タイピング記録表

タイピングはコンピュータの基本操作です。

GIGAスクール構想で整備された端末の仕様には、「タブレッド型コンピュータ等の場合、原則としてハードウェアのキーボードを有すること、又は接続可能であること」と示されていほどで、文部科学省もタイピングの技能育成を重要視していることがわかります。


情報の授業で文書作成やスライド作成、その他プログラミング等の実習を行うと、必ずといっていいほど、生徒のタイピングの習得度合いによって進度に大きな差が出てしまいます。

あまりにも進度に差が出てしまうと、実習後の授業の進行に影響が出てしまうため、毎授業の導入部分にタイピング練習を行っています。


しかし、タイピング練習は単純で退屈です。また、練習を地道に何度も繰り返し行わなければ、なかなか効果が目に見えてあらわれません。。。

そこで、タイピングの記録を視覚的にその都度振り返ることができるタイピング記録表を作成しました。

本教材は、エクセルを使ったタイピングのデジタル記録表です。


任意のタイピングソフト(数値の記録が表示されるものであればなんでもよいです)を使って、練習し、記録をこの記録表に入力すると、記録が折れ線グラフで示されます。

また、これまでの記録で最も良い記録(最大値)を示すセルがあり、入力された数値がこれまでよりも大きければ自動で更新されます。

その他、特徴的なのが、最大値が更新された際には効果音(ゲームのレベルアップ音)が流れるようになっているところです。


 ただタイピングして結果の数値を表にするだけでなく、グラフにすることによって、自身の記録の上がり

下がりが視覚的に把握でき、振り返りやすくなっています。また、最大値が更新されればレベルアップ音が流

れるという仕組みにしてゲーム性を高め、自分の記録を上げたいという意欲を高めることをねらいにしてい

ます。

 本教材を作成するにあたっては、セルに関数を入れて処理することはせずに、プログラム(VBA)を組み

、裏側で処理を行うようにしています。こうすることで、生徒が誤って関数を消してしまうといったトラブルが起こりません。

下記のリンクからダウンロードできます。※二次配布は禁止です。

タイピング記録表のダウンロード

動作環境

OS:Windows8.1、Windows10、Windows11

開発言語:VBA(Visual Basic for Application)

動作に必要なソフトウェア:Excel2010以降(Mac版は不可)

セットアップ・起動方法

 セットアップ:圧縮(zip)フォルダを任意の場所で展開する。

 起動方法:フォルダ内にあるタイピング記録表.xlsmをダブルクリックして開く。

     (※編集の有効化、コンテンツの有効化が求められた場合は、許可する。)


※レベルアップ音.mp3はタイピング記録表.xlsmと同じ階層(フォルダ内)にあれば再生される。

また、効果音を変更したいは任意のmp3ファイルの名前をレベルアップ音にし、タイピング記録表.xlsmと同じ階層(フォルダ内)に置けばよい。

操作方法

① 氏名のセルに自分の名前を入力する。(このセルのみキーボードから入力可。初回のみ)

② タイピングを終えたら、【記録をつける】ボタンをクリックする。

③ 表示されたウィンドウで、その日の記録(数値)を入力し、【記録する】ボタンをクリックする。

 →回数と日付、数値が表に入力され、グラフにも反映される。

これまでの記録よりも数値が上がった場合、最大値の数値が更新され、レベルアップ音が流れる。

 ※ 入力を間違えてしまった場合は、【記録を消す】ボタンをクリックする。

  表示されたウィンドウで、【はい】ボタンをクリックすると、直近の記録が1つ削除される。