地域を同和地区であると指摘するような、人権に関わる様々な投稿や問題がWebの世界で発生している。当研究室では、これまでSNSや動画共有サイトに対応する人権侵害ネットパトロールシステムを開発し、長年に渡りモニタリングを行ってきた。Webへの投稿形態は日々変化するため、これからもその変化へ対応し、人権に関する問題が発生する地域の自治体職員とも連携を取りやすいネットパトロールシステムの開発を行っている。